郷土博物館では、リニューアル開館記念イベントとして、企画展「野鳥とともに」を下記の日程で行ないます。入館は無料です。多くの皆さんのお越しをお待ちしております。
記
1 日 時 令和7年2月1日(土)~3月2日(日) 午前9時~午後5時
休館日 月曜日、祝日の翌日
2 会 場 箕輪町郷土博物館 美術展示室
3 主 旨 箕輪町を中心に野鳥を観察されてこられた故星野和美さん(日本野鳥の会 伊那谷支部顧 問)が書き残された野鳥の記録をもとに箕輪で見られる野鳥を紹介するとともに、長年行ってきた探鳥会のデータをまとめ、箕輪の野鳥の変遷などを紹介します。
4 展示構成 1 星野先生の紹介
遺品(双眼鏡、眼鏡、カメラ、スコープ等)及び写真の展示
2 箕輪の野鳥
星野先生の記録をもとに剥製及び写真で箕輪の野鳥を紹介します
3 探鳥会野鳥データ
野鳥データ表、探鳥会の写真、「野鳥之観察」、まとめ
5 関連行事 企画展 展示解説
日時:2月15日(土) 午前10時~、午後2時~
会場:箕輪町郷土博物館
内容:学芸員による企画展展示解説
6 刊行物 冊子(『野鳥とともに』)300円で販売します
平山和子(1934~2022年)は、多くの人が手にしたことがあるロングセラー絵本『くだもの』を始めとし、多くの幼児向け絵本を描いてきました。その美しく誠実さを感じるタッチの作品の中から、現在も子どもたちに愛されている下記の5タイトルの絵本原画すべてを展示いたします。 貴重な原画からはどれも、果物や野菜、植物などに対しての真摯なまなざしと、子どもたちへの愛情を感じることができます。親子のコミュニケーション(心の通い合い)がスムーズにできやすい絵本として「子どもがはじめて出会う絵本」とブックスタート事業など様々な場面で推奨されてきた作品の魅力を、原画を通してより触れて頂ければ幸いです。
また、平山和子は、やはり多くの絵本の出版に関わってきた夫・平山英三と共に1987年に長野県黒姫に移住し、その自然の美しさを見てほしいと「落ち葉美術館」と題して2004年~2015年の間に計17回の作品展を開いていました。今回の展示では、「落ち葉美術館」の写真や資料、絵本『おにぎり』のためのスケッチを通して、夫婦が二人三脚で絵本づくりをした活動の様子もご覧頂けます。
【展示作品】
『たんぽぽ』『くだもの』『いちご』『やさい』 平山和子/作・絵
『おにぎり』平山英三/文 平山和子/絵
(以上、すべて 福音館書店刊)各、原画全点
他、「落ち葉美術館」資料、『おにぎり』スケッチなど
絵本美術館&コテージ 森のおうち
開館時間●9:30~17:00 ※12~2月は16:30閉館(最終入館は閉館30分前まで、変更日・館HP参照)
休館日●木曜 ※、2月のみ水・木曜日 (祝日振り替え有り)
入館料●大人900円 小・中学生500円 3歳以上250円 3歳未満無料
〒399-8301 長野県安曇野市穂高有明2215-9
TEL0263-83-5670、FAX0263-83-5885
2025年は昭和100年!
伊那市創造館では、昭和の街を彩ったレトロなホーロー看板を展示する企画展を開催しています。
石川県穴水町出身の広告ディレクター伊藤雅克(いとうまさかつ)氏(1972-2019)が、高校時代から30年間をかけて収集した貴重なホーロー看板400点以上を展示し、昭和の広告史と産業史を振り返ります。
場所 2階企画展示室
会期 令和6年12月7日(土)~令和7年5月26日(月)
時間 午前10時~午後5時 (最終入場は4時45分)
※会期中の休館日は、毎週火曜、祝日の翌日(2月12日・3月21日)。
GW中は火曜日以外開館します。詳しくはお問い合わせください。
イラスト 米林宏昌
※入場は無料ですが、会場では伊藤氏の故郷、能登半島のための地震災害義援金を受け付けます。
森将軍塚古墳クラフト展2025 2月
科野の里歴史公園は、学びのための「史跡公園」としてつくられております。
単にクラフト展としての開催ではなく、クラフト作家と公園来場者が交流する
ことを通じて「学びの場」として機能するように努めてまいります。
会 場 森将軍塚古墳館ロビー
科野の里歴史公園芝生広場(森将軍塚古墳館前)
開催日 2025年2月2日(日)
時 間 9:00~15:00
主 催 森将軍塚古墳クラフト展実行委員会
『諏訪史』は諏訪地域6市町村の歴史をまとめた書籍です。その記念すべき「第一巻」は100年前の大正13年(1924)12月に発行されました。
「第一巻」は縄文時代から古墳時代の考古学分野を対象として、図や写真も使いながら、諏訪市を含む郡内全体の歴史を、専門的でありながら端的に記した書籍です。当時としては最高水準の地域史・郷土史の専門書でした。
諏訪市博物館では『諏訪史』に関連する資料などを所蔵しており、「第一巻」関連では、田実文朗(現 片倉館考古資料)、両角守一、瀧沢益作(現 藤森栄一考古資料)が収集・調査した遺物が収蔵されています。また、『諏訪史』に掲載された写真についても、その原板(ガラス乾板)の多くを所蔵しています。鮮明な画像からは大正時代頃のさまざまな情報を読み取ることができます。
本展では「第一巻」に掲載された資料を中心に紹介します。また、諏訪地域の各博物館との連携展示として、当館では古墳時代に関する資料の展示を行います。
諏訪市博物館WEBサイト https://suwacitymuseum.jp/event/special/11.html
八ヶ岳美術館では、令和7(2025)年2月1日(土)~3月23日(日)まで、諏訪郡下7館合同企画「『諏訪史』第一巻刊行100周年記念展:縄文時代観と原始芸術」展(コーナー展示)を開催致します。
『諏訪史』は「郡史」とも呼ばれる、諏訪地域6市町村の歴史をまとめた書籍です。その記念すべき「第一巻」は100年前の大正13(1924)年12月に発行されました(第五巻は昭和61年に刊行)
「第一巻」は縄文時代から古墳時代の考古学分野を対象として図や写真も使いながら、原村を含む郡内全体の歴史を、専門的でありながら端的に記した書籍です。当時としては最高水準の専門書でした。八ヶ岳美術館にはこの著作に寄与した考古学者 両角守一の日記・写真アルバム・書簡・油彩などの美術資料が所蔵されています。
本展ではコーナー1「縄文時代観:土偶と人体装飾文」(原村文化財係・諏訪考古学研究会共同企画展)として『諏訪史第一巻』に掲載された土偶や人体文の装飾把手、原村の恩膳遺跡からの出土遺物、コーナー2「原始芸術観と考古学(八ヶ岳美術館コーナー展示)」として両角守一が鳥居龍蔵と芸術論を交わしたことで『諏訪史』第一巻に作品掲載されたオシップ・ザッキンや岡本太郎を中心に芸術と考古学について特集します。
展覧会名称:諏訪郡下7館合同企画・『諏訪史』第一巻刊行100周年記念「縄文時代観と原始芸術」展
(コーナー展示)
会 期:令和7(2025)年2月1日(土)~3月23日(日)
※ほか7館の展示は3月末まで開催など(詳細は各館へ)
主 催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会
協 賛:スワテック建設株式会社、諏訪信用金庫、株式会社イツミ、たてしな自由農園
入 館 料:高校生以上510円(460円)、小中学生250円(200円)
※()内は20名以上の団体料金。諏訪6市町村内の小中学生は学生証や
図書カードなどの提示により無料で入館できます。
絵師でありデザイナーでもあった葛飾北斎の作品は、多くのものに影響を与えながら時を超えて現代でも生き生きと輝いています。
本展覧会では、『新形小紋帳』や『今様櫛キセル雛形』などの北斎が手がけた江戸時代のデザイン集と合わせ、北斎作品の絵柄が織られた西陣織の帯や、伝統的な染めの技法で表現された北斎デザインの反物や着物なども紹介します。
京都の西陣織あさぎ美術館、小紋屋高田勝、亀田富染工場、東京の久米繊維工業、そして宮城県気仙沼の気仙沼ニッティングの協力を得て、各工房の職人たちが丹精込めて作り上げた北斎をテーマにした作品と、彼らのものづくりへの思い、そして北斎作品の今後の展望と可能性に視点を当てた展覧会です。
八ヶ岳美術館では、令和6(2024)年12月14日(土)~令和7(2025)年3月23日(日)まで、企画展「大石遺跡:縄文中期初頭 環状集落の黎明」を開催致します。
本展は、中部高地における縄文中期―その繁栄の先駆けとなった初期の重要な大規模環状集落である原村の大石遺跡についてご紹介する初の大規模な企画展となります。
大石遺跡は、中央自動車道西宮線が縦断する中央道建設に伴い1975(昭和50)年から翌年にかけて長野県教育委員会の緊急発掘調査が進められるなかで発掘され、土壙群を中心として円形のかたちに広がる環状集落であり、5500年前・縄文中期のムラとしては大規模なものであったことが判明しました。そこから植物栽培の痕跡である12点の炭化種実塊が発見され、農耕がないといわれてきたそれまでの縄文時代観を覆す発見とその豊かな縄文文化を示す土器に注目が集まりました。平成30(2018)年には、ユニークな特徴を持つ7点の土器が「信州の特色ある縄文土器」として長野県宝に指定されています。
このたびは大石遺跡の出土品のなかから 1.有孔鍔付土器や浅鉢など多様な形態の土器 2.深鉢類を中心に顔や動物などの装飾をもつ土器や土偶 3.炭化種実塊、そのほか黒曜石、石器、考古資料を展示いたします。この機会にぜひご覧ください。中部高地の縄文中期、その繁栄の先駆けとなった初期の重要な大規模環状集落である大石遺跡のムラについて紹介いたします。ぜひともご高覧いただけますよう、宜しくお願い申し上げます。
展覧会名称:「大石遺跡:縄文中期初頭 環状集落の黎明」
会 期:令和6(2024)年12月14日(土)~令和7(2025)年3月23日(日)
年末年始休館(12月29日から1月3日)
主 催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会
協 賛:スワテック建設株式会社、諏訪信用金庫、株式会社イツミ、たてしな自由農園
入 館 料:高校生以上510円(460円)、小中学生250円(200円)
※()内は20名以上の団体料金。諏訪6市町村内の小中学生は学生証や
図書カードなどの提示により無料で入館できます。
【関連イベント】
■講演会
1.講演会「縄文中期の環状集落と原村・大石遺跡」講師:小松隆史(井戸尻考古館館長)
日時:12月15日(日)13:30~15:00
2.講演会「縄文中期初頭の諏訪における原村・大石遺跡の位置」
講師:佐々木潤(原村教育委員会 文化財係長)
日時:2月15日(土)13:30~15:00
3.講演会 「遺伝子解析からここまでわかった縄文人のルーツ」
講師:太田博樹(東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻教授)
日時:3月1日(土)13:30~15:00
4.講演会「縄文中期農耕論と原村・大石遺跡」
講師:会田進(八ヶ岳JOMON楽会会長/元長野県考古学会会長)
日時:3月8日(土)13:30~15:00
※講演会は各回とも会 場:八ヶ岳美術館企画展示室 参加無料/要予約
■原村埋蔵文化財収蔵庫 見学ツアー 講師:佐々木潤(原村教育委員会 文化財係長)
日時:12月21日(土)10:00~11:30
集合場所:原村埋蔵文化財収蔵庫前(定員15名 参加無料/要予約)
■こどもクラフト教室
1. ベンガラのえのぐをつくって石に描こう・ペーパーウェイト
日 時:12月27日(金)13:00~14:30
2. 木の枝でつくろう・大石の縄文人が住んだちいさな竪穴住居
日 時:1月19(日)10:30~12:00
3. ロー石を磨こう・石棒ミニチュアづくり
日 時:2月9日(日)10:00~12:00
4. そっくりにつくろう・粘土でつくるミニ土偶・顔面装飾つき深鉢
日 時:2月23日(日)13:00~14:30
※各回とも会 場:八ヶ岳美術館企画展示室
すべて参加無料/入館料別途、要予約(定員各回5名)
令和6年(2024年)は、松代出身の儒学者・佐久間象山(1811~1864)没後160年の節目の年にあたります。象山は、中国文化にたいする深い教養を持つ「文人」としても一流で、とりわけその書は生前より高い評価を受けていました。
象山と書との出会い幼少のころに始まります。父・国善は松代藩の側右筆を務め、その後表右筆組頭へ出世しています。幼少期より能筆家であった父から書を習った経験が象山の基盤となったことでしょう。加えて、若くして中国東晋の王羲之を手本に学び、さらに30代後半には唐代の顔真卿の「争座位帖」(拓本)を入手したのを契機に、その作品は顔真卿の強い影響を感じさせる厳格で力強い書風へと変化しました。一方、象山を支えた八田家、関家など地元の有力者など交流のあった人たちに宛てた書簡も数多く残されています。
本展では多方面に活躍した象山の業績のうち、地元に残された書と文人画に加えて、書簡とそこに記された実物資料を合わせて紹介します。これによって、書法を厳格に追究した幕末の文人としての側面と、日常を生きた人間としての象山を身近に感じていただければと思います。
「力士雷電の碑拓本」(当館蔵)
箕輪町郷土博物館は、令和5年度から耐震補強工事等のため休館していましたが、令和6年9月28日(土)に下記の通りリニューアル開館します!入館料も無料になり、今後、開館記念イベントも予定しておりますので、多くの皆様のお越しをお待ちしております。
記
日時:令和6年9月28日(土)
9時~オープニングセレモニー、内覧会 ※関係者のみ
(テープカット、古田人形芝居保存会による三番叟の奉納等)
10時~17時 一般開館(もみじちゃんがお出迎え)
場所:箕輪町郷土博物館
入館料:無料
【今後の開館イベント】
〇記念展示「風神雷神図屏風・夏秋草図屏風(高精緻複製品)」の展示
10月5日(土)~10月14日(月・祝)
〇東京国立博物館・文化財活用センター職員による「夏秋草図屏風」の解説
10月12日(土)定員20名
〇記念講座「県立歴史館出前講座in箕輪町郷土博物館」
10月26日(土)
〇記念講演会 東海大学文学部教授 北條芳隆氏(箕輪町出身)による講演会
11月16日(土)
〇記念企画展
令和7年2月1日(土)~3月2日(日)
※詳細はその都度紹介します
■展覧会内容
長野県諏訪市の北澤美術館では、エミール・ガレ没後120年を記念した特別展を開催いたします。
19世紀末から20世紀のはじめにかけてヨーロッパに広まった「アール・ヌーヴォー」、ガラス工芸の分野でこの運動を牽引したのが、フランス北東部の都市ナンシーに生まれたエミール・ガレ(1846-1904)です。ガラス・陶芸・木工家具、三つの分野で活躍した彼は、草花や昆虫など自然の形を活かした斬新なデザインと詩的な表現が高く評価され、パリ万国博覧会のグランプリを受賞しました。
2024年はガレの没後120年目に当たります。
ガレがまだあまり知られていなかったおよそ40年前、その魅力にひかれ、「小さくても個性の光る美術館」を目指して収集をはじめたのが、北澤美術館の創立者北澤利男(1917-1997)でした。「美しいものを美しいと感じる素直なこころ」をモットーに、ジャポニスムの影響を受けた初期の作品から、パリ万国博覧会出品作、ひとよ茸ランプをはじめとする黄金期の大作を含む、世界でも稀にみる充実したコレクションが誕生しました。
没後120年を記念するこの展覧会では、普段展示される機会の少ない秘蔵の名作を含め、所蔵品を選りすぐり展示いたします。ガレと人気を競ったドーム兄弟の彩りあふれる作品と共に、ガラス芸術の世界をお楽しみください。
■開催情報
会期:2024年3月16日(土)~2025年3月11日(火)
開館時間:9時~18時(4月~9月)、 9時~17時(10月~3月)
※最終入館は閉館時間の30分前まで
年中無休 ※10月1日(火)、12月31日(火)、1月1日(水)は休館
入館料:大人1000円/中学生500円/小学生以下無料
団体(8名以上)各入館料より100円引
■会場
北澤美術館
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
0266-58-6000
https://kitazawa-museum.or.jp
==================================
【関連イベント】
■記念講演会『北澤コレクションの生成』
講師:池田まゆみ(北澤美術館 主席学芸員)
日時:2024年5月11日(土)14時~15時
参加費:無料(要入館料)
■トークショー『安田泰三(ガラス作家)トークショー』
手吹きガラスの名手・安田泰三さんをお招きし、作り手から見たガレの魅力を語っていただきます。
出演:安田泰三氏(ガラス作家)
聞き手:池田まゆみ(北澤美術館 主席学芸員)
日時:2024年9月21日(土)13時~14時
参加費:無料(要入館料)
■ ワークショップ『ポーセラーツ体験』
草花などの転写紙を磁器に貼り、カップ、プレート、小物入れを作ります。
講師:唐木みさ子氏(ポーセラーツインストラクター、「アトリエ花あみ」主宰)
日時:2024年7月28日(日)、8月24日(土)、9月22日 (日)
各日 ①10:30~ ②13:00~ ③15:00~(所要時間60~90分)
受付人数:各回4~6名(予約優先・空席があれば当日受付可)
体験料:マグカップ1,700円、プレート2,200円、小物入れ2,800円(税込/別途、要入館料)
WS終了後、講師が焼付けを行い10日後に発送(送料別途650円)、または館での受け取り
●ワークショップ事前予約割引:
入館料を大人800円、中学生400円に割引します。(通常大人1,000円、中学生500円/当日入館時のWS申し込みは、通常入館料金)
■ エミール・ガレ120年忌
ガレ没後120年忌の2024年9月23日(月・振替休日):ご来館者にプレゼントを差し上げます。
郷土博物館では、リニューアル開館記念イベントとして、企画展「野鳥とともに」を下記の日程で行ないます。入館は無料です。多くの皆さんのお越しをお待ちしております。
記
1 日 時 令和7年2月1日(土)~3月2日(日) 午前9時~午後5時
休館日 月曜日、祝日の翌日
2 会 場 箕輪町郷土博物館 美術展示室
3 主 旨 箕輪町を中心に野鳥を観察されてこられた故星野和美さん(日本野鳥の会 伊那谷支部顧 問)が書き残された野鳥の記録をもとに箕輪で見られる野鳥を紹介するとともに、長年行ってきた探鳥会のデータをまとめ、箕輪の野鳥の変遷などを紹介します。
4 展示構成 1 星野先生の紹介
遺品(双眼鏡、眼鏡、カメラ、スコープ等)及び写真の展示
2 箕輪の野鳥
星野先生の記録をもとに剥製及び写真で箕輪の野鳥を紹介します
3 探鳥会野鳥データ
野鳥データ表、探鳥会の写真、「野鳥之観察」、まとめ
5 関連行事 企画展 展示解説
日時:2月15日(土) 午前10時~、午後2時~
会場:箕輪町郷土博物館
内容:学芸員による企画展展示解説
6 刊行物 冊子(『野鳥とともに』)300円で販売します
平山和子(1934~2022年)は、多くの人が手にしたことがあるロングセラー絵本『くだもの』を始めとし、多くの幼児向け絵本を描いてきました。その美しく誠実さを感じるタッチの作品の中から、現在も子どもたちに愛されている下記の5タイトルの絵本原画すべてを展示いたします。 貴重な原画からはどれも、果物や野菜、植物などに対しての真摯なまなざしと、子どもたちへの愛情を感じることができます。親子のコミュニケーション(心の通い合い)がスムーズにできやすい絵本として「子どもがはじめて出会う絵本」とブックスタート事業など様々な場面で推奨されてきた作品の魅力を、原画を通してより触れて頂ければ幸いです。
また、平山和子は、やはり多くの絵本の出版に関わってきた夫・平山英三と共に1987年に長野県黒姫に移住し、その自然の美しさを見てほしいと「落ち葉美術館」と題して2004年~2015年の間に計17回の作品展を開いていました。今回の展示では、「落ち葉美術館」の写真や資料、絵本『おにぎり』のためのスケッチを通して、夫婦が二人三脚で絵本づくりをした活動の様子もご覧頂けます。
【展示作品】
『たんぽぽ』『くだもの』『いちご』『やさい』 平山和子/作・絵
『おにぎり』平山英三/文 平山和子/絵
(以上、すべて 福音館書店刊)各、原画全点
他、「落ち葉美術館」資料、『おにぎり』スケッチなど
絵本美術館&コテージ 森のおうち
開館時間●9:30~17:00 ※12~2月は16:30閉館(最終入館は閉館30分前まで、変更日・館HP参照)
休館日●木曜 ※、2月のみ水・木曜日 (祝日振り替え有り)
入館料●大人900円 小・中学生500円 3歳以上250円 3歳未満無料
〒399-8301 長野県安曇野市穂高有明2215-9
TEL0263-83-5670、FAX0263-83-5885
2025年は昭和100年!
伊那市創造館では、昭和の街を彩ったレトロなホーロー看板を展示する企画展を開催しています。
石川県穴水町出身の広告ディレクター伊藤雅克(いとうまさかつ)氏(1972-2019)が、高校時代から30年間をかけて収集した貴重なホーロー看板400点以上を展示し、昭和の広告史と産業史を振り返ります。
場所 2階企画展示室
会期 令和6年12月7日(土)~令和7年5月26日(月)
時間 午前10時~午後5時 (最終入場は4時45分)
※会期中の休館日は、毎週火曜、祝日の翌日(2月12日・3月21日)。
GW中は火曜日以外開館します。詳しくはお問い合わせください。
イラスト 米林宏昌
※入場は無料ですが、会場では伊藤氏の故郷、能登半島のための地震災害義援金を受け付けます。
2025年に開館30周年を迎えるサンリツ服部美術館は、長野県で最も大きな湖・諏訪湖のほとりに建っています。建物は「水辺より湧き上がる雲」をイメージして設計されており、館内2階の喫茶室からは春夏秋冬、朝に夕に多彩な表情をみせる諏訪湖を眺めることができます。この度は開館30周年を記念し、服部一郎コレクションより、湖を囲む諏訪の地のように水のある風景を描いた作品をご紹介いたします。
自然の景色は古来より多くの人々をひきつけ、画家たちはその景観を作品に描きこんできました。なかでも刻一刻と変化する湖畔や明るい光に照らされた河川、雄大な海などの水辺の風景を描いた作品は枚挙に暇がなく、画家たちが好んで題材としてきたことがうかがえます。また水には様々なイメージが重ねられ、画家の心象風景を表したり、河川がその地域の風土を象徴するものとして描写されるなど、その表現は多岐にわたっています。
本展ではコレクションより湖・川・海や、水を象徴的に描いた近現代の作品を多数ご紹介いたします。画家たちが描いた多様な水の風景をお楽しみいただけますと幸いです。
この度は、サンリツ服部美術館の所蔵品のなかから、陶磁器、漆工、染織品といった工芸品に施された文様をご紹介いたします。
食器・衣服・装飾品・建物など、私たちの身の回りのものには様々な文様が表されています。文様は古くから人々とともにあり、幾何学文や動物文、植物文、人物文など、多種多様な意匠の文様がつくられてきました。その土地の風土や習慣、時代の流行を反映した個性豊かな文様には、当時の人々の願いや美意識が込められています。
良縁を意味する七宝繋(しっぽうつなぎ)文(もん)が透かし彫りされた虫籠や、和歌や古典文学に多く登場する武蔵野の風景を象徴するモチーフが描かれた鉢、桃山時代から江戸時代初期に流行した菊桐文様が施された棗などの工芸品を通じて、文様の美や歴史に触れる機会となりましたら幸いです。
『諏訪史』は諏訪地域6市町村の歴史をまとめた書籍です。その記念すべき「第一巻」は100年前の大正13年(1924)12月に発行されました。
「第一巻」は縄文時代から古墳時代の考古学分野を対象として、図や写真も使いながら、諏訪市を含む郡内全体の歴史を、専門的でありながら端的に記した書籍です。当時としては最高水準の地域史・郷土史の専門書でした。
諏訪市博物館では『諏訪史』に関連する資料などを所蔵しており、「第一巻」関連では、田実文朗(現 片倉館考古資料)、両角守一、瀧沢益作(現 藤森栄一考古資料)が収集・調査した遺物が収蔵されています。また、『諏訪史』に掲載された写真についても、その原板(ガラス乾板)の多くを所蔵しています。鮮明な画像からは大正時代頃のさまざまな情報を読み取ることができます。
本展では「第一巻」に掲載された資料を中心に紹介します。また、諏訪地域の各博物館との連携展示として、当館では古墳時代に関する資料の展示を行います。
諏訪市博物館WEBサイト https://suwacitymuseum.jp/event/special/11.html
八ヶ岳美術館では、令和7(2025)年2月1日(土)~3月23日(日)まで、諏訪郡下7館合同企画「『諏訪史』第一巻刊行100周年記念展:縄文時代観と原始芸術」展(コーナー展示)を開催致します。
『諏訪史』は「郡史」とも呼ばれる、諏訪地域6市町村の歴史をまとめた書籍です。その記念すべき「第一巻」は100年前の大正13(1924)年12月に発行されました(第五巻は昭和61年に刊行)
「第一巻」は縄文時代から古墳時代の考古学分野を対象として図や写真も使いながら、原村を含む郡内全体の歴史を、専門的でありながら端的に記した書籍です。当時としては最高水準の専門書でした。八ヶ岳美術館にはこの著作に寄与した考古学者 両角守一の日記・写真アルバム・書簡・油彩などの美術資料が所蔵されています。
本展ではコーナー1「縄文時代観:土偶と人体装飾文」(原村文化財係・諏訪考古学研究会共同企画展)として『諏訪史第一巻』に掲載された土偶や人体文の装飾把手、原村の恩膳遺跡からの出土遺物、コーナー2「原始芸術観と考古学(八ヶ岳美術館コーナー展示)」として両角守一が鳥居龍蔵と芸術論を交わしたことで『諏訪史』第一巻に作品掲載されたオシップ・ザッキンや岡本太郎を中心に芸術と考古学について特集します。
展覧会名称:諏訪郡下7館合同企画・『諏訪史』第一巻刊行100周年記念「縄文時代観と原始芸術」展
(コーナー展示)
会 期:令和7(2025)年2月1日(土)~3月23日(日)
※ほか7館の展示は3月末まで開催など(詳細は各館へ)
主 催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会
協 賛:スワテック建設株式会社、諏訪信用金庫、株式会社イツミ、たてしな自由農園
入 館 料:高校生以上510円(460円)、小中学生250円(200円)
※()内は20名以上の団体料金。諏訪6市町村内の小中学生は学生証や
図書カードなどの提示により無料で入館できます。
絵師でありデザイナーでもあった葛飾北斎の作品は、多くのものに影響を与えながら時を超えて現代でも生き生きと輝いています。
本展覧会では、『新形小紋帳』や『今様櫛キセル雛形』などの北斎が手がけた江戸時代のデザイン集と合わせ、北斎作品の絵柄が織られた西陣織の帯や、伝統的な染めの技法で表現された北斎デザインの反物や着物なども紹介します。
京都の西陣織あさぎ美術館、小紋屋高田勝、亀田富染工場、東京の久米繊維工業、そして宮城県気仙沼の気仙沼ニッティングの協力を得て、各工房の職人たちが丹精込めて作り上げた北斎をテーマにした作品と、彼らのものづくりへの思い、そして北斎作品の今後の展望と可能性に視点を当てた展覧会です。
令和6年、当館は開館30周年を迎えました。本展では、30年間収集した館蔵資料(考古資料)を対象として、
(1)長野県の特徴をあらわす遺物の展示
(2)長野県の文化力を表現する遺物の展示
(3)常設展示に合わせた展示テーマを前提とした30年間の資料収集、研究の進展についての提示
の3つの柱に基づき、これまで展示の機会が少なかった所蔵品を中心に展示します。また、長野県史考古資料編刊行(1988年)から36年の節目に、これまで長野県内で発掘調査した遺跡の成果から、長野県史を再考する機会とします。
(写真:「卑弥呼の時代の赤い壷」(篠ノ井遺跡群出土・当館蔵)
八ヶ岳美術館では、令和6(2024)年12月14日(土)~令和7(2025)年3月23日(日)まで、企画展「大石遺跡:縄文中期初頭 環状集落の黎明」を開催致します。
本展は、中部高地における縄文中期―その繁栄の先駆けとなった初期の重要な大規模環状集落である原村の大石遺跡についてご紹介する初の大規模な企画展となります。
大石遺跡は、中央自動車道西宮線が縦断する中央道建設に伴い1975(昭和50)年から翌年にかけて長野県教育委員会の緊急発掘調査が進められるなかで発掘され、土壙群を中心として円形のかたちに広がる環状集落であり、5500年前・縄文中期のムラとしては大規模なものであったことが判明しました。そこから植物栽培の痕跡である12点の炭化種実塊が発見され、農耕がないといわれてきたそれまでの縄文時代観を覆す発見とその豊かな縄文文化を示す土器に注目が集まりました。平成30(2018)年には、ユニークな特徴を持つ7点の土器が「信州の特色ある縄文土器」として長野県宝に指定されています。
このたびは大石遺跡の出土品のなかから 1.有孔鍔付土器や浅鉢など多様な形態の土器 2.深鉢類を中心に顔や動物などの装飾をもつ土器や土偶 3.炭化種実塊、そのほか黒曜石、石器、考古資料を展示いたします。この機会にぜひご覧ください。中部高地の縄文中期、その繁栄の先駆けとなった初期の重要な大規模環状集落である大石遺跡のムラについて紹介いたします。ぜひともご高覧いただけますよう、宜しくお願い申し上げます。
展覧会名称:「大石遺跡:縄文中期初頭 環状集落の黎明」
会 期:令和6(2024)年12月14日(土)~令和7(2025)年3月23日(日)
年末年始休館(12月29日から1月3日)
主 催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会
協 賛:スワテック建設株式会社、諏訪信用金庫、株式会社イツミ、たてしな自由農園
入 館 料:高校生以上510円(460円)、小中学生250円(200円)
※()内は20名以上の団体料金。諏訪6市町村内の小中学生は学生証や
図書カードなどの提示により無料で入館できます。
【関連イベント】
■講演会
1.講演会「縄文中期の環状集落と原村・大石遺跡」講師:小松隆史(井戸尻考古館館長)
日時:12月15日(日)13:30~15:00
2.講演会「縄文中期初頭の諏訪における原村・大石遺跡の位置」
講師:佐々木潤(原村教育委員会 文化財係長)
日時:2月15日(土)13:30~15:00
3.講演会 「遺伝子解析からここまでわかった縄文人のルーツ」
講師:太田博樹(東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻教授)
日時:3月1日(土)13:30~15:00
4.講演会「縄文中期農耕論と原村・大石遺跡」
講師:会田進(八ヶ岳JOMON楽会会長/元長野県考古学会会長)
日時:3月8日(土)13:30~15:00
※講演会は各回とも会 場:八ヶ岳美術館企画展示室 参加無料/要予約
■原村埋蔵文化財収蔵庫 見学ツアー 講師:佐々木潤(原村教育委員会 文化財係長)
日時:12月21日(土)10:00~11:30
集合場所:原村埋蔵文化財収蔵庫前(定員15名 参加無料/要予約)
■こどもクラフト教室
1. ベンガラのえのぐをつくって石に描こう・ペーパーウェイト
日 時:12月27日(金)13:00~14:30
2. 木の枝でつくろう・大石の縄文人が住んだちいさな竪穴住居
日 時:1月19(日)10:30~12:00
3. ロー石を磨こう・石棒ミニチュアづくり
日 時:2月9日(日)10:00~12:00
4. そっくりにつくろう・粘土でつくるミニ土偶・顔面装飾つき深鉢
日 時:2月23日(日)13:00~14:30
※各回とも会 場:八ヶ岳美術館企画展示室
すべて参加無料/入館料別途、要予約(定員各回5名)
箕輪町郷土博物館は、令和5年度から耐震補強工事等のため休館していましたが、令和6年9月28日(土)に下記の通りリニューアル開館します!入館料も無料になり、今後、開館記念イベントも予定しておりますので、多くの皆様のお越しをお待ちしております。
記
日時:令和6年9月28日(土)
9時~オープニングセレモニー、内覧会 ※関係者のみ
(テープカット、古田人形芝居保存会による三番叟の奉納等)
10時~17時 一般開館(もみじちゃんがお出迎え)
場所:箕輪町郷土博物館
入館料:無料
【今後の開館イベント】
〇記念展示「風神雷神図屏風・夏秋草図屏風(高精緻複製品)」の展示
10月5日(土)~10月14日(月・祝)
〇東京国立博物館・文化財活用センター職員による「夏秋草図屏風」の解説
10月12日(土)定員20名
〇記念講座「県立歴史館出前講座in箕輪町郷土博物館」
10月26日(土)
〇記念講演会 東海大学文学部教授 北條芳隆氏(箕輪町出身)による講演会
11月16日(土)
〇記念企画展
令和7年2月1日(土)~3月2日(日)
※詳細はその都度紹介します
■展覧会内容
長野県諏訪市の北澤美術館では、エミール・ガレ没後120年を記念した特別展を開催いたします。
19世紀末から20世紀のはじめにかけてヨーロッパに広まった「アール・ヌーヴォー」、ガラス工芸の分野でこの運動を牽引したのが、フランス北東部の都市ナンシーに生まれたエミール・ガレ(1846-1904)です。ガラス・陶芸・木工家具、三つの分野で活躍した彼は、草花や昆虫など自然の形を活かした斬新なデザインと詩的な表現が高く評価され、パリ万国博覧会のグランプリを受賞しました。
2024年はガレの没後120年目に当たります。
ガレがまだあまり知られていなかったおよそ40年前、その魅力にひかれ、「小さくても個性の光る美術館」を目指して収集をはじめたのが、北澤美術館の創立者北澤利男(1917-1997)でした。「美しいものを美しいと感じる素直なこころ」をモットーに、ジャポニスムの影響を受けた初期の作品から、パリ万国博覧会出品作、ひとよ茸ランプをはじめとする黄金期の大作を含む、世界でも稀にみる充実したコレクションが誕生しました。
没後120年を記念するこの展覧会では、普段展示される機会の少ない秘蔵の名作を含め、所蔵品を選りすぐり展示いたします。ガレと人気を競ったドーム兄弟の彩りあふれる作品と共に、ガラス芸術の世界をお楽しみください。
■開催情報
会期:2024年3月16日(土)~2025年3月11日(火)
開館時間:9時~18時(4月~9月)、 9時~17時(10月~3月)
※最終入館は閉館時間の30分前まで
年中無休 ※10月1日(火)、12月31日(火)、1月1日(水)は休館
入館料:大人1000円/中学生500円/小学生以下無料
団体(8名以上)各入館料より100円引
■会場
北澤美術館
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
0266-58-6000
https://kitazawa-museum.or.jp
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【関連イベント】
■記念講演会『北澤コレクションの生成』
講師:池田まゆみ(北澤美術館 主席学芸員)
日時:2024年5月11日(土)14時~15時
参加費:無料(要入館料)
■トークショー『安田泰三(ガラス作家)トークショー』
手吹きガラスの名手・安田泰三さんをお招きし、作り手から見たガレの魅力を語っていただきます。
出演:安田泰三氏(ガラス作家)
聞き手:池田まゆみ(北澤美術館 主席学芸員)
日時:2024年9月21日(土)13時~14時
参加費:無料(要入館料)
■ ワークショップ『ポーセラーツ体験』
草花などの転写紙を磁器に貼り、カップ、プレート、小物入れを作ります。
講師:唐木みさ子氏(ポーセラーツインストラクター、「アトリエ花あみ」主宰)
日時:2024年7月28日(日)、8月24日(土)、9月22日 (日)
各日 ①10:30~ ②13:00~ ③15:00~(所要時間60~90分)
受付人数:各回4~6名(予約優先・空席があれば当日受付可)
体験料:マグカップ1,700円、プレート2,200円、小物入れ2,800円(税込/別途、要入館料)
WS終了後、講師が焼付けを行い10日後に発送(送料別途650円)、または館での受け取り
●ワークショップ事前予約割引:
入館料を大人800円、中学生400円に割引します。(通常大人1,000円、中学生500円/当日入館時のWS申し込みは、通常入館料金)
■ エミール・ガレ120年忌
ガレ没後120年忌の2024年9月23日(月・振替休日):ご来館者にプレゼントを差し上げます。
平山和子(1934~2022年)は、多くの人が手にしたことがあるロングセラー絵本『くだもの』を始めとし、多くの幼児向け絵本を描いてきました。その美しく誠実さを感じるタッチの作品の中から、現在も子どもたちに愛されている下記の5タイトルの絵本原画すべてを展示いたします。 貴重な原画からはどれも、果物や野菜、植物などに対しての真摯なまなざしと、子どもたちへの愛情を感じることができます。親子のコミュニケーション(心の通い合い)がスムーズにできやすい絵本として「子どもがはじめて出会う絵本」とブックスタート事業など様々な場面で推奨されてきた作品の魅力を、原画を通してより触れて頂ければ幸いです。
また、平山和子は、やはり多くの絵本の出版に関わってきた夫・平山英三と共に1987年に長野県黒姫に移住し、その自然の美しさを見てほしいと「落ち葉美術館」と題して2004年~2015年の間に計17回の作品展を開いていました。今回の展示では、「落ち葉美術館」の写真や資料、絵本『おにぎり』のためのスケッチを通して、夫婦が二人三脚で絵本づくりをした活動の様子もご覧頂けます。
【展示作品】
『たんぽぽ』『くだもの』『いちご』『やさい』 平山和子/作・絵
『おにぎり』平山英三/文 平山和子/絵
(以上、すべて 福音館書店刊)各、原画全点
他、「落ち葉美術館」資料、『おにぎり』スケッチなど
絵本美術館&コテージ 森のおうち
開館時間●9:30~17:00 ※12~2月は16:30閉館(最終入館は閉館30分前まで、変更日・館HP参照)
休館日●木曜 ※、2月のみ水・木曜日 (祝日振り替え有り)
入館料●大人900円 小・中学生500円 3歳以上250円 3歳未満無料
〒399-8301 長野県安曇野市穂高有明2215-9
TEL0263-83-5670、FAX0263-83-5885
2025年は昭和100年!
伊那市創造館では、昭和の街を彩ったレトロなホーロー看板を展示する企画展を開催しています。
石川県穴水町出身の広告ディレクター伊藤雅克(いとうまさかつ)氏(1972-2019)が、高校時代から30年間をかけて収集した貴重なホーロー看板400点以上を展示し、昭和の広告史と産業史を振り返ります。
場所 2階企画展示室
会期 令和6年12月7日(土)~令和7年5月26日(月)
時間 午前10時~午後5時 (最終入場は4時45分)
※会期中の休館日は、毎週火曜、祝日の翌日(2月12日・3月21日)。
GW中は火曜日以外開館します。詳しくはお問い合わせください。
イラスト 米林宏昌
※入場は無料ですが、会場では伊藤氏の故郷、能登半島のための地震災害義援金を受け付けます。
2025年に開館30周年を迎えるサンリツ服部美術館は、長野県で最も大きな湖・諏訪湖のほとりに建っています。建物は「水辺より湧き上がる雲」をイメージして設計されており、館内2階の喫茶室からは春夏秋冬、朝に夕に多彩な表情をみせる諏訪湖を眺めることができます。この度は開館30周年を記念し、服部一郎コレクションより、湖を囲む諏訪の地のように水のある風景を描いた作品をご紹介いたします。
自然の景色は古来より多くの人々をひきつけ、画家たちはその景観を作品に描きこんできました。なかでも刻一刻と変化する湖畔や明るい光に照らされた河川、雄大な海などの水辺の風景を描いた作品は枚挙に暇がなく、画家たちが好んで題材としてきたことがうかがえます。また水には様々なイメージが重ねられ、画家の心象風景を表したり、河川がその地域の風土を象徴するものとして描写されるなど、その表現は多岐にわたっています。
本展ではコレクションより湖・川・海や、水を象徴的に描いた近現代の作品を多数ご紹介いたします。画家たちが描いた多様な水の風景をお楽しみいただけますと幸いです。
この度は、サンリツ服部美術館の所蔵品のなかから、陶磁器、漆工、染織品といった工芸品に施された文様をご紹介いたします。
食器・衣服・装飾品・建物など、私たちの身の回りのものには様々な文様が表されています。文様は古くから人々とともにあり、幾何学文や動物文、植物文、人物文など、多種多様な意匠の文様がつくられてきました。その土地の風土や習慣、時代の流行を反映した個性豊かな文様には、当時の人々の願いや美意識が込められています。
良縁を意味する七宝繋(しっぽうつなぎ)文(もん)が透かし彫りされた虫籠や、和歌や古典文学に多く登場する武蔵野の風景を象徴するモチーフが描かれた鉢、桃山時代から江戸時代初期に流行した菊桐文様が施された棗などの工芸品を通じて、文様の美や歴史に触れる機会となりましたら幸いです。
絵師でありデザイナーでもあった葛飾北斎の作品は、多くのものに影響を与えながら時を超えて現代でも生き生きと輝いています。
本展覧会では、『新形小紋帳』や『今様櫛キセル雛形』などの北斎が手がけた江戸時代のデザイン集と合わせ、北斎作品の絵柄が織られた西陣織の帯や、伝統的な染めの技法で表現された北斎デザインの反物や着物なども紹介します。
京都の西陣織あさぎ美術館、小紋屋高田勝、亀田富染工場、東京の久米繊維工業、そして宮城県気仙沼の気仙沼ニッティングの協力を得て、各工房の職人たちが丹精込めて作り上げた北斎をテーマにした作品と、彼らのものづくりへの思い、そして北斎作品の今後の展望と可能性に視点を当てた展覧会です。
令和6年、当館は開館30周年を迎えました。本展では、30年間収集した館蔵資料(考古資料)を対象として、
(1)長野県の特徴をあらわす遺物の展示
(2)長野県の文化力を表現する遺物の展示
(3)常設展示に合わせた展示テーマを前提とした30年間の資料収集、研究の進展についての提示
の3つの柱に基づき、これまで展示の機会が少なかった所蔵品を中心に展示します。また、長野県史考古資料編刊行(1988年)から36年の節目に、これまで長野県内で発掘調査した遺跡の成果から、長野県史を再考する機会とします。
(写真:「卑弥呼の時代の赤い壷」(篠ノ井遺跡群出土・当館蔵)