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企画展「絵から読み解く!新編水滸画伝」

  • 場所:北斎館
  • 開催期間:2022-11-19〜2023-01-15
  • お問い合わせ:026-247-5206

 この展覧会は、葛飾北斎の読本挿絵作品の中で最長の巻数を誇る大作『新編水滸画伝』を専門的にご紹介する展覧会です。
「水滸伝」は中国明の時代に書かれた長編小説で、「三国志演義」「西遊記」「金瓶梅」とともに四大奇書のひとつに数えられています。宋の皇帝、徽宗(きそう)の時代、盗賊団を率いる宋江を中心とした百八人の豪傑が梁山泊に集い活躍する物語を描いています。日本では江戸時代中期になると岡島冠山が翻訳した『通俗忠義水滸伝』をもとに多くの翻訳本が生み出されました。戯作者の曲亭馬琴・高井蘭山が編訳し、葛飾北斎が挿絵を描いた『新編水滸画伝』もその一つでした。
 『新編水滸画伝』は文化二(1805)年から出版された九編全九十一冊からなる長編読本作品です。「画伝」とあるように、それまでの文字による翻訳本とは違い多くの挿絵が加えられたことにより各場面をイメージしやすく、また緊張感あふれる場面は読者を大いに楽しませました。中でも序盤の挿絵、伏魔殿に封印されていた魔物が放出される場面は北斎の大胆な発想力と構成力が見事に表現された一図です。放射状に放たれる光の中に群魔が潜み、それに驚く人々の姿がリアルかつ劇的に描かれています。
 本展では水滸伝の壮大なストーリーを紐解く北斎の挿絵を多数展示します。馬琴や蘭山の文章を基に北斎によって視覚化された水滸伝の世界、そのキャラクターや情景をこの機会にぜひお楽しみください。


「二十四節花〜深沢紅子の花と言葉〜」展

  • 場所:深沢紅子野の花美術館
  • 開催期間:2022-10-27〜2023-01-09
  • お問い合わせ:E-mail:kogenbunko@yahoo.co.jp TEL:0267-45-3662 FAX:0267-45-6466

日本には、古代中国に由来する、暦を等分する上での区分である二十四節気があります。立春、啓蟄、夏至、秋分、霜降、立冬、大雪、大寒……。日本人は、日々移り変わる四季をこまやかに捉えることで、自然に対する豊かな感受性を育んできました。
「華やかなものより落ちついたもの」を愛した紅子は、その画業を通じて、軽井沢や山中湖、岩手の土地にひっそりと咲く様々な野の花を描きました。たとえば、春を知らせるスイセン、凛とした夏のフシグロセンノウ、雪の中に咲く冬のヤマツバキなど。それらの絵は、それぞれの花が持つ季節の気配を、私たちの下に運んでくれます。
本展では、深沢紅子の水彩作品の中から、「エゾカワラナデシコ」「リンドウ」など、二十四節気それぞれに咲く野の花を描いた作品約30点のほか、油彩画作品約10点余、そして深沢省三の浅間山などを描いた水彩画作品など約10点、装幀・装画本など関連資料等を紹介いたします。
どうぞごゆっくりご鑑賞ください。

<深沢紅子略歴>
1903(明治36)年、岩手県盛岡市生まれ。16歳の時に故郷を出て上京、女子美術学校(現女子美術大学)日本画科に入学、のちに洋画科に転科し、西洋画を学ぶ。1923(大正12)年に同郷の画家深沢省三と結婚、1925年には二科展に初入選。その後は一水会、女流画家協会などで活躍し、5人の子を育てながら、90歳で亡くなるまで創作活動を続けた。

<美術館の建物>
1911年(明治44)に軽井沢郵便局として旧軽井沢に建てられ、長年、使用されてきた歴史的建造物を移築復元した。国登録有形文化財。1996(平成8)年、現在地に移築された際、外壁の色は新築当時のミントグリーンに復元された。


画像:深沢紅子 「ヤマツバキ」 1992年 水彩 (深沢紅子野の花美術館・軽井沢蔵)

【休館日・入館料】
11月30日までは無休。12月、1月は火・水・木・金曜日(※1/3は除く)および年末年始(12/26~1/1)は休館。(1/10~2/28は冬季休業)
開館時間:9:00~17:00。ただし、12月、1月は10:00~16:00。
入館料:大人600円 小中学生300円 


【アクセス】
JR北陸新幹線・しなの鉄道「軽井沢駅」下車、タクシー約10分、または、しなの鉄道「中軽井沢駅」下車、タクシー約7分
上信越自動車道・碓氷軽井沢ICより車で約15分
<急行塩沢湖線>「軽井沢駅北口バスターミナル④番」→「塩沢湖」下車(有料420円)、徒歩5分
<町内循環バス東・南廻り線>通年「軽井沢駅北口バスターミナル①番」→「塩沢湖」下車(有料100円)、徒歩5分

深沢紅子野の花美術館
長野県北佐久郡軽井沢町長倉217 軽井沢タリアセン内
電話0267―45―3662
FAX0267―45―6466
http://taliesin@karuizawataliesin.com


恋のメルヘン展

  • 場所:ペイネ美術館
  • 開催期間:2022-10-01〜2023-01-09
  • お問い合わせ:0267-46-6161

素朴なメルヘンらしさにあふれたペイネの絵。「ペイネの恋人たち」のかたわらには、小鳥、リス、うさぎ、天使たちが集まって、二人の恋を祝福しています。恋の熱気と、奔放な空想が混じった、夢のようにあまやかな世界にご招待します。直筆画、リトグラフなど約40点を展示。
 
【時間】9:00〜17:00(冬季は開園時間の変動および休園日あり)
【料金】大人1000円 小人500円
【電話】0267-46-6161

RaymondPeynet「メルヘン」©ADAGP,Paris&JASPAR,Tokyo,2022


秋季企画展「荻原恒夫 展 天へと向かう大地、その造形と空間」

2022年度 秋季企画展
志賀高原ロマン美術館 開館25周年記念展

荻原 恒夫 展 天へと向かう大地、その造形と空間

 志賀高原ロマン美術館開館25周年を記念して、2022年秋季企画展では陶芸家 荻原 恒夫の展覧会を開催致します。長野県小諸市出身の荻原 恒夫は、1972年より作陶をはじめ、今年で陶歴50周年を迎えました。現在では2003年より上高井郡高山村に開かれた半地下式穴窯『赤和窯』を制作の拠点としています。そこで、志野、瀬戸黒の釉薬表現にはじまり、素地の土そのものの表情を生かした焼き締めを中心に取り組み、常に新しい造形に挑み続けています。また、かつて高山村の地で焼かれていたとされる、藤沢焼(染付磁器)復元へ向けた動きや、須坂陶芸教室の主宰など、地域における陶芸の保存と普及を勢力的に担ってきました。

 この度の展覧会においては、荻原 恒夫の想いを具現化したとも言える土の造形、それぞれのシリーズに込められた概念に踏み込みます。技術と偶然性、安定と挑戦、静と動という対極の存在感を感じさせる荻原の作陶は、生命の躍動を表し、流動的かつ有機的な象形として生み出されます。大地から生まれた土の作品は、空間との呼応によりその物質性を際立たせ、繊細な表情を露わにします。個としての陶芸、シリーズとしての概念、そしてそれらを内包する空間芸術としての展示を、建築家・黒川 紀章が手掛けた志賀高原ロマン美術館の特異な建築空間内において存在させ、融合させることで紹介していきます。大地より立ち上がり、空を目指し、少しずつ空に伸びていくかのような陶造形の進化を経て、やがてその全てが浮かびあがり天体を形成するまでの様をご覧いただきたいと考えます。

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会  期 ○ 2022年11月5日(土)〜2023年1月15日(日)
     ※ 1月1日(日)は休館
開館時間 ○ 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休 館 日○ 木曜日
入 場 料○ 大人 : 500円/小中生 : 300円
主   催 ○ 山ノ内町立志賀高原ロマン美術館

後   援 ○ JR東日本長野支社 長野電鉄(株) 信濃毎日新聞社 SBC信越放送 NBS長野放送 TSBテレビ信州 abn長野朝日放送 北信ローカル・りふれ テレビ北信ケーブルビジョン(株)山ノ内町観光連盟 志賀高原観光協会 北志賀高原観光協会 (一財)和合会 志賀高原リゾート開発(株)


日達れんげ きりえ展 八ケ岳山麓の森から

 八ヶ岳山麓の自然や村の暮らし、その豊かな魅力を存分に楽しめる日達れんげの作品展。 
 1963年長野県岡谷市生まれ、原村在住のきり絵作家 日達れんげは1982年に切り絵と出会い、八ヶ岳の野草や風景など、八ヶ岳山麓の暮らしの中で出会う折々の美しさや喜びを、細やかな切り絵イラストレーションや和の表情豊かな切り絵と、温かな筆致のエッセイで表現してきました。

 現在では、きりえ工房「れんげ草」(2002年~)を主宰。

 南信日日新聞「(なんにちウィークリー」1986〜87年)、長野日報(「花風土記」1996~97年、「れんげのほのぼの日記」1998〜2005年)など新聞連載で活躍し、1999年にはNHKテレビ「おしゃれ工房」の講師も務めています。国内外の展覧会でも受賞し「日伊芸術貢献作家」にも認定されています。

 原村の魅力的なモチーフとエピソードいっぱいの本展をぜひ、お楽しみください。

展覧会名称:日達れんげ 切り絵展 八ケ岳山麓の森から
会   期:2022年12月10日(土)~2023年3月21日(日) 
主 催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会

関連イベント:切り絵ワークショップ

1.「うさぎのカードをつくろう」 12月17日(土)13:30~15:30
2.「切り絵プリントのランチョンマットをつくろう」 2月23日(木・祝)13:30~15:30
3.「春のお花のカードをつくろう」 3月12日(土)13:30~15:30
  講師:日達れんげ


特別企画展「暮らしを彩る小さな作品展/ちいさくてもいいじゃないか みんなの0号作品展

 美術作家たちは、大規模な展覧会場に展示される大型作品だけではなく、一般住宅などに飾ったり、あるいは日用品として使ったりできるような小型の作品も数多く制作していました。それらは展覧会場に足を運んで鑑賞するのとは異なり、手元に置いていつでも鑑賞でき、美術を一般の人々にとって身近なものにすることにもつながりました。
 本展では、地域のご家庭で大切に保管され、親しまれてきた、岡谷ゆかりの物故作家の小さな美術作品を中心にご紹介します。同時に、一般の方が制作した小作品を展示します。
小さな作品ならではの可愛らしさや軽やかさをお楽しみ下さい。そして美術作品とともにある潤いのある生活を思い描いていただければ幸いです。


問いかける生きものたち~舘野鴻作品展

舘野鴻は、幼少時より熊田千佳慕氏に師事、土木作業員や生物調査のアルバイトの傍ら、現代美術の創作や音楽活動を続け、その後、図鑑の標本画や解剖図、景観図などのリアルイラストを描く仕事に従事。2005年より絵本創作を始めました。
 自ら、昆虫の観察・実験を含む生物調査をしながら絵本を創作、小さな生き物たちの生きざまを通して、自然界・宇宙の中での人のあり方を問う作品を作り続けています。
 特に今年は、5月に、ちいさなかがくのとも『みかづきのよるに』、たくさんのふしぎ『うんこ虫日記』(以上、福音館書店)の2冊、7月に自らの挿絵による初の小説を、10月4日には『ねことことり』(なかの真実/絵、世界文化社)と、次々と新作を発刊致しました。

 当展示では、これらの絵本原画全点と共に、これまでの人気作「細密画で描く美しい虫たち」シリーズ(偕成社)の中から2017年に第66回 小学館児童出版文化賞を受賞した『つちはんみょう』の全原画の他、絵本創作を始める前の教科書図や、昆虫・鳥などの解剖図などもご覧いただきます。今、のっている作家・画家の作品を総じて見ることができる展示です。

 また、以下のように、関連イベントも予定しています。
10月10日(祝・月) ワークショップ「たてのくんと森のおうちの森を探索しよう」、
11月26日(土) 「対談 : 舘野鴻×酒井倫子(森のおうち館長)~虫たちはこう生きている。私たちはどうか?~」

「問いかける生きものたち~舘野鴻作品展」
2022年10月7日(金)~2023年1月24日(火)
【展示作品】
ちいさなかがくのとも『みかづきのよるに』 たての ひろし/作・絵 (福音館書店
たくさんのふしぎ『うんこ虫を追え』 舘野 鴻/文・絵 (福音館書店)
『ねことことり』 舘野 鴻/作 なかの真実/絵 (世界文化社)
『ソロ沼のものがたり』 舘野 鴻/作 (岩波書店)
『つちはんみょう』 舘野 鴻/作・絵 (偕成社)
※以上、全原画を展示
『しでむし』『ぎふちょう』『がろあむし』表紙絵 舘野 鴻/作・絵 (偕成社)
教科書図、解剖図、他

舘野 鴻(たてのひろし)●プロフィール
1968年、神奈川県横浜市生まれ。幼少時より熊田千佳慕氏に師事。中高生のときは生物部所属。札幌学院大学在学中に演劇、舞踏、音楽と出会う。
土木作業員や生物調査のアルバイトの傍ら、現代美術の創作や音楽活動を続けた。その後、図鑑の標本画や解剖図、景観図などのリアルイラストを描く
仕事に従事し、2005年より絵本創作を始めた。絵本に『しでむし』『ぎふちょう』『つちはんみょう』(小学館児童出版文化賞受賞)『がろあむし』(以上、偕成
社)、『みかづきのよるに』(福音館書店)など、徹底的な観察をもとに描かれる繊細かつダイナミックな作品で知られる。文章を手がけた絵本に『あまが
えるのかくれんぼ』『あまがえるのぼうけん』(かわしまはるこ絵、世界文化社)など。生物画や本の装画も多く手がける。フィールドワークを中心とした生
活を送り、野生動物たちの生き様に目を凝らしながら、絵を描く。神奈川県秦野市在住。


第76回特別展「高遠の先人たちのこころ ―預けられた資料から」

 昨年、当館は5年に一度の寄託期間更新手続きを実施しました。高遠町郷土館時代から現在までに90名の方から合計約1,760点もの資料の寄託を受け、保存・活用してきました。当館の場合、所有者にとって大変重要な意味を持っている品々は、寄附ではなく寄託となる傾向にあります。寄託される場合、寄託者のほぼ全員が公の施設で多くの方に見てもらえるようになることを強く願っています。しかしながら、展示スペースの問題やテーマに合うかどうかといった問題があり、よく出される資料としまわれたままとなる資料とがはっきりしていました。
 そこで、今回の特別展では、当館が収蔵する寄託資料のうち、公開する機会が少なくなっていたものを中心に公開することとしました。高遠藩士の書画、歴史ある城下町高遠ならではの貴重な古文書や古記録、かつての民俗芸能・馬の文化・手筒花火の文化などを伝えるもの、旧高遠藩士の家で代々伝えられてきた武器や調度品、高遠藩主の書画、最後の高遠藩主が神社へ奉納した具足、昔の地理的な情報が満載の絵図・地図などを展示します。
 今回の展示によって高遠の先人たちが各資料にこめた「こころ」が伝われば幸いです。

展示会期 令和4年9月10日(土)~令和4年12月11日(日)
休 館 日 9月12日(月)・20日(火)・26日(月)、
     10月3日(月)・11日(火)・17日(月)・24日(月)・31日(月)、
     11月7日(月)・14日(月)・21日(月)・24日(木)・28日(月)、
     12月5日(月)
展示会場 伊那市立高遠町歴史博物館 2階 第3展示室
入 館 料 大人400円(20名以上の団体300円)、
     高校生以下及び18歳未満は無料
   ※ 身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳を
     お持ちの方と付き添いの方1名の入館料を免除


秋冬展「アーサー・ラッカムとギフト・ブックの時代」

「挿絵本の黄金時代」を築いたアーサー・ラッカム
彼の作品と「ギフト・ブック」の時代を辿る

 「ギフト・ブック」とは、19世紀末頃から20世紀初めに出版されていた、豪華な装飾がほどこされた挿絵入りの本です。その主な内容は、グリム童話をはじめとする昔話や、アンデルセン童話などの児童文学となっており、芸術家たちによる美しいイラストともに、物語を楽しむことができました。また、クリスマスプレゼントの贈り物としても喜ばれていました。
 こうした「ギフト・ブック」の挿絵画家の代表格が、イギリスの画家アーサー・ラッカムです。ラッカムは『リップ・ヴァン・ウィンクル』(1905年)や『ケンジントン公園のピーター・パン』(1906年)のヒットを皮切りに、一躍人気のイラストレーターとなりました。彼が挿絵をつけた『不思議の国のアリス』(1907年)は、現在でも高い人気を誇ります。また、『グリム童話』(1900年)は、後に豪華増補版が出るほどの売れ行きでした。
 彼が描く妖精や動物、騎士やお姫さまといった登場人物は、美しさや力強さの中にどこかあやしさを兼ね備え、子どもたちの想像力や好奇心を誘いました。彼の表現は「魔力」や「魔術師」と例えられることもあり、没後から80年以上経った今も、ヨーロッパ中で個展が開催され、世界中のイラストレーターに影響を与え続けています。
ラッカムの目覚ましい活躍は、当時「ギフト・ブック」が多くの人に望まれていたことを表します。一方、1914年に起こった第一次世界大戦を境に、その出版数は減少していきました。この時期は印刷コストが制限されたことから、ラッカムはシルエット絵を用いた『シンデレラ』(1919年)を生みだしました。また、遺作となったケネス・グレアム作『たのしい川辺』(1936年)は、依頼を受けた当初は契約や多忙の事情で描くことができず、晩年にようやく取りかかれた仕事でもありました。このように、彼の作品から、「ギフト・ブック」の時代の様相を垣間見ることができます。
 本展では、アーサー・ラッカムの挿絵の魅力にせまりながら、子どもたちの絵本の歴史を飾った「ギフト・ブック」を振り返ります。このほか、当館の収蔵品の中から貴重な60点以上の「ギフト・ブック」と、ラッカムと同時代に活躍した画家であるロビンソン三兄弟、レズリー・ブルックらの原画も展示いたします。

アーサー・ラッカム画「食料品屋のこびと」『アンデルセン童話集/Fairy Tales by Hans Andersen』1932年刊


秋冬展「おもちゃたちのクリスマスマーケット」

あたたかな光があふれるドイツのクリスマス

 日照時間も短く寒さも厳しいドイツの冬。長く暗い季節の中、人々が心待ちにしているのが「クリスマス」です。ドイツにはクリスマスに関する様々な文化があります。そのうちの1つが、「クリスマスマーケット(Weihnachtsmarkt)」です。
クリスマスマーケットは、クリスマスの準備期間である「アドヴェント(Advent)」の時期に、町の広場で開催されます。大都市では市庁舎や教会の前の広場などで盛大に行われます。グリューワインやソーセージ、ドイツのクリスマスケーキ「シュトレン(Stollen)」を売る屋台など、様々な屋台が立ち並びます。クリスマスツリーの「オーナメント(Baumschmuck)」や「くるみ割り人形(Nussknacker)」、「クリスマスピラミッド(Weihnachtspyramiden)」など木工おもちゃを販売する屋台もあります。クリスマスピラミッドは、ろうそくを灯した状態で窓辺に飾られます。ろうそくを灯すおもちゃのあたたかな光は、人々の心も明るくしてくれるのかもしれません。
 クリスマスマーケット以外にも、クリスマスに家々をまわり聖歌を歌う「聖歌隊(Kurrende)」や「クリスマスプレゼントが2度貰える」、「木の棒を持ったサンタクロースがいる」など、日本では珍しい文化もみられます。
 本展では、クリスマスマーケットにちなんだおもちゃを中心に展示します。クリスマスマーケットの屋台を再現したミニチュアや、シュトレンを抱えたパン屋のパイプ人形などクリスマスマーケットならではのモチーフをご紹介します。また、サンタクロースにまつわる文化や聖歌隊などのクリスマスの慣習も、クリスマスプレゼントにぴったりな木工おもちゃとともに展示します。クリスマスマーケットの雰囲気を味わいながら、お気に入りのおもちゃを見つけていただけたら幸いです。

【見どころ】
〇クリスマスマーケットの屋台を模したミニチュア
〇ドイツのクリスマスの雰囲気を味わえる

クリスマスマーケットの屋台/Gläßer他


八ヶ岳美術館全国公募展 第9回あなたが選ぶ信州の裂織展

隔年にて開催されてきました「あなたが選ぶ信州の裂織展」も今秋、第9回目となります。裂織文化の振興と発展を目的に今回も全国より公募し開催します。ご来場いただいたお客様の投票によって賞が選ばれます。裂織、ぼろ機織りが盛んな原村のみなさまの多くのご来場お待ちしております。


服部一郎生誕90周年記念 名物 記録と鑑賞

 抹茶を点てるための茶道具は美的価値や伝来などが重視され、大切に伝えられてきたものが数多くあります。特に由緒ある優れた茶道具は名物と呼ばれ、なかには一国一城に匹敵するほどの高い値打ちの評価を受けたものもありました。
 このような貴重な茶道具に並々ならぬ関心をもっていた茶人は多く、図を添えて、寸法、付属品、所蔵者など詳細な情報が記された名物記が数多くつくられています。現在では、人から人へと移動することが多い道具の伝来や、道具に対する価値観の変化、失われてしまった道具の姿を知ることができる史料として、茶道史研究には欠かせない存在となりました。
 この度、サンリツ服部美術館では、名物記の変遷をたどりながら茶道具の名品をご紹介いたします。また、本展では近年収蔵いたしました茶道具も初公開いたします。茶人たちが憧れた名物の世界とともに、当館に新たに加わりました魅力あふれる茶道具の数々をぜひご堪能ください。


東急グループ軌跡と未来(ゆめ)TOKYU百年絵巻特別企画展

  • 場所:五島慶太未来創造館
  • 開催期間:2022-07-01〜2023-03-31
  • お問い合わせ:五島慶太未来創造館 電話0268-49-0303

 青木村出身の五島慶太が実質的な創始者である東急グループが9月2日創立100周年を迎えられます。創立100周年の記念企画として、五島慶太未来創造館において特別企画展を開催いたします。
 期間中は、season1からseason3の3回に分けて展示品の入れ替えをしております。展示品の主なものは、東急グループ100周年トレイン車内コンテンツ「事業の歴史シリーズ」・「車両の歴史シリーズ」を活用させていただき、実際の絵巻物として展示を行い、東急グループの歴史と未来について広く知っていただく特別企画展です。

関連ファイル

特別展「翼に希望をのせて ガレ、ドーム、ラリック -ガラス工芸にみるジャポニスムの鳥-」

  • 場所:北澤美術館
  • 開催期間:2022-03-19〜2023-03-14
  • お問い合わせ:0266-58-6000

■展覧会内容
ガレ、ドーム、ラリックのコレクションで知られる北澤美術館では、コロナ終息の願いをこめて、空高く飛びたつ鳥をテーマにした特別展を開催します。

皇帝を表すワシやフランスの象徴オンドリは、西洋の紋章にもみられる伝統のモチーフですが、ガレとドームが脚光を浴びた19世紀末のアール・ヌーヴォー期には、開国間もない日本に対する関心の高まりから、ツバメやスズメのような身近な小鳥、あるいはガンやサギといった水辺の野鳥など、日本の浮世絵や工芸にみられる鳥たちが、異国情緒ただよう洒落たモチーフとして人気を博しました。

ガラスに映る優雅な翼の彼方に希望の光が輝きます。《ひとよ茸ランプ》、《フランスの薔薇》をはじめ、北澤美術館が誇るガレの傑作もあわせてお楽しみください。


■開催情報
会期:2022年3月19日(土)~2023年3月14日(火)
開館時間:9時~18時(4月~9月)、 9時~17時(10月~3月)
※最終入館は閉館時間の30分前まで
休館日:年中無休、9月30日(金)一部展示替のため休館
入館料:大人1000円/中学生500円/小学生以下無料
団体(8名以上)各入館料より100円引
※ワークショップ事前予約の方は大人800円、中学生400円

■会場
北澤美術館 
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
0266-58-6000
https://kitazawa-museum.or.jp

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■関連イベント
〇記念講演会
『ガラス工芸にみるジャポニスムの鳥』
日時:2022年9月18日(日) 14:00~15:00
講師:池田まゆみ(北澤美術館主席学芸員)
参加費:聴講無料(要入館料)

〇ワークショップ
1:『アロマ香る鳥せっけん作り』
お好きな精油を加えて鳥のモチーフのアロマ石鹸を作ります。
講師:佐川尚恵氏(Neilikka Aroma 主宰)
日時:8月6日(土)・8月27日(土)・9月24日(土)
各日①10:30~、②13:00~、③14:30~より(約60分)
各回最大4名まで(予約優先・空席があれば当日受付可)
参加費:1,300円(税込/別途要入館料)※材料費含む

2:『ポーセリンアート体験』
鳥や花の絵付シールを貼りマイカップを作ります。
講師:柿澤朱美氏、小平さちこ氏(アトリエAS主宰)
日時:7月23日(土)・8月20日(土)・9月10日(土)
各日①10:30~、②13:00~、③14:30~より(約60分)
各回最大4名まで(予約優先・空席があれば当日受付可)
参加費:3,000円(税込/別途要入館料)※材料費含む
焼付け後郵送時、要別途送料550 円

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、各予定が変更になる場合があります。
最新情報は当館ホームページ、またはお電話でご確認ください。


服部一郎コレクション近現代絵画展 語りかける絵画 描かれた人物

服部一郎コレクションから、私たちに馴染み深い人物を描いた作品を中心に紹介します。描かれた人物像を通じて、親しい人々に思いを馳せる機会となれば幸いです。


向付 心躍る懐石のうつわ

向付は懐石に登場する食器の一つで、亭主が季節や茶会の趣向に合わせて選びます。本展では、館蔵品のなかから豊かな色彩やユニークな形などの向付を出品します。多彩な向付の世界をお楽しみください。


企画展「絵から読み解く!新編水滸画伝」

  • 場所:北斎館
  • 開催期間:2022-11-19〜2023-01-15
  • お問い合わせ:026-247-5206

 この展覧会は、葛飾北斎の読本挿絵作品の中で最長の巻数を誇る大作『新編水滸画伝』を専門的にご紹介する展覧会です。
「水滸伝」は中国明の時代に書かれた長編小説で、「三国志演義」「西遊記」「金瓶梅」とともに四大奇書のひとつに数えられています。宋の皇帝、徽宗(きそう)の時代、盗賊団を率いる宋江を中心とした百八人の豪傑が梁山泊に集い活躍する物語を描いています。日本では江戸時代中期になると岡島冠山が翻訳した『通俗忠義水滸伝』をもとに多くの翻訳本が生み出されました。戯作者の曲亭馬琴・高井蘭山が編訳し、葛飾北斎が挿絵を描いた『新編水滸画伝』もその一つでした。
 『新編水滸画伝』は文化二(1805)年から出版された九編全九十一冊からなる長編読本作品です。「画伝」とあるように、それまでの文字による翻訳本とは違い多くの挿絵が加えられたことにより各場面をイメージしやすく、また緊張感あふれる場面は読者を大いに楽しませました。中でも序盤の挿絵、伏魔殿に封印されていた魔物が放出される場面は北斎の大胆な発想力と構成力が見事に表現された一図です。放射状に放たれる光の中に群魔が潜み、それに驚く人々の姿がリアルかつ劇的に描かれています。
 本展では水滸伝の壮大なストーリーを紐解く北斎の挿絵を多数展示します。馬琴や蘭山の文章を基に北斎によって視覚化された水滸伝の世界、そのキャラクターや情景をこの機会にぜひお楽しみください。


「二十四節花〜深沢紅子の花と言葉〜」展

  • 場所:深沢紅子野の花美術館
  • 開催期間:2022-10-27〜2023-01-09
  • お問い合わせ:E-mail:kogenbunko@yahoo.co.jp TEL:0267-45-3662 FAX:0267-45-6466

日本には、古代中国に由来する、暦を等分する上での区分である二十四節気があります。立春、啓蟄、夏至、秋分、霜降、立冬、大雪、大寒……。日本人は、日々移り変わる四季をこまやかに捉えることで、自然に対する豊かな感受性を育んできました。
「華やかなものより落ちついたもの」を愛した紅子は、その画業を通じて、軽井沢や山中湖、岩手の土地にひっそりと咲く様々な野の花を描きました。たとえば、春を知らせるスイセン、凛とした夏のフシグロセンノウ、雪の中に咲く冬のヤマツバキなど。それらの絵は、それぞれの花が持つ季節の気配を、私たちの下に運んでくれます。
本展では、深沢紅子の水彩作品の中から、「エゾカワラナデシコ」「リンドウ」など、二十四節気それぞれに咲く野の花を描いた作品約30点のほか、油彩画作品約10点余、そして深沢省三の浅間山などを描いた水彩画作品など約10点、装幀・装画本など関連資料等を紹介いたします。
どうぞごゆっくりご鑑賞ください。

<深沢紅子略歴>
1903(明治36)年、岩手県盛岡市生まれ。16歳の時に故郷を出て上京、女子美術学校(現女子美術大学)日本画科に入学、のちに洋画科に転科し、西洋画を学ぶ。1923(大正12)年に同郷の画家深沢省三と結婚、1925年には二科展に初入選。その後は一水会、女流画家協会などで活躍し、5人の子を育てながら、90歳で亡くなるまで創作活動を続けた。

<美術館の建物>
1911年(明治44)に軽井沢郵便局として旧軽井沢に建てられ、長年、使用されてきた歴史的建造物を移築復元した。国登録有形文化財。1996(平成8)年、現在地に移築された際、外壁の色は新築当時のミントグリーンに復元された。


画像:深沢紅子 「ヤマツバキ」 1992年 水彩 (深沢紅子野の花美術館・軽井沢蔵)

【休館日・入館料】
11月30日までは無休。12月、1月は火・水・木・金曜日(※1/3は除く)および年末年始(12/26~1/1)は休館。(1/10~2/28は冬季休業)
開館時間:9:00~17:00。ただし、12月、1月は10:00~16:00。
入館料:大人600円 小中学生300円 


【アクセス】
JR北陸新幹線・しなの鉄道「軽井沢駅」下車、タクシー約10分、または、しなの鉄道「中軽井沢駅」下車、タクシー約7分
上信越自動車道・碓氷軽井沢ICより車で約15分
<急行塩沢湖線>「軽井沢駅北口バスターミナル④番」→「塩沢湖」下車(有料420円)、徒歩5分
<町内循環バス東・南廻り線>通年「軽井沢駅北口バスターミナル①番」→「塩沢湖」下車(有料100円)、徒歩5分

深沢紅子野の花美術館
長野県北佐久郡軽井沢町長倉217 軽井沢タリアセン内
電話0267―45―3662
FAX0267―45―6466
http://taliesin@karuizawataliesin.com


恋のメルヘン展

  • 場所:ペイネ美術館
  • 開催期間:2022-10-01〜2023-01-09
  • お問い合わせ:0267-46-6161

素朴なメルヘンらしさにあふれたペイネの絵。「ペイネの恋人たち」のかたわらには、小鳥、リス、うさぎ、天使たちが集まって、二人の恋を祝福しています。恋の熱気と、奔放な空想が混じった、夢のようにあまやかな世界にご招待します。直筆画、リトグラフなど約40点を展示。
 
【時間】9:00〜17:00(冬季は開園時間の変動および休園日あり)
【料金】大人1000円 小人500円
【電話】0267-46-6161

RaymondPeynet「メルヘン」©ADAGP,Paris&JASPAR,Tokyo,2022


秋季企画展「荻原恒夫 展 天へと向かう大地、その造形と空間」

2022年度 秋季企画展
志賀高原ロマン美術館 開館25周年記念展

荻原 恒夫 展 天へと向かう大地、その造形と空間

 志賀高原ロマン美術館開館25周年を記念して、2022年秋季企画展では陶芸家 荻原 恒夫の展覧会を開催致します。長野県小諸市出身の荻原 恒夫は、1972年より作陶をはじめ、今年で陶歴50周年を迎えました。現在では2003年より上高井郡高山村に開かれた半地下式穴窯『赤和窯』を制作の拠点としています。そこで、志野、瀬戸黒の釉薬表現にはじまり、素地の土そのものの表情を生かした焼き締めを中心に取り組み、常に新しい造形に挑み続けています。また、かつて高山村の地で焼かれていたとされる、藤沢焼(染付磁器)復元へ向けた動きや、須坂陶芸教室の主宰など、地域における陶芸の保存と普及を勢力的に担ってきました。

 この度の展覧会においては、荻原 恒夫の想いを具現化したとも言える土の造形、それぞれのシリーズに込められた概念に踏み込みます。技術と偶然性、安定と挑戦、静と動という対極の存在感を感じさせる荻原の作陶は、生命の躍動を表し、流動的かつ有機的な象形として生み出されます。大地から生まれた土の作品は、空間との呼応によりその物質性を際立たせ、繊細な表情を露わにします。個としての陶芸、シリーズとしての概念、そしてそれらを内包する空間芸術としての展示を、建築家・黒川 紀章が手掛けた志賀高原ロマン美術館の特異な建築空間内において存在させ、融合させることで紹介していきます。大地より立ち上がり、空を目指し、少しずつ空に伸びていくかのような陶造形の進化を経て、やがてその全てが浮かびあがり天体を形成するまでの様をご覧いただきたいと考えます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

会  期 ○ 2022年11月5日(土)〜2023年1月15日(日)
     ※ 1月1日(日)は休館
開館時間 ○ 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休 館 日○ 木曜日
入 場 料○ 大人 : 500円/小中生 : 300円
主   催 ○ 山ノ内町立志賀高原ロマン美術館

後   援 ○ JR東日本長野支社 長野電鉄(株) 信濃毎日新聞社 SBC信越放送 NBS長野放送 TSBテレビ信州 abn長野朝日放送 北信ローカル・りふれ テレビ北信ケーブルビジョン(株)山ノ内町観光連盟 志賀高原観光協会 北志賀高原観光協会 (一財)和合会 志賀高原リゾート開発(株)


日達れんげ きりえ展 八ケ岳山麓の森から

 八ヶ岳山麓の自然や村の暮らし、その豊かな魅力を存分に楽しめる日達れんげの作品展。 
 1963年長野県岡谷市生まれ、原村在住のきり絵作家 日達れんげは1982年に切り絵と出会い、八ヶ岳の野草や風景など、八ヶ岳山麓の暮らしの中で出会う折々の美しさや喜びを、細やかな切り絵イラストレーションや和の表情豊かな切り絵と、温かな筆致のエッセイで表現してきました。

 現在では、きりえ工房「れんげ草」(2002年~)を主宰。

 南信日日新聞「(なんにちウィークリー」1986〜87年)、長野日報(「花風土記」1996~97年、「れんげのほのぼの日記」1998〜2005年)など新聞連載で活躍し、1999年にはNHKテレビ「おしゃれ工房」の講師も務めています。国内外の展覧会でも受賞し「日伊芸術貢献作家」にも認定されています。

 原村の魅力的なモチーフとエピソードいっぱいの本展をぜひ、お楽しみください。

展覧会名称:日達れんげ 切り絵展 八ケ岳山麓の森から
会   期:2022年12月10日(土)~2023年3月21日(日) 
主 催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会

関連イベント:切り絵ワークショップ

1.「うさぎのカードをつくろう」 12月17日(土)13:30~15:30
2.「切り絵プリントのランチョンマットをつくろう」 2月23日(木・祝)13:30~15:30
3.「春のお花のカードをつくろう」 3月12日(土)13:30~15:30
  講師:日達れんげ


問いかける生きものたち~舘野鴻作品展

舘野鴻は、幼少時より熊田千佳慕氏に師事、土木作業員や生物調査のアルバイトの傍ら、現代美術の創作や音楽活動を続け、その後、図鑑の標本画や解剖図、景観図などのリアルイラストを描く仕事に従事。2005年より絵本創作を始めました。
 自ら、昆虫の観察・実験を含む生物調査をしながら絵本を創作、小さな生き物たちの生きざまを通して、自然界・宇宙の中での人のあり方を問う作品を作り続けています。
 特に今年は、5月に、ちいさなかがくのとも『みかづきのよるに』、たくさんのふしぎ『うんこ虫日記』(以上、福音館書店)の2冊、7月に自らの挿絵による初の小説を、10月4日には『ねことことり』(なかの真実/絵、世界文化社)と、次々と新作を発刊致しました。

 当展示では、これらの絵本原画全点と共に、これまでの人気作「細密画で描く美しい虫たち」シリーズ(偕成社)の中から2017年に第66回 小学館児童出版文化賞を受賞した『つちはんみょう』の全原画の他、絵本創作を始める前の教科書図や、昆虫・鳥などの解剖図などもご覧いただきます。今、のっている作家・画家の作品を総じて見ることができる展示です。

 また、以下のように、関連イベントも予定しています。
10月10日(祝・月) ワークショップ「たてのくんと森のおうちの森を探索しよう」、
11月26日(土) 「対談 : 舘野鴻×酒井倫子(森のおうち館長)~虫たちはこう生きている。私たちはどうか?~」

「問いかける生きものたち~舘野鴻作品展」
2022年10月7日(金)~2023年1月24日(火)
【展示作品】
ちいさなかがくのとも『みかづきのよるに』 たての ひろし/作・絵 (福音館書店
たくさんのふしぎ『うんこ虫を追え』 舘野 鴻/文・絵 (福音館書店)
『ねことことり』 舘野 鴻/作 なかの真実/絵 (世界文化社)
『ソロ沼のものがたり』 舘野 鴻/作 (岩波書店)
『つちはんみょう』 舘野 鴻/作・絵 (偕成社)
※以上、全原画を展示
『しでむし』『ぎふちょう』『がろあむし』表紙絵 舘野 鴻/作・絵 (偕成社)
教科書図、解剖図、他

舘野 鴻(たてのひろし)●プロフィール
1968年、神奈川県横浜市生まれ。幼少時より熊田千佳慕氏に師事。中高生のときは生物部所属。札幌学院大学在学中に演劇、舞踏、音楽と出会う。
土木作業員や生物調査のアルバイトの傍ら、現代美術の創作や音楽活動を続けた。その後、図鑑の標本画や解剖図、景観図などのリアルイラストを描く
仕事に従事し、2005年より絵本創作を始めた。絵本に『しでむし』『ぎふちょう』『つちはんみょう』(小学館児童出版文化賞受賞)『がろあむし』(以上、偕成
社)、『みかづきのよるに』(福音館書店)など、徹底的な観察をもとに描かれる繊細かつダイナミックな作品で知られる。文章を手がけた絵本に『あまが
えるのかくれんぼ』『あまがえるのぼうけん』(かわしまはるこ絵、世界文化社)など。生物画や本の装画も多く手がける。フィールドワークを中心とした生
活を送り、野生動物たちの生き様に目を凝らしながら、絵を描く。神奈川県秦野市在住。


令和4年度冬季企画展「高遠藩の遺産-最後の藩主が残したもの-」

  • 場所:長野県立歴史館
  • 開催期間:2023-01-14〜2023-02-26
  • お問い合わせ:総合情報課 026ー274ー3991

高遠藩が残した武具や道具類、また、藩校進徳館が輩出した人材に注目する展示です。最後の藩主であった内藤頼直と高遠の人びととの間にあったつながりや絆に触れます。(「高藩探勝(桜馬場春駒)」伊那市立高遠町歴史博物館蔵)


秋冬展「アーサー・ラッカムとギフト・ブックの時代」

「挿絵本の黄金時代」を築いたアーサー・ラッカム
彼の作品と「ギフト・ブック」の時代を辿る

 「ギフト・ブック」とは、19世紀末頃から20世紀初めに出版されていた、豪華な装飾がほどこされた挿絵入りの本です。その主な内容は、グリム童話をはじめとする昔話や、アンデルセン童話などの児童文学となっており、芸術家たちによる美しいイラストともに、物語を楽しむことができました。また、クリスマスプレゼントの贈り物としても喜ばれていました。
 こうした「ギフト・ブック」の挿絵画家の代表格が、イギリスの画家アーサー・ラッカムです。ラッカムは『リップ・ヴァン・ウィンクル』(1905年)や『ケンジントン公園のピーター・パン』(1906年)のヒットを皮切りに、一躍人気のイラストレーターとなりました。彼が挿絵をつけた『不思議の国のアリス』(1907年)は、現在でも高い人気を誇ります。また、『グリム童話』(1900年)は、後に豪華増補版が出るほどの売れ行きでした。
 彼が描く妖精や動物、騎士やお姫さまといった登場人物は、美しさや力強さの中にどこかあやしさを兼ね備え、子どもたちの想像力や好奇心を誘いました。彼の表現は「魔力」や「魔術師」と例えられることもあり、没後から80年以上経った今も、ヨーロッパ中で個展が開催され、世界中のイラストレーターに影響を与え続けています。
ラッカムの目覚ましい活躍は、当時「ギフト・ブック」が多くの人に望まれていたことを表します。一方、1914年に起こった第一次世界大戦を境に、その出版数は減少していきました。この時期は印刷コストが制限されたことから、ラッカムはシルエット絵を用いた『シンデレラ』(1919年)を生みだしました。また、遺作となったケネス・グレアム作『たのしい川辺』(1936年)は、依頼を受けた当初は契約や多忙の事情で描くことができず、晩年にようやく取りかかれた仕事でもありました。このように、彼の作品から、「ギフト・ブック」の時代の様相を垣間見ることができます。
 本展では、アーサー・ラッカムの挿絵の魅力にせまりながら、子どもたちの絵本の歴史を飾った「ギフト・ブック」を振り返ります。このほか、当館の収蔵品の中から貴重な60点以上の「ギフト・ブック」と、ラッカムと同時代に活躍した画家であるロビンソン三兄弟、レズリー・ブルックらの原画も展示いたします。

アーサー・ラッカム画「食料品屋のこびと」『アンデルセン童話集/Fairy Tales by Hans Andersen』1932年刊


秋冬展「おもちゃたちのクリスマスマーケット」

あたたかな光があふれるドイツのクリスマス

 日照時間も短く寒さも厳しいドイツの冬。長く暗い季節の中、人々が心待ちにしているのが「クリスマス」です。ドイツにはクリスマスに関する様々な文化があります。そのうちの1つが、「クリスマスマーケット(Weihnachtsmarkt)」です。
クリスマスマーケットは、クリスマスの準備期間である「アドヴェント(Advent)」の時期に、町の広場で開催されます。大都市では市庁舎や教会の前の広場などで盛大に行われます。グリューワインやソーセージ、ドイツのクリスマスケーキ「シュトレン(Stollen)」を売る屋台など、様々な屋台が立ち並びます。クリスマスツリーの「オーナメント(Baumschmuck)」や「くるみ割り人形(Nussknacker)」、「クリスマスピラミッド(Weihnachtspyramiden)」など木工おもちゃを販売する屋台もあります。クリスマスピラミッドは、ろうそくを灯した状態で窓辺に飾られます。ろうそくを灯すおもちゃのあたたかな光は、人々の心も明るくしてくれるのかもしれません。
 クリスマスマーケット以外にも、クリスマスに家々をまわり聖歌を歌う「聖歌隊(Kurrende)」や「クリスマスプレゼントが2度貰える」、「木の棒を持ったサンタクロースがいる」など、日本では珍しい文化もみられます。
 本展では、クリスマスマーケットにちなんだおもちゃを中心に展示します。クリスマスマーケットの屋台を再現したミニチュアや、シュトレンを抱えたパン屋のパイプ人形などクリスマスマーケットならではのモチーフをご紹介します。また、サンタクロースにまつわる文化や聖歌隊などのクリスマスの慣習も、クリスマスプレゼントにぴったりな木工おもちゃとともに展示します。クリスマスマーケットの雰囲気を味わいながら、お気に入りのおもちゃを見つけていただけたら幸いです。

【見どころ】
〇クリスマスマーケットの屋台を模したミニチュア
〇ドイツのクリスマスの雰囲気を味わえる

クリスマスマーケットの屋台/Gläßer他


東急グループ軌跡と未来(ゆめ)TOKYU百年絵巻特別企画展

  • 場所:五島慶太未来創造館
  • 開催期間:2022-07-01〜2023-03-31
  • お問い合わせ:五島慶太未来創造館 電話0268-49-0303

 青木村出身の五島慶太が実質的な創始者である東急グループが9月2日創立100周年を迎えられます。創立100周年の記念企画として、五島慶太未来創造館において特別企画展を開催いたします。
 期間中は、season1からseason3の3回に分けて展示品の入れ替えをしております。展示品の主なものは、東急グループ100周年トレイン車内コンテンツ「事業の歴史シリーズ」・「車両の歴史シリーズ」を活用させていただき、実際の絵巻物として展示を行い、東急グループの歴史と未来について広く知っていただく特別企画展です。

関連ファイル

特別展「翼に希望をのせて ガレ、ドーム、ラリック -ガラス工芸にみるジャポニスムの鳥-」

  • 場所:北澤美術館
  • 開催期間:2022-03-19〜2023-03-14
  • お問い合わせ:0266-58-6000

■展覧会内容
ガレ、ドーム、ラリックのコレクションで知られる北澤美術館では、コロナ終息の願いをこめて、空高く飛びたつ鳥をテーマにした特別展を開催します。

皇帝を表すワシやフランスの象徴オンドリは、西洋の紋章にもみられる伝統のモチーフですが、ガレとドームが脚光を浴びた19世紀末のアール・ヌーヴォー期には、開国間もない日本に対する関心の高まりから、ツバメやスズメのような身近な小鳥、あるいはガンやサギといった水辺の野鳥など、日本の浮世絵や工芸にみられる鳥たちが、異国情緒ただよう洒落たモチーフとして人気を博しました。

ガラスに映る優雅な翼の彼方に希望の光が輝きます。《ひとよ茸ランプ》、《フランスの薔薇》をはじめ、北澤美術館が誇るガレの傑作もあわせてお楽しみください。


■開催情報
会期:2022年3月19日(土)~2023年3月14日(火)
開館時間:9時~18時(4月~9月)、 9時~17時(10月~3月)
※最終入館は閉館時間の30分前まで
休館日:年中無休、9月30日(金)一部展示替のため休館
入館料:大人1000円/中学生500円/小学生以下無料
団体(8名以上)各入館料より100円引
※ワークショップ事前予約の方は大人800円、中学生400円

■会場
北澤美術館 
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
0266-58-6000
https://kitazawa-museum.or.jp

==================================
■関連イベント
〇記念講演会
『ガラス工芸にみるジャポニスムの鳥』
日時:2022年9月18日(日) 14:00~15:00
講師:池田まゆみ(北澤美術館主席学芸員)
参加費:聴講無料(要入館料)

〇ワークショップ
1:『アロマ香る鳥せっけん作り』
お好きな精油を加えて鳥のモチーフのアロマ石鹸を作ります。
講師:佐川尚恵氏(Neilikka Aroma 主宰)
日時:8月6日(土)・8月27日(土)・9月24日(土)
各日①10:30~、②13:00~、③14:30~より(約60分)
各回最大4名まで(予約優先・空席があれば当日受付可)
参加費:1,300円(税込/別途要入館料)※材料費含む

2:『ポーセリンアート体験』
鳥や花の絵付シールを貼りマイカップを作ります。
講師:柿澤朱美氏、小平さちこ氏(アトリエAS主宰)
日時:7月23日(土)・8月20日(土)・9月10日(土)
各日①10:30~、②13:00~、③14:30~より(約60分)
各回最大4名まで(予約優先・空席があれば当日受付可)
参加費:3,000円(税込/別途要入館料)※材料費含む
焼付け後郵送時、要別途送料550 円

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、各予定が変更になる場合があります。
最新情報は当館ホームページ、またはお電話でご確認ください。


服部一郎コレクション近現代絵画展 語りかける絵画 描かれた人物

服部一郎コレクションから、私たちに馴染み深い人物を描いた作品を中心に紹介します。描かれた人物像を通じて、親しい人々に思いを馳せる機会となれば幸いです。


向付 心躍る懐石のうつわ

向付は懐石に登場する食器の一つで、亭主が季節や茶会の趣向に合わせて選びます。本展では、館蔵品のなかから豊かな色彩やユニークな形などの向付を出品します。多彩な向付の世界をお楽しみください。


日達れんげ きりえ展 八ケ岳山麓の森から

 八ヶ岳山麓の自然や村の暮らし、その豊かな魅力を存分に楽しめる日達れんげの作品展。 
 1963年長野県岡谷市生まれ、原村在住のきり絵作家 日達れんげは1982年に切り絵と出会い、八ヶ岳の野草や風景など、八ヶ岳山麓の暮らしの中で出会う折々の美しさや喜びを、細やかな切り絵イラストレーションや和の表情豊かな切り絵と、温かな筆致のエッセイで表現してきました。

 現在では、きりえ工房「れんげ草」(2002年~)を主宰。

 南信日日新聞「(なんにちウィークリー」1986〜87年)、長野日報(「花風土記」1996~97年、「れんげのほのぼの日記」1998〜2005年)など新聞連載で活躍し、1999年にはNHKテレビ「おしゃれ工房」の講師も務めています。国内外の展覧会でも受賞し「日伊芸術貢献作家」にも認定されています。

 原村の魅力的なモチーフとエピソードいっぱいの本展をぜひ、お楽しみください。

展覧会名称:日達れんげ 切り絵展 八ケ岳山麓の森から
会   期:2022年12月10日(土)~2023年3月21日(日) 
主 催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会

関連イベント:切り絵ワークショップ

1.「うさぎのカードをつくろう」 12月17日(土)13:30~15:30
2.「切り絵プリントのランチョンマットをつくろう」 2月23日(木・祝)13:30~15:30
3.「春のお花のカードをつくろう」 3月12日(土)13:30~15:30
  講師:日達れんげ


令和4年度冬季企画展「高遠藩の遺産-最後の藩主が残したもの-」

  • 場所:長野県立歴史館
  • 開催期間:2023-01-14〜2023-02-26
  • お問い合わせ:総合情報課 026ー274ー3991

高遠藩が残した武具や道具類、また、藩校進徳館が輩出した人材に注目する展示です。最後の藩主であった内藤頼直と高遠の人びととの間にあったつながりや絆に触れます。(「高藩探勝(桜馬場春駒)」伊那市立高遠町歴史博物館蔵)


東急グループ軌跡と未来(ゆめ)TOKYU百年絵巻特別企画展

  • 場所:五島慶太未来創造館
  • 開催期間:2022-07-01〜2023-03-31
  • お問い合わせ:五島慶太未来創造館 電話0268-49-0303

 青木村出身の五島慶太が実質的な創始者である東急グループが9月2日創立100周年を迎えられます。創立100周年の記念企画として、五島慶太未来創造館において特別企画展を開催いたします。
 期間中は、season1からseason3の3回に分けて展示品の入れ替えをしております。展示品の主なものは、東急グループ100周年トレイン車内コンテンツ「事業の歴史シリーズ」・「車両の歴史シリーズ」を活用させていただき、実際の絵巻物として展示を行い、東急グループの歴史と未来について広く知っていただく特別企画展です。

関連ファイル

特別展「翼に希望をのせて ガレ、ドーム、ラリック -ガラス工芸にみるジャポニスムの鳥-」

  • 場所:北澤美術館
  • 開催期間:2022-03-19〜2023-03-14
  • お問い合わせ:0266-58-6000

■展覧会内容
ガレ、ドーム、ラリックのコレクションで知られる北澤美術館では、コロナ終息の願いをこめて、空高く飛びたつ鳥をテーマにした特別展を開催します。

皇帝を表すワシやフランスの象徴オンドリは、西洋の紋章にもみられる伝統のモチーフですが、ガレとドームが脚光を浴びた19世紀末のアール・ヌーヴォー期には、開国間もない日本に対する関心の高まりから、ツバメやスズメのような身近な小鳥、あるいはガンやサギといった水辺の野鳥など、日本の浮世絵や工芸にみられる鳥たちが、異国情緒ただよう洒落たモチーフとして人気を博しました。

ガラスに映る優雅な翼の彼方に希望の光が輝きます。《ひとよ茸ランプ》、《フランスの薔薇》をはじめ、北澤美術館が誇るガレの傑作もあわせてお楽しみください。


■開催情報
会期:2022年3月19日(土)~2023年3月14日(火)
開館時間:9時~18時(4月~9月)、 9時~17時(10月~3月)
※最終入館は閉館時間の30分前まで
休館日:年中無休、9月30日(金)一部展示替のため休館
入館料:大人1000円/中学生500円/小学生以下無料
団体(8名以上)各入館料より100円引
※ワークショップ事前予約の方は大人800円、中学生400円

■会場
北澤美術館 
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
0266-58-6000
https://kitazawa-museum.or.jp

==================================
■関連イベント
〇記念講演会
『ガラス工芸にみるジャポニスムの鳥』
日時:2022年9月18日(日) 14:00~15:00
講師:池田まゆみ(北澤美術館主席学芸員)
参加費:聴講無料(要入館料)

〇ワークショップ
1:『アロマ香る鳥せっけん作り』
お好きな精油を加えて鳥のモチーフのアロマ石鹸を作ります。
講師:佐川尚恵氏(Neilikka Aroma 主宰)
日時:8月6日(土)・8月27日(土)・9月24日(土)
各日①10:30~、②13:00~、③14:30~より(約60分)
各回最大4名まで(予約優先・空席があれば当日受付可)
参加費:1,300円(税込/別途要入館料)※材料費含む

2:『ポーセリンアート体験』
鳥や花の絵付シールを貼りマイカップを作ります。
講師:柿澤朱美氏、小平さちこ氏(アトリエAS主宰)
日時:7月23日(土)・8月20日(土)・9月10日(土)
各日①10:30~、②13:00~、③14:30~より(約60分)
各回最大4名まで(予約優先・空席があれば当日受付可)
参加費:3,000円(税込/別途要入館料)※材料費含む
焼付け後郵送時、要別途送料550 円

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、各予定が変更になる場合があります。
最新情報は当館ホームページ、またはお電話でご確認ください。