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想いをつたえるミニチュア展 ~エルツ地方のおもちゃ工房をたどって~(後期展)

【展示内容】
 ドイツ・エルツ地方は、木のおもちゃ作りで世界的に有名な地域です。「おもちゃの町」として名高いザイフェンをはじめ、木のおもちゃ作りを営む地域が多くあります。エルツ地方のおもちゃ工房では、「くるみ割り人形」などの伝統的なおもちゃの他に、多彩なミニチュアも制作されています。
 例えば、ライヒセンリンク工房では、春にぴったりな「花」のミニチュアが、エミール・ヘルビッヒ工房では、グリム童話や動物、絵画などをモチーフにした、木彫りのミニチュアが制作されています。
 本展では、エルツ地方のおもちゃのなかでも、ミニチュアを中心に展示します。1つ1つ手作業で作られているミニチュアのなかには、それを制作する工房の想いやこだわりが込められています。ミニチュアがつくる世界を楽しみながら、エルツ地方のおもちゃ工房を知る機会になれば幸いです。

【代表画像キャプション】
お花屋さんのミニチュア、はちみつ屋さんのミニチュア、花の木/FLADE


イソップ童話とどうぶつ絵本

【展示内容】
 「イソップ童話」は主に、動物たちの掛け合いや行動から、教訓や風刺を伝えるお話です。教育の一環としても読まれてきた一方、登場する動物たちの習性が物語に活かされており、「どうぶつ絵本」としての側面もあります。
 例えば「ライオンとネズミ」では、ライオンがネズミを見つけ食べようとしたところ、命ごいをされ、ライオンは見逃します。その後、ライオンが網にかかってしまったとき、ネズミが網をかみちぎって助けてくれます。ここには、ライオンの「大きくて強い、百獣の王」のイメージと、ネズミの「小さくて小回りがきき、強い前歯を持つ」という特徴が反映されています。イソップ童話は、動物のお話としての魅力も持つのです。
 本展では、佐久市在住の絵本作家・いまい あやの氏による『イソップ物語 13のおはなし』を中心に、さまざまなどうぶつ絵本の原画を紹介します。絵本に描かれる動物の特徴やキャラクター性をと照らし合わせながら、どうぶつ絵本の世界を楽しんでいただけたら幸いです。

【代表画像キャプション】
いまいあやの「ライオンとネズミ」『イソップ物語 13のおはなし』©2012 Ayano Imai/BL出版


日達れんげ展 きりえのふるさと

岡谷市出身のきりえ作家 日達れんげは、季節のものごとや身の回りの風景、諏訪地域の風物などをモチーフにしたきりえ作品を制作しています。その作品は、きりえの持ち味である繊細かつ端正な雰囲気、遊び心のあるかわいらしさ、新鮮な画面構成など、さまざまな美しさをもって私たちの目を楽しませます。
日達はきりえに添えたエッセイも執筆しており、そこには日々の生活で見出したものの美しさや、出会った人々と過ごす心温まるひとときが表現されています。それを読むと、日達のきりえ作品には、優れた構成力やデザイン性、豊かなアイデアとともに、身の回りのものに対する優しい眼差しがあることを感じ取ることができます。
本展では、日達がきりえに出会った岡谷や、のちに移り住んだ原村に関わる作品を展示します。


みんなのおうち絵本原画展

さて、当館では開館記念日(4月29日)を含む2025年4月11日(金)~6月30日(日)の期間、館名にもなっている“おうち”をテーマに、さまざまなおうちと暮らしを題材にした絵本3作品のすべての原画を展示する「みんなのおうち絵本原画展」を下記の通り開催致します。
『みんなのいえ』は、人気絵本作家・たしろちさとが2001年に発表した絵本デビュー作です。2023年に20数年の時を経て、新たな描き下ろしの絵も加わり、ハードカバーが刊行されました。そこに住む人にあわせて変わっていく家の変化を魅力的に描いています。変化に終わりのない「みんなのいえ」は、住居について考える原点となる内容です。
『とってもすてきなおうちです』は、様々な生きものそれぞれにとっての“おうち”に注目した絵本です。形も環境も違いますが、ひとつひとつが、住み手にとっての安心できる場所なのだと、絵本作家・高橋和枝の柔らかく優しい絵が読み手に語りかけます。
『みんなのいちにち』は、1軒の建物の7つの部屋を定点観測するように、繰り広げられる登場人物たちの一日の活動を追うのが楽しい作品です。切り絵の手法でポップに描かれた原画はなかなかの迫力です。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。


2025年4月11日(金)~2025年6月30日(月)
「みんなのおうち絵本原画展」
『みんなのいえ』 たしろちさと/作(文溪堂)
『とってもすてきなおうちです』 なかがわちひろ/文、高橋和枝/絵(アリス館)
『みんなのいちにち』 たけうちちひろ/作(アリス館)

(同時展示)「宮沢賢治絵本原画展」
『画本宮沢賢治 雨ニモマケズ』宮沢賢治/作、小林敏也/絵(好学社)原画全点(木版画)・パネル張り原画全18枚で建てる「雨ニモマケズ小屋」(試作)
以上


絵本美術館&コテージ 森のおうち

開館時間●9:30~17:00 ※12~2月は16:30閉館(最終入館は閉館30分前まで、変更日・館HP参照)
休館日●木曜 ※冬期休館1/7・火~16・木、2月のみ水・木曜日 (祝日振り替え有り)
 入館料●大人900円 小・中学生500円 3歳以上250円 3歳未満無料
399-8301 長野県安曇野市穂高有明2215-9 TEL0263-83-5670 FAX0263-83-5885
http://www.morinoouchi.com


バーナーワークの世界 2025

  • 場所:北澤美術館
  • 開催期間:2025-05-31〜2025-07-21
  • お問い合わせ:0266586000

バーナーの炎でガラスを熔かして成形するバーナーワーク。
毎年開催を重ね、14回目を迎える本展では、現在活躍中の作家4名の作品を紹介します。

さまざまな生き物や植物、古代文様などを表した多彩なとんぼ玉、帯留、モダンなアクセサリーなど、作家の個性が光る作品の数々をご覧ください。


■出品作家
城下鮎子・多鹿由美・林 裕子・宮野美樹

■作家在廊日(バーナーワーク実演予定)
5月31日(土)
6月1日(日)、6月28日(土)、6月29日(日)
7月20日(日)、7月21日(月・祝)
※在廊作家の詳細は、展覧会ページにてご確認ください。

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■開催情報
会期:2025年5月31日(土)~7月21日(月・祝)
開館時間:9:00~18:00 ※最終入館は17:30まで

入館料:大人1000円/中学生500円/小学生以下無料
    団体(8名以上)各入館料より100円引
※この入館料で北澤美術館のすべての展示室をご覧になれます。

■会場
北澤美術館 1F・多目的ギャラリー
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
0266-58-6000
https://kitazawa-museum.or.jp


知られざる秀逸コレクション 東京・足立区立郷土博物館所蔵浮世絵名品展

  • 場所:北斎館
  • 開催期間:2025-05-25〜2025-10-05
  • お問い合わせ:026-247-5206

1986年の開館以来、足立区ゆかりの歴史・美術資料の発掘と収集に尽力されている足立区立郷土博物館には、1000点を超える浮世絵版画のコレクションが収蔵されています。松方三郎旧蔵品を中核としたこのコレクションは、初期浮世絵の奥村政信に始まり、錦絵の創始者鈴木春信や歌麿、北斎、広重、といった人気絵師、さらには明治期の小林清親にまで至る広範なものです。また、現代でも人気の高い歌川国芳の名品や近年注目を集める小原古邨の作品などが含まれる稀少性・先見性もこのコレクションの大きな魅力の一つでしょう。本展ではこの秀逸コレクションの全貌を4期に分けてご紹介します。

【第一期】初期から歌麿まで
5月24日㈯〜6月22日㈰

【第二期】栄之・北斎・英泉
6月28日㈯〜7月27日㈰

【第三期】歌川派の全盛
8月2日㈯〜8月31日㈰

【第四期】明治から昭和へ
9月6日㈯〜10月5日㈰


企画展「大正・昭和初期の東京アトリエ村を彩った画家たち 鈴木金平と清水多嘉示」

 赤レンガの高架と道行く人を色彩豊かな表現で描いた「有楽町附近」(東京国立近代美術館蔵)で知られる洋画家 鈴木金平(1896-1978)とその同時代の芸術家たちの絵画展を開催します。

 鈴木金平は岸田劉生に師事し、白馬会葵橋洋画研究所で油絵を学びます。大正元(1912)年には、その卓越した画力が評価され16歳の若さで日本初の表現主義の美術運動であるヒュウザン会結成に参加。のちに中村彜に出会い、彝周辺の画家たちとともに「金塔社」の結成に参加。彝の代表的著作である『芸術の無限感』(1926年刊行)を編集するなどその活動を支えました。33年には牧野虎雄らを中心とした「旺玄社」の創立に参画し、戦後には再興した「旺玄会」で中心メンバーとなり洋画界で活躍しました。

 このたびは鈴木金平の油彩作品 約30点を中心に、鈴木金平と清水多嘉示が兄事した夭折の画家 中村彝、金平とは白馬会研究所の仲間で終生の友となる鈴木信太郎(1893-1994)、諏訪で教鞭をとった宮芳平(1893-1971)、宮芳平の画友で富士見町にアトリエをもった曽宮一念(1895-1989)の絵画、原村出身の清水多嘉示(1897-1981)が描いた諏訪時代の絵画やアトリエ村の風景絵画を展示。大正から昭和初期のアトリエ村で活躍した芸術家たちの作品をご紹介いたします。

展覧会名称:「大正・昭和初期の東京アトリエ村を彩った芸術家たち 鈴木金平と清水多嘉示」
会 期:令和7(2025)年4月5日(土)~6月29日(日)
主 催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会
協   賛:スワテック建設株式会社、諏訪信用金庫、株式会社イツミ、たてしな自由農園
入 館 料:高校生以上510円(460円)、小中学生250円(200円) 
※()内は20名以上の団体料金。諏訪6市町村内の小中学生は学生証や図書カードなどの提示で入館無料。


【関連イベント】
◇講演会
1. 講演会「中村彜とその周辺—〈無限観〉の美意識で響きあう魂」
講師:阿王桂(中村彝会 代表)
日時:5月3日(土)13:30~15:00

2.講演会「白樺と美術」
講師:冨永淳子 (安曇野高橋節郎記念美術館 学芸員)
日時:6月14日(土)13:30~15:00
(同時開催:ミニ講座「白樺派と諏訪の芸術」塚崎美歩/八ヶ岳美術館 学芸員)

3.講演会「近代彫刻の巨匠たちと清水多嘉示」
   講師:武井敏(碌山美術館 学芸員)
   日時: 6月19日(木)13:30~15:00

◇ギャラリートーク  
4月26日(土)10:00~11:00 5月5日(火・休)14:00~15:00 
※各回 とも要予約 参加費:無 料(入館料別途) 会場:八ヶ岳美術館 企画展示室

◇親子体験教室
1. そっくりに描こう!油絵で名画ワークショップ 4月13日(日)13:00~15:00
  小さなキャンバスに油絵具で近代の名画を模写します
  日時:4月13日(日)13:30~15:00

2. 彫刻のポーズをとって描こう!クロッキー会 
  彫刻作品のポーズをとり、鉛筆で描いてみましょう 
  日時:5月17日(土)13:30~15:00
  ※各回 とも 参加費:無料(入館料別途)/要予約  会場:八ヶ岳美術館 企画展示室

◆展示替え日程 会期中 4月26日(土)から展示替えを行います。
        (鈴木信太郎・中村彝の作品の追加を予定しております)


2025年度 特別展「万国博覧会のガレ」

  • 場所:北澤美術館
  • 開催期間:2025-03-22〜2026-03-10
  • お問い合わせ:0266586000

■展覧会内容

科学と技術の進歩の時代といわれる19世紀。それを象徴する催しが、1851年にロンドンで第1回目が開催された万国博覧会です。最新の発明や発見、遠い異国の生き物や風俗が一大パノラマを展開する光景に、皇帝から庶民まで老若男女が目を見張り、興奮の渦に包まれました。

パリでは1855年から1900年までに5回の万博が開かれました。ガラス工芸家エミール・ガレ(1846-1904)はその機会を活かし、回を重ねる毎に成功を勝ち取っていったのです。
ジャポニスムの熱狂を体験した1867年、若き工芸家としてデビューを飾った1878年。エッフェル塔が建設された1889年に初のグランプリを獲得、1900年に再びグランプリに輝き工芸家としてのキャリアの頂点に立ちます。

本展では、20年振りに日本で開催される「2025年大阪・関西万博」にちなみ、万国博覧会出品作を中心にガレの活動を振り返ります。良きライバルとして競い合ったドーム兄弟による万博出品作、1925年のアール・デコ博覧会で脚光を浴びたルネ・ラリックの作品も、あわせて展示いたします。


■開催情報
会期:2025年3月22日(土)~2026年3月10日(火)
開館時間:9時~18時(4月~9月)、 9時~17時(10月~3月)
※最終入館は閉館時間の30分前まで
会期中の休館日:5/20、9/2、10/1、11/25、12/31、1/1、2/24
入館料:大人(高校生以上)1000円/中学生500円/小学生以下無料
団体(8名以上)各入館料より100円引

■会場
北澤美術館 
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
0266-58-6000
https://kitazawa-museum.or.jp

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【関連イベント】
■記念講演会『エミール・ガレ 万国博覧会への挑戦』
講師:池田まゆみ(北澤美術館 主席学芸員)
日時:2025年5月10日(土) 14時~15時
参加費:無料(要入館券)、申込み不要

■学芸員によるギャラリートーク
展示の見どころや作品について解説します。
日時:毎月1回(約30分)
※開催日時は当館ホームページの「お知らせ」、SNSに掲載します。
参加費:無料(要入館券)、申込み不要
          

■ワークショップ 『ミクロモザイクのアクセサリー作り』
イタリア発祥の伝統工芸。小さくカットしたガラスで模様を描き、アクセサリーを作ります。
講師:Eriko氏(ミクロモザイクcoloe 主宰)
日時:2025年7月19日(土)、8月24日(日)、9月20日(土)
   各日 ①10:30、②13:00、③15:00開始(所要60~90分)
定員:各回4名(予約優先・空席があれば当日受付可)
参加費:真鍮枠ピンブローチ または ペンダントトップ 各5500円
    木枠大ピンブローチ 4400円・木枠小ストラップ 3850円※すべて税込
※入館料は別途必要
※ワークショップ事前予約割引:入館料を大人500円、中学生300円に割引いたします。
(通常大人1,000円、中学生500円/当日入館時のWS申し込みは、通常入館料金)


響き合う陶磁器の色 三彩と五彩

  • 場所:サンリツ服部美術館
  • 開催期間:2025-06-06〜2025-08-31
  • お問い合わせ:サンリツ服部美術館 0266-57-3311

中国では、高い技術と研ぎ澄まされた感性によって数々の陶磁器の名品を生み出してきました。特に鮮やかな色彩で知られているのが三彩と五彩です。どちらも複数の色で装飾されていることからつけられた名称ですが、三彩は素地に釉薬を掛け流すのに対し、五彩は上絵具を用いて文様を描いています。器面を覆う艶やかな釉薬、絵画のような精緻な文様など、さまざまな技法と絶妙な配色で華やかに彩られた中国陶磁からは、当時の人々の美意識を感じることができるでしょう。
本展では、サンリツ服部美術館が所蔵する三彩と五彩の名品を一堂に会し、色彩豊かな中国陶磁の魅力をご紹介いたします。
うつわに広がる色鮮やかな中国陶磁の世界をご堪能ください。


春の企画展「見るカイあり!貝の魅力大集合—長野の貝化石から現在の貝殻まで—」

貝の仲間は、私たちになじみ深い巻貝や二枚貝の仲間をはじめ、タコやイカの仲間や細長い筒状の殻をもつツノガイの仲間など、地球上の動物の中で昆虫に次いで多くの種が確認され、大繁栄しています。貝殻の色彩や形態は多様性に富み、生息域も深海から淡水そして陸上にまでおよびます。
 長野市では、かつて海の底だった地層中から様々な貝の化石が発見され、その種類及び生息域から、当時の長野地域の自然環境を復元することができています。また、長野市内から出土した縄文時代の貝形土製品、江戸時代に貝に魅せられた人々が収集した貝コレクションや美しさを活かした調度品など、人々と関わり深い貝も数多くあります。
 今回の展示では、 現生の貝の多様性と長野の貝化石、貝を利用してきた人々の知恵や好奇心についてご紹介します。


「風薫る~春から夏を彩る野の花たち~」

深沢紅子(1903-1993)は、上京して岡田三郎助のもとで油彩画を学び、一水会展、女流画家展などに作品を発表するかたわら、1930年代から訪れていた軽井沢をこよなく愛し、1964年から1983年までの20年間、軽井沢の堀辰雄1412番山荘(現在、軽井沢高原文庫に移築)を夏のアトリエとして使用し、浅間高原に咲く多くの野の花を水彩で描き続けました。
本展では、深沢紅子が長年にわたり描いた野の花の油彩・水彩作品の中から、春から夏にかけて高原を彩る花を描いた作品をご覧いただきます。紅子が野の花作品に込めた思いを感じていただけたら幸いです。子供の頃、日本画を習っていた紅子の特徴がよく出た屏風絵も含め、約50点を展観します。


画像:「風薫る~春から夏を彩る野の花たち~」チラシ表


【休館日・入館料】
入館料/大人600円、小中学生300円
開館時間:9:00~17:00

<イベント>
野の花さんぽ2025 
軽井沢の自然の豊かさと、軽井沢タリアセンに残された里山を発見する「野の花さんぽ」シリーズ
を2025年も開催します。四季折々に咲く花や植物たちを、一緒に歩きながら、途中クイズなどに
挑戦しながら楽しく探します。植物に詳しくない初心者の方も大歓迎です。どうぞお気軽にご参加
ください。
日時:5月11日(日)10:00~11:30、7月12日(土)13:30~15:00、8月9日(土)13:30~15:00
料金:深沢紅子野の花美術館入館料(大人600円 小・中学生300円)
定員:10名程度  ※要予約 ※小雨決行 
ガイド:軽井沢サクラソウ会議・自然観察指導員  
集合:当日、深沢紅子野の花美術館入館券またはミュージアムセット券をご購入のうえ、開始時刻の5分前までに軽井沢タリアセン中央ゲート前までお越しください。
予約受付:電話:0267-46-6161 または FAX:0267-45-3663 までご連絡ください。
予約は前日15時まで受け付けております。


入館料/大人600円、小中学生300円
会期中無休
開館時間:9:00~17:00


次回展示
「山粧う~夏から秋を彩る野の花たち~」
8月28日(木)~2026年1月12日(月) 

※展覧会およびイベントは、予告なく変更または中止する場合がございます。

【アクセス】
JR北陸新幹線・しなの鉄道「軽井沢駅」下車、タクシー約10分、または、しなの鉄道「中軽井沢駅」下車、タクシー約7分
上信越自動車道・碓氷軽井沢ICより車で約15分
<急行塩沢湖線>「軽井沢駅北口バスターミナル④番」→「塩沢湖」下車(有料420円)、徒歩5分
<町内循環バス東・南廻り線>通年「軽井沢駅北口バスターミナル①番」→「風越公園」下車(有料100円)、徒歩12分


深沢紅子野の花美術館
長野県北佐久郡軽井沢町長倉217 軽井沢タリアセン内(※軽井沢タリアセンに入園しなくても直接入館できます。)
電話0267―45―3662
FAX0267―45―6466
http://taliesin@karuizawataliesin.com


ユーモアが溢れるペイネの展覧会

  • 場所:ペイネ美術館
  • 開催期間:2025-03-15〜2025-09-02
  • お問い合わせ:0267-46-6161

この展覧会では、レイモンペイネのユーモアのある作品を中心にご覧いただきます。生涯にわたり画中にユーモアやアイディアを次々と生み出していく様子はまるで枯れない泉のようです。

会期:2025年3月15日(土)~2025年9月2日(火) 会期中無休
時間:午前9時~午後5時
会場:重要文化財 アントニン・レーモンド「夏の家」
料金:大人1100円、小中学生500円(軽井沢タリアセン入園料大人900円を含む)


<画像>「ユーモアが溢れるペイネの展覧会」チラシ


ペイネ美術館
長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉217軽井沢タリアセン内 電話0267-46-6161
http://http://www.karuizawataliesin.com/


春季企画展「高遠石工守屋貞治の美意識」

 高遠石工は江戸時代に急速に発展していった職人集団で、手がけた石造物が立派で簡単に倒壊しないことなどからブランドのように認識されていたとみられ、歴史的・文化的価値を持つ文化財だと認識されるに至っています。
 この高遠石工の中で最も注目を集めたのは守屋貞治です。江戸時代の明和2年(1765)に生まれた貞治は、祖父貞七と父孫兵衛が石工であったことから自らも石工の道に進み、336体もの石仏を建立し、『石仏菩薩細工』という記録を遺しました。また、伊勢河崎の宝珠院に石仏を納めた際や身延の七面山に登った際の旅行記を遺し、石仏造立に対する思いを記しています。江戸時代の職人が記録を遺すことは珍しいことで、その記録から明らかになってきた貞治の石仏(貞治仏)が一際美しい彫造であることから、石造文化財の研究者のみならず、歴史の研究者や一般の人々にも注目され、守屋貞治は高遠石工を代表する人物であると評価されています。
 今回の企画展では、高遠石工守屋貞治に関する調査の成果を示し、彼が遺した記録と石仏を展示します。実物の鑑賞を通して貞治仏が持つ美術的な魅力を感じていただければ幸いです。


会期  令和7年3月1日(土)から6月15日(日)まで 93日間
休館日  3月3日(月)・4日(火)・10日(月)・17日(月)・
 24日(月)、4月21日(月)、5月7日(水)・8日(木)・12日(月)・
 19日(月)・20日(火)・26日(月)、6月2日(月)・9日(月))
会場  伊那市立高遠町歴史博物館 2階 第3展示室
主催  伊那市教育委員会(伊那市立高遠町歴史博物館)
協力  伊那市立高遠町図書館、伊那市商工観光部観光課・
    高遠商工観光課、一般社団法人伊那市観光協会、
    一般社団法人高遠石工研究センター、温泉寺、
    建福寺、瑞光寺、善福寺、大泉寺、大蔵寺、
    守谷太志氏、小町谷尚子氏ほか
入館料  一般 400円(20名以上の団体は1名あたり300円)
 ※ 小中学生、高校生、養護学校生徒及び18歳未満の方は無料
 ※ 身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳を
  お持ちの方とその付き添いの方1名は入館料免除

関連ファイル

特別展「柘植伊佐夫展 : 記憶の人々」(絵画)

  • 場所:伊那市創造館
  • 開催期間:2025-03-29〜2025-06-30
  • お問い合わせ:伊那市役所 教育委員会 生涯学習課 創造館 電話:0265-72-6220 ファクス:0265-74-6829 メールアドレス:szk@inacity.jp

柘植伊佐夫展:記憶の人々(絵画)

ISAO TSUGE exhibition : PEOPLE OF MEMORY
※途中展示替えあり

会 場 伊那市創造館 1階特別展示室

会 期 令和7年3月29日(土曜日)から令和7年6月30日(月曜日)

時 間 午前10時から午後5時(最終入館時間午後4時45分)

休館日 毎週火曜日・令和7年3月21日(金曜日)

観覧料 無料



柘植伊佐夫
人物デザイナー
1960年生まれ。
滝田洋二郎監督「おくりびと」など多くの映像作品のビューティディレクションを担当。
08年以降、作品のキャラクター像をトータルで創造する「人物デザイン」を開拓。現在、衣装・ヘアメイク・持ち道具を統括し、人物デザイナーとして扮装を総合的に表現している。
主な映像作品に、NHK作品から『龍馬伝』『平清盛』『どうする家康』(大河ドラマ)、『精霊の守り人』(大河ファンタジー)、『ストレンジャー~上海の芥川龍之介~』(8Kスペシャルドラマ)、『岸辺露伴は動かない』(ドラマ)。
映画は『メルド』(レオス・カラックス監督)、『拘束のドローイング9』(マシュー・バーニー監督)、『十三人の刺客』(三池崇史監督)、『翔んで埼玉』『翔んで埼玉琵琶湖より愛をこめて』『はたらく細胞』(武内英樹監督)、『シン・ゴジラ』(庵野秀明総監督・樋口真嗣監督)、『シン・仮面ライダー』(庵野秀明監督)、『岸辺露伴ルーヴルへ行く』(渡辺一貴監督)など。
舞台作品は、『六本木歌舞伎 座頭市』(三池崇史演出)、『赤⻤』『MIWA』『Q:A Night At The Kabuki』(野田秀樹演出)、『あかいくらやみ~天狗党幻譚~』『王将』『常陸坊海尊』(長塚圭史演出)、『PLUTO』『舞台・エヴァンゲリオンビヨンド』(シディ・ラルビ・シェルカウイ演出)などがある。
著書は『龍馬デザイン。』(幻冬舎)、『さよならヴァニティー』(講談社)。
人物デザインの傍で、絵画制作を行う。



記憶の人々
わたくしは多くの人々に出会い、多くの映画や舞台のなかに登場する人物を創造する仕事を、長く勤めさせていただいています。はじめに就いた仕事は美容師ですが、ご縁あってヘアメイクとなり、その後に先輩や仲間に引き立てられて、「人の姿そのもの」を生み出す仕事に変わっていきました。
これまで進んでまいりました道は、偶然に後押しされて開かれた機会がほとんどでありましたから、特に強く目的を目指してきたのでもなく、流されてここまで来たのではないかと反省することもあります。そのような地に足がしっかりしていない私ですが、いつも心に現れてくる画像があり、それだけが自分にとって確かなことだったのかもしれません。
そのような「心の画像」をはっきりとさせようと、絵筆をとってタブローに向かう時がありました。それらの多くは人であったり、何かのイメージでした。
私に絵を教えてくれたのは亡き父でした。息子とは父親に抗う気持ちを抱くもので、私もその例外ではありませんでしたが、絵画について手を取ってくれたことを今も感謝しています。
つまり父が、私にとって「記憶の人々」の始まりであることは間違いがなく、今回の展示はその記憶を辿る私的な旅でもあります。


2025年春展 「たのしいイソップ童話の世界」

たのしい「教訓」の世界? イソップ童話の面白さ

 絵本の起源と言われる「世界図絵」は、現在でいう教科書や図鑑のような役割を持っていました。その後、「ホーン・ブック」「バトルドア」など、聖書の内容やアルファベットを子どもに教える印刷物が普及し、現在の絵本を含む子どものための本につながっていきました。加えて18世紀の教育では、子どもに知識や道徳を教えることが重視されるようになります。こうして、子どものための本は、「子どもにものを教えること」から出発しました。
 この時期の子どもの本は、「教訓」を題材にすることが多くありました。そこでよく取り上げられたのが「イソップ童話」です。動物が擬人化したような形で、人生の教訓や風刺を表現するお話は「寓話」と呼ばれ、イソップ童話はこの最たる例です。19世紀末~20世紀になると、イソップ童話はウォルター・クレイン、アーサー・ラッカムといった現代絵本の創成期に活躍した画家たちによって、子どもの本に描かれるようになりました。堅苦しく感じる「教訓」も、動物の姿を通して教えてくれるイソップ童話に、子どもたちは親しみを覚えてきたのです。

 本展では、長野県佐久市在住の絵本画家・いまいあやのによる『イソップ物語 13のおはなし』(BL出版、2012年)の絵本原画を中心に、さまざまなイソップ童話をイラストともにご紹介します。「ウサギとカメ」「キツネとぶどう」などの有名なものから、「オンドリと宝石」「泉のほとりのシカ」といったあまり知られていないものまで、多くのイソップ童話にふれていただくことができます。いまい氏が描くイソップ童話の中でも「みえっぱりのカラス」と「カラスとハトたち」は、それぞれのお話のずる賢いカラスが、一枚の絵の中で対になっているユニークな構図の作品です。
さらに、いまい氏の代表作『くつやのねこ』(BL出版、2010年)の特集展示を行います。素材となった「ながぐつをはいたねこ」の作者シャルル・ペローの紹介をまじえながら、本作の魅力をひも解いていきます。シャルル・ペローは、17世紀フランスの宮廷作家であり、「グリム童話」の編纂者・グリム兄弟にも大きな影響を与えました。本展では「イソップ童話」と合わせて「グリム童話」「ペロー童話」や「アンデルセン童話」といった、童話の種類についても解説していきます。

いまいあやの『イソップ物語 13のおはなし』©2012 Ayano Imai/BL出版


2025年春夏展 「想いをつたえるミニチュア展 ~エルツ地方のおもちゃ工房をたどって~」(前期)

工房の想いがこめられた、エルツの小さなおもちゃたち

 ドイツ・エルツ地方は、木のおもちゃ作りで世界的に有名な地域です。「おもちゃの町」として名高いザイフェンをはじめ、オルベルハウやドイチョイドルフなど、木のおもちゃ作りを営む地域が多くあります。
 エルツ地方は、かつては鉱業で栄えた地域でした。しかし、17世紀になって鉱業が衰退すると、それまで副業的に行っていた木工品作りを本格的に行うようになります。現在、エルツ地方・ザイフェンには、約150のおもちゃ工房が存在し、個性豊かな木のおもちゃを生産しています。
 エルツ地方のおもちゃ工房では、「くるみ割り人形」や「パイプ人形」といった伝統的なおもちゃの他に、多彩なミニチュアも制作されています。例えば、ライヒセンリンク工房では、春にぴったりな「花」のミニチュアが制作されています。ライヒセンリンク工房は、1904年にエミール・ライヒセンリンクが創業した工房です。エミールは、当時流行していた自動車のミニチュアを制作し、工房を軌道に乗せました。その息子エーリッヒが工房を継ぐと、より親しみのある「生誕」や「イースター」などのミニチュア制作を始めます。現在、工房の看板商品にもなっている「花」のミニチュアも、エーリッヒによって生み出されたものです。この「花」のミニチュアを孫娘のギッタがさらに発展させています。ライヒセンリンク工房では、親子で作品を受け継ぎ、守りながら、さらに発展させ現在まで伝えています。
 1933年に創業のエミール・ヘルビッヒ工房は、木彫りのミニチュア制作が特徴的です。グリム童話や動物、絵画など、モチーフは多岐にわたります。作品は全て手彫りで行われており、動物の筋肉なども巧みに表現され、今にも動きだしそうな印象をうけます。ヘルビッヒ工房が大切にしている「手彫りにしかできない表現をする」という理念が、ミニチュアから伝わってきます。

 本展では、エルツ地方のおもちゃのなかでも、ミニチュアを中心に展示します。エルツ地方のミニチュアは、1つ1つ手作業で作られています。そのため、制作にたくさんの時間がかかります。そんなミニチュアが現在まで伝わっているのは、工房の職人たちが代々、作品や技術を大切に守ってきたからでしょう。小さなミニチュアのなかには、工房の想いやこだわりが込められています。ミニチュアがつくる世界を楽しみながら、エルツ地方のおもちゃ工房を知る機会になれば幸いです。

温室 Reutter Porzellan/花屋のミニチュア、イースターラビット Leichsenring


開館30周年記念 水のある風景

  • 場所:サンリツ服部美術館
  • 開催期間:2025-03-04〜2025-08-31
  • お問い合わせ:サンリツ服部美術館 0266-57-3311

 2025年に開館30周年を迎えるサンリツ服部美術館は、長野県で最も大きな湖・諏訪湖のほとりに建っています。建物は「水辺より湧き上がる雲」をイメージして設計されており、館内2階の喫茶室からは春夏秋冬、朝に夕に多彩な表情をみせる諏訪湖を眺めることができます。この度は開館30周年を記念し、服部一郎コレクションより、湖を囲む諏訪の地のように水のある風景を描いた作品をご紹介いたします。
 自然の景色は古来より多くの人々をひきつけ、画家たちはその景観を作品に描きこんできました。なかでも刻一刻と変化する湖畔や明るい光に照らされた河川、雄大な海などの水辺の風景を描いた作品は枚挙に暇がなく、画家たちが好んで題材としてきたことがうかがえます。また水には様々なイメージが重ねられ、画家の心象風景を表したり、河川がその地域の風土を象徴するものとして描写されるなど、その表現は多岐にわたっています。
 本展ではコレクションより湖・川・海や、水を象徴的に描いた近現代の作品を多数ご紹介いたします。画家たちが描いた多様な水の風景をお楽しみいただけますと幸いです。


開館30周年記念 令和7年 長野県立歴史館所蔵品展「原始~開館30年のあゆみ展~」

  • 場所:長野県立歴史館
  • 開催期間:2025-03-15〜2025-06-15
  • お問い合わせ:総合情報課 026ー274ー3991

 令和6年、当館は開館30周年を迎えました。本展では、30年間収集した館蔵資料(考古資料)を対象として、
(1)長野県の特徴をあらわす遺物の展示
(2)長野県の文化力を表現する遺物の展示
(3)常設展示に合わせた展示テーマを前提とした30年間の資料収集、研究の進展についての提示
の3つの柱に基づき、これまで展示の機会が少なかった所蔵品を中心に展示します。また、長野県史考古資料編刊行(1988年)から36年の節目に、これまで長野県内で発掘調査した遺跡の成果から、長野県史を再考する機会とします。
(写真:「卑弥呼の時代の赤い壷」(篠ノ井遺跡群出土・当館蔵)


想いをつたえるミニチュア展 ~エルツ地方のおもちゃ工房をたどって~(後期展)

【展示内容】
 ドイツ・エルツ地方は、木のおもちゃ作りで世界的に有名な地域です。「おもちゃの町」として名高いザイフェンをはじめ、木のおもちゃ作りを営む地域が多くあります。エルツ地方のおもちゃ工房では、「くるみ割り人形」などの伝統的なおもちゃの他に、多彩なミニチュアも制作されています。
 例えば、ライヒセンリンク工房では、春にぴったりな「花」のミニチュアが、エミール・ヘルビッヒ工房では、グリム童話や動物、絵画などをモチーフにした、木彫りのミニチュアが制作されています。
 本展では、エルツ地方のおもちゃのなかでも、ミニチュアを中心に展示します。1つ1つ手作業で作られているミニチュアのなかには、それを制作する工房の想いやこだわりが込められています。ミニチュアがつくる世界を楽しみながら、エルツ地方のおもちゃ工房を知る機会になれば幸いです。

【代表画像キャプション】
お花屋さんのミニチュア、はちみつ屋さんのミニチュア、花の木/FLADE


イソップ童話とどうぶつ絵本

【展示内容】
 「イソップ童話」は主に、動物たちの掛け合いや行動から、教訓や風刺を伝えるお話です。教育の一環としても読まれてきた一方、登場する動物たちの習性が物語に活かされており、「どうぶつ絵本」としての側面もあります。
 例えば「ライオンとネズミ」では、ライオンがネズミを見つけ食べようとしたところ、命ごいをされ、ライオンは見逃します。その後、ライオンが網にかかってしまったとき、ネズミが網をかみちぎって助けてくれます。ここには、ライオンの「大きくて強い、百獣の王」のイメージと、ネズミの「小さくて小回りがきき、強い前歯を持つ」という特徴が反映されています。イソップ童話は、動物のお話としての魅力も持つのです。
 本展では、佐久市在住の絵本作家・いまい あやの氏による『イソップ物語 13のおはなし』を中心に、さまざまなどうぶつ絵本の原画を紹介します。絵本に描かれる動物の特徴やキャラクター性をと照らし合わせながら、どうぶつ絵本の世界を楽しんでいただけたら幸いです。

【代表画像キャプション】
いまいあやの「ライオンとネズミ」『イソップ物語 13のおはなし』©2012 Ayano Imai/BL出版


日達れんげ展 きりえのふるさと

岡谷市出身のきりえ作家 日達れんげは、季節のものごとや身の回りの風景、諏訪地域の風物などをモチーフにしたきりえ作品を制作しています。その作品は、きりえの持ち味である繊細かつ端正な雰囲気、遊び心のあるかわいらしさ、新鮮な画面構成など、さまざまな美しさをもって私たちの目を楽しませます。
日達はきりえに添えたエッセイも執筆しており、そこには日々の生活で見出したものの美しさや、出会った人々と過ごす心温まるひとときが表現されています。それを読むと、日達のきりえ作品には、優れた構成力やデザイン性、豊かなアイデアとともに、身の回りのものに対する優しい眼差しがあることを感じ取ることができます。
本展では、日達がきりえに出会った岡谷や、のちに移り住んだ原村に関わる作品を展示します。


バーナーワークの世界 2025

  • 場所:北澤美術館
  • 開催期間:2025-05-31〜2025-07-21
  • お問い合わせ:0266586000

バーナーの炎でガラスを熔かして成形するバーナーワーク。
毎年開催を重ね、14回目を迎える本展では、現在活躍中の作家4名の作品を紹介します。

さまざまな生き物や植物、古代文様などを表した多彩なとんぼ玉、帯留、モダンなアクセサリーなど、作家の個性が光る作品の数々をご覧ください。


■出品作家
城下鮎子・多鹿由美・林 裕子・宮野美樹

■作家在廊日(バーナーワーク実演予定)
5月31日(土)
6月1日(日)、6月28日(土)、6月29日(日)
7月20日(日)、7月21日(月・祝)
※在廊作家の詳細は、展覧会ページにてご確認ください。

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■開催情報
会期:2025年5月31日(土)~7月21日(月・祝)
開館時間:9:00~18:00 ※最終入館は17:30まで

入館料:大人1000円/中学生500円/小学生以下無料
    団体(8名以上)各入館料より100円引
※この入館料で北澤美術館のすべての展示室をご覧になれます。

■会場
北澤美術館 1F・多目的ギャラリー
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
0266-58-6000
https://kitazawa-museum.or.jp


知られざる秀逸コレクション 東京・足立区立郷土博物館所蔵浮世絵名品展

  • 場所:北斎館
  • 開催期間:2025-05-25〜2025-10-05
  • お問い合わせ:026-247-5206

1986年の開館以来、足立区ゆかりの歴史・美術資料の発掘と収集に尽力されている足立区立郷土博物館には、1000点を超える浮世絵版画のコレクションが収蔵されています。松方三郎旧蔵品を中核としたこのコレクションは、初期浮世絵の奥村政信に始まり、錦絵の創始者鈴木春信や歌麿、北斎、広重、といった人気絵師、さらには明治期の小林清親にまで至る広範なものです。また、現代でも人気の高い歌川国芳の名品や近年注目を集める小原古邨の作品などが含まれる稀少性・先見性もこのコレクションの大きな魅力の一つでしょう。本展ではこの秀逸コレクションの全貌を4期に分けてご紹介します。

【第一期】初期から歌麿まで
5月24日㈯〜6月22日㈰

【第二期】栄之・北斎・英泉
6月28日㈯〜7月27日㈰

【第三期】歌川派の全盛
8月2日㈯〜8月31日㈰

【第四期】明治から昭和へ
9月6日㈯〜10月5日㈰


2025年度 特別展「万国博覧会のガレ」

  • 場所:北澤美術館
  • 開催期間:2025-03-22〜2026-03-10
  • お問い合わせ:0266586000

■展覧会内容

科学と技術の進歩の時代といわれる19世紀。それを象徴する催しが、1851年にロンドンで第1回目が開催された万国博覧会です。最新の発明や発見、遠い異国の生き物や風俗が一大パノラマを展開する光景に、皇帝から庶民まで老若男女が目を見張り、興奮の渦に包まれました。

パリでは1855年から1900年までに5回の万博が開かれました。ガラス工芸家エミール・ガレ(1846-1904)はその機会を活かし、回を重ねる毎に成功を勝ち取っていったのです。
ジャポニスムの熱狂を体験した1867年、若き工芸家としてデビューを飾った1878年。エッフェル塔が建設された1889年に初のグランプリを獲得、1900年に再びグランプリに輝き工芸家としてのキャリアの頂点に立ちます。

本展では、20年振りに日本で開催される「2025年大阪・関西万博」にちなみ、万国博覧会出品作を中心にガレの活動を振り返ります。良きライバルとして競い合ったドーム兄弟による万博出品作、1925年のアール・デコ博覧会で脚光を浴びたルネ・ラリックの作品も、あわせて展示いたします。


■開催情報
会期:2025年3月22日(土)~2026年3月10日(火)
開館時間:9時~18時(4月~9月)、 9時~17時(10月~3月)
※最終入館は閉館時間の30分前まで
会期中の休館日:5/20、9/2、10/1、11/25、12/31、1/1、2/24
入館料:大人(高校生以上)1000円/中学生500円/小学生以下無料
団体(8名以上)各入館料より100円引

■会場
北澤美術館 
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
0266-58-6000
https://kitazawa-museum.or.jp

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【関連イベント】
■記念講演会『エミール・ガレ 万国博覧会への挑戦』
講師:池田まゆみ(北澤美術館 主席学芸員)
日時:2025年5月10日(土) 14時~15時
参加費:無料(要入館券)、申込み不要

■学芸員によるギャラリートーク
展示の見どころや作品について解説します。
日時:毎月1回(約30分)
※開催日時は当館ホームページの「お知らせ」、SNSに掲載します。
参加費:無料(要入館券)、申込み不要
          

■ワークショップ 『ミクロモザイクのアクセサリー作り』
イタリア発祥の伝統工芸。小さくカットしたガラスで模様を描き、アクセサリーを作ります。
講師:Eriko氏(ミクロモザイクcoloe 主宰)
日時:2025年7月19日(土)、8月24日(日)、9月20日(土)
   各日 ①10:30、②13:00、③15:00開始(所要60~90分)
定員:各回4名(予約優先・空席があれば当日受付可)
参加費:真鍮枠ピンブローチ または ペンダントトップ 各5500円
    木枠大ピンブローチ 4400円・木枠小ストラップ 3850円※すべて税込
※入館料は別途必要
※ワークショップ事前予約割引:入館料を大人500円、中学生300円に割引いたします。
(通常大人1,000円、中学生500円/当日入館時のWS申し込みは、通常入館料金)


響き合う陶磁器の色 三彩と五彩

  • 場所:サンリツ服部美術館
  • 開催期間:2025-06-06〜2025-08-31
  • お問い合わせ:サンリツ服部美術館 0266-57-3311

中国では、高い技術と研ぎ澄まされた感性によって数々の陶磁器の名品を生み出してきました。特に鮮やかな色彩で知られているのが三彩と五彩です。どちらも複数の色で装飾されていることからつけられた名称ですが、三彩は素地に釉薬を掛け流すのに対し、五彩は上絵具を用いて文様を描いています。器面を覆う艶やかな釉薬、絵画のような精緻な文様など、さまざまな技法と絶妙な配色で華やかに彩られた中国陶磁からは、当時の人々の美意識を感じることができるでしょう。
本展では、サンリツ服部美術館が所蔵する三彩と五彩の名品を一堂に会し、色彩豊かな中国陶磁の魅力をご紹介いたします。
うつわに広がる色鮮やかな中国陶磁の世界をご堪能ください。


「風薫る~春から夏を彩る野の花たち~」

深沢紅子(1903-1993)は、上京して岡田三郎助のもとで油彩画を学び、一水会展、女流画家展などに作品を発表するかたわら、1930年代から訪れていた軽井沢をこよなく愛し、1964年から1983年までの20年間、軽井沢の堀辰雄1412番山荘(現在、軽井沢高原文庫に移築)を夏のアトリエとして使用し、浅間高原に咲く多くの野の花を水彩で描き続けました。
本展では、深沢紅子が長年にわたり描いた野の花の油彩・水彩作品の中から、春から夏にかけて高原を彩る花を描いた作品をご覧いただきます。紅子が野の花作品に込めた思いを感じていただけたら幸いです。子供の頃、日本画を習っていた紅子の特徴がよく出た屏風絵も含め、約50点を展観します。


画像:「風薫る~春から夏を彩る野の花たち~」チラシ表


【休館日・入館料】
入館料/大人600円、小中学生300円
開館時間:9:00~17:00

<イベント>
野の花さんぽ2025 
軽井沢の自然の豊かさと、軽井沢タリアセンに残された里山を発見する「野の花さんぽ」シリーズ
を2025年も開催します。四季折々に咲く花や植物たちを、一緒に歩きながら、途中クイズなどに
挑戦しながら楽しく探します。植物に詳しくない初心者の方も大歓迎です。どうぞお気軽にご参加
ください。
日時:5月11日(日)10:00~11:30、7月12日(土)13:30~15:00、8月9日(土)13:30~15:00
料金:深沢紅子野の花美術館入館料(大人600円 小・中学生300円)
定員:10名程度  ※要予約 ※小雨決行 
ガイド:軽井沢サクラソウ会議・自然観察指導員  
集合:当日、深沢紅子野の花美術館入館券またはミュージアムセット券をご購入のうえ、開始時刻の5分前までに軽井沢タリアセン中央ゲート前までお越しください。
予約受付:電話:0267-46-6161 または FAX:0267-45-3663 までご連絡ください。
予約は前日15時まで受け付けております。


入館料/大人600円、小中学生300円
会期中無休
開館時間:9:00~17:00


次回展示
「山粧う~夏から秋を彩る野の花たち~」
8月28日(木)~2026年1月12日(月) 

※展覧会およびイベントは、予告なく変更または中止する場合がございます。

【アクセス】
JR北陸新幹線・しなの鉄道「軽井沢駅」下車、タクシー約10分、または、しなの鉄道「中軽井沢駅」下車、タクシー約7分
上信越自動車道・碓氷軽井沢ICより車で約15分
<急行塩沢湖線>「軽井沢駅北口バスターミナル④番」→「塩沢湖」下車(有料420円)、徒歩5分
<町内循環バス東・南廻り線>通年「軽井沢駅北口バスターミナル①番」→「風越公園」下車(有料100円)、徒歩12分


深沢紅子野の花美術館
長野県北佐久郡軽井沢町長倉217 軽井沢タリアセン内(※軽井沢タリアセンに入園しなくても直接入館できます。)
電話0267―45―3662
FAX0267―45―6466
http://taliesin@karuizawataliesin.com


ユーモアが溢れるペイネの展覧会

  • 場所:ペイネ美術館
  • 開催期間:2025-03-15〜2025-09-02
  • お問い合わせ:0267-46-6161

この展覧会では、レイモンペイネのユーモアのある作品を中心にご覧いただきます。生涯にわたり画中にユーモアやアイディアを次々と生み出していく様子はまるで枯れない泉のようです。

会期:2025年3月15日(土)~2025年9月2日(火) 会期中無休
時間:午前9時~午後5時
会場:重要文化財 アントニン・レーモンド「夏の家」
料金:大人1100円、小中学生500円(軽井沢タリアセン入園料大人900円を含む)


<画像>「ユーモアが溢れるペイネの展覧会」チラシ


ペイネ美術館
長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉217軽井沢タリアセン内 電話0267-46-6161
http://http://www.karuizawataliesin.com/


開館30周年記念 水のある風景

  • 場所:サンリツ服部美術館
  • 開催期間:2025-03-04〜2025-08-31
  • お問い合わせ:サンリツ服部美術館 0266-57-3311

 2025年に開館30周年を迎えるサンリツ服部美術館は、長野県で最も大きな湖・諏訪湖のほとりに建っています。建物は「水辺より湧き上がる雲」をイメージして設計されており、館内2階の喫茶室からは春夏秋冬、朝に夕に多彩な表情をみせる諏訪湖を眺めることができます。この度は開館30周年を記念し、服部一郎コレクションより、湖を囲む諏訪の地のように水のある風景を描いた作品をご紹介いたします。
 自然の景色は古来より多くの人々をひきつけ、画家たちはその景観を作品に描きこんできました。なかでも刻一刻と変化する湖畔や明るい光に照らされた河川、雄大な海などの水辺の風景を描いた作品は枚挙に暇がなく、画家たちが好んで題材としてきたことがうかがえます。また水には様々なイメージが重ねられ、画家の心象風景を表したり、河川がその地域の風土を象徴するものとして描写されるなど、その表現は多岐にわたっています。
 本展ではコレクションより湖・川・海や、水を象徴的に描いた近現代の作品を多数ご紹介いたします。画家たちが描いた多様な水の風景をお楽しみいただけますと幸いです。


想いをつたえるミニチュア展 ~エルツ地方のおもちゃ工房をたどって~(後期展)

【展示内容】
 ドイツ・エルツ地方は、木のおもちゃ作りで世界的に有名な地域です。「おもちゃの町」として名高いザイフェンをはじめ、木のおもちゃ作りを営む地域が多くあります。エルツ地方のおもちゃ工房では、「くるみ割り人形」などの伝統的なおもちゃの他に、多彩なミニチュアも制作されています。
 例えば、ライヒセンリンク工房では、春にぴったりな「花」のミニチュアが、エミール・ヘルビッヒ工房では、グリム童話や動物、絵画などをモチーフにした、木彫りのミニチュアが制作されています。
 本展では、エルツ地方のおもちゃのなかでも、ミニチュアを中心に展示します。1つ1つ手作業で作られているミニチュアのなかには、それを制作する工房の想いやこだわりが込められています。ミニチュアがつくる世界を楽しみながら、エルツ地方のおもちゃ工房を知る機会になれば幸いです。

【代表画像キャプション】
お花屋さんのミニチュア、はちみつ屋さんのミニチュア、花の木/FLADE


イソップ童話とどうぶつ絵本

【展示内容】
 「イソップ童話」は主に、動物たちの掛け合いや行動から、教訓や風刺を伝えるお話です。教育の一環としても読まれてきた一方、登場する動物たちの習性が物語に活かされており、「どうぶつ絵本」としての側面もあります。
 例えば「ライオンとネズミ」では、ライオンがネズミを見つけ食べようとしたところ、命ごいをされ、ライオンは見逃します。その後、ライオンが網にかかってしまったとき、ネズミが網をかみちぎって助けてくれます。ここには、ライオンの「大きくて強い、百獣の王」のイメージと、ネズミの「小さくて小回りがきき、強い前歯を持つ」という特徴が反映されています。イソップ童話は、動物のお話としての魅力も持つのです。
 本展では、佐久市在住の絵本作家・いまい あやの氏による『イソップ物語 13のおはなし』を中心に、さまざまなどうぶつ絵本の原画を紹介します。絵本に描かれる動物の特徴やキャラクター性をと照らし合わせながら、どうぶつ絵本の世界を楽しんでいただけたら幸いです。

【代表画像キャプション】
いまいあやの「ライオンとネズミ」『イソップ物語 13のおはなし』©2012 Ayano Imai/BL出版


日達れんげ展 きりえのふるさと

岡谷市出身のきりえ作家 日達れんげは、季節のものごとや身の回りの風景、諏訪地域の風物などをモチーフにしたきりえ作品を制作しています。その作品は、きりえの持ち味である繊細かつ端正な雰囲気、遊び心のあるかわいらしさ、新鮮な画面構成など、さまざまな美しさをもって私たちの目を楽しませます。
日達はきりえに添えたエッセイも執筆しており、そこには日々の生活で見出したものの美しさや、出会った人々と過ごす心温まるひとときが表現されています。それを読むと、日達のきりえ作品には、優れた構成力やデザイン性、豊かなアイデアとともに、身の回りのものに対する優しい眼差しがあることを感じ取ることができます。
本展では、日達がきりえに出会った岡谷や、のちに移り住んだ原村に関わる作品を展示します。


知られざる秀逸コレクション 東京・足立区立郷土博物館所蔵浮世絵名品展

  • 場所:北斎館
  • 開催期間:2025-05-25〜2025-10-05
  • お問い合わせ:026-247-5206

1986年の開館以来、足立区ゆかりの歴史・美術資料の発掘と収集に尽力されている足立区立郷土博物館には、1000点を超える浮世絵版画のコレクションが収蔵されています。松方三郎旧蔵品を中核としたこのコレクションは、初期浮世絵の奥村政信に始まり、錦絵の創始者鈴木春信や歌麿、北斎、広重、といった人気絵師、さらには明治期の小林清親にまで至る広範なものです。また、現代でも人気の高い歌川国芳の名品や近年注目を集める小原古邨の作品などが含まれる稀少性・先見性もこのコレクションの大きな魅力の一つでしょう。本展ではこの秀逸コレクションの全貌を4期に分けてご紹介します。

【第一期】初期から歌麿まで
5月24日㈯〜6月22日㈰

【第二期】栄之・北斎・英泉
6月28日㈯〜7月27日㈰

【第三期】歌川派の全盛
8月2日㈯〜8月31日㈰

【第四期】明治から昭和へ
9月6日㈯〜10月5日㈰


2025年度 特別展「万国博覧会のガレ」

  • 場所:北澤美術館
  • 開催期間:2025-03-22〜2026-03-10
  • お問い合わせ:0266586000

■展覧会内容

科学と技術の進歩の時代といわれる19世紀。それを象徴する催しが、1851年にロンドンで第1回目が開催された万国博覧会です。最新の発明や発見、遠い異国の生き物や風俗が一大パノラマを展開する光景に、皇帝から庶民まで老若男女が目を見張り、興奮の渦に包まれました。

パリでは1855年から1900年までに5回の万博が開かれました。ガラス工芸家エミール・ガレ(1846-1904)はその機会を活かし、回を重ねる毎に成功を勝ち取っていったのです。
ジャポニスムの熱狂を体験した1867年、若き工芸家としてデビューを飾った1878年。エッフェル塔が建設された1889年に初のグランプリを獲得、1900年に再びグランプリに輝き工芸家としてのキャリアの頂点に立ちます。

本展では、20年振りに日本で開催される「2025年大阪・関西万博」にちなみ、万国博覧会出品作を中心にガレの活動を振り返ります。良きライバルとして競い合ったドーム兄弟による万博出品作、1925年のアール・デコ博覧会で脚光を浴びたルネ・ラリックの作品も、あわせて展示いたします。


■開催情報
会期:2025年3月22日(土)~2026年3月10日(火)
開館時間:9時~18時(4月~9月)、 9時~17時(10月~3月)
※最終入館は閉館時間の30分前まで
会期中の休館日:5/20、9/2、10/1、11/25、12/31、1/1、2/24
入館料:大人(高校生以上)1000円/中学生500円/小学生以下無料
団体(8名以上)各入館料より100円引

■会場
北澤美術館 
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
0266-58-6000
https://kitazawa-museum.or.jp

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【関連イベント】
■記念講演会『エミール・ガレ 万国博覧会への挑戦』
講師:池田まゆみ(北澤美術館 主席学芸員)
日時:2025年5月10日(土) 14時~15時
参加費:無料(要入館券)、申込み不要

■学芸員によるギャラリートーク
展示の見どころや作品について解説します。
日時:毎月1回(約30分)
※開催日時は当館ホームページの「お知らせ」、SNSに掲載します。
参加費:無料(要入館券)、申込み不要
          

■ワークショップ 『ミクロモザイクのアクセサリー作り』
イタリア発祥の伝統工芸。小さくカットしたガラスで模様を描き、アクセサリーを作ります。
講師:Eriko氏(ミクロモザイクcoloe 主宰)
日時:2025年7月19日(土)、8月24日(日)、9月20日(土)
   各日 ①10:30、②13:00、③15:00開始(所要60~90分)
定員:各回4名(予約優先・空席があれば当日受付可)
参加費:真鍮枠ピンブローチ または ペンダントトップ 各5500円
    木枠大ピンブローチ 4400円・木枠小ストラップ 3850円※すべて税込
※入館料は別途必要
※ワークショップ事前予約割引:入館料を大人500円、中学生300円に割引いたします。
(通常大人1,000円、中学生500円/当日入館時のWS申し込みは、通常入館料金)


響き合う陶磁器の色 三彩と五彩

  • 場所:サンリツ服部美術館
  • 開催期間:2025-06-06〜2025-08-31
  • お問い合わせ:サンリツ服部美術館 0266-57-3311

中国では、高い技術と研ぎ澄まされた感性によって数々の陶磁器の名品を生み出してきました。特に鮮やかな色彩で知られているのが三彩と五彩です。どちらも複数の色で装飾されていることからつけられた名称ですが、三彩は素地に釉薬を掛け流すのに対し、五彩は上絵具を用いて文様を描いています。器面を覆う艶やかな釉薬、絵画のような精緻な文様など、さまざまな技法と絶妙な配色で華やかに彩られた中国陶磁からは、当時の人々の美意識を感じることができるでしょう。
本展では、サンリツ服部美術館が所蔵する三彩と五彩の名品を一堂に会し、色彩豊かな中国陶磁の魅力をご紹介いたします。
うつわに広がる色鮮やかな中国陶磁の世界をご堪能ください。


「風薫る~春から夏を彩る野の花たち~」

深沢紅子(1903-1993)は、上京して岡田三郎助のもとで油彩画を学び、一水会展、女流画家展などに作品を発表するかたわら、1930年代から訪れていた軽井沢をこよなく愛し、1964年から1983年までの20年間、軽井沢の堀辰雄1412番山荘(現在、軽井沢高原文庫に移築)を夏のアトリエとして使用し、浅間高原に咲く多くの野の花を水彩で描き続けました。
本展では、深沢紅子が長年にわたり描いた野の花の油彩・水彩作品の中から、春から夏にかけて高原を彩る花を描いた作品をご覧いただきます。紅子が野の花作品に込めた思いを感じていただけたら幸いです。子供の頃、日本画を習っていた紅子の特徴がよく出た屏風絵も含め、約50点を展観します。


画像:「風薫る~春から夏を彩る野の花たち~」チラシ表


【休館日・入館料】
入館料/大人600円、小中学生300円
開館時間:9:00~17:00

<イベント>
野の花さんぽ2025 
軽井沢の自然の豊かさと、軽井沢タリアセンに残された里山を発見する「野の花さんぽ」シリーズ
を2025年も開催します。四季折々に咲く花や植物たちを、一緒に歩きながら、途中クイズなどに
挑戦しながら楽しく探します。植物に詳しくない初心者の方も大歓迎です。どうぞお気軽にご参加
ください。
日時:5月11日(日)10:00~11:30、7月12日(土)13:30~15:00、8月9日(土)13:30~15:00
料金:深沢紅子野の花美術館入館料(大人600円 小・中学生300円)
定員:10名程度  ※要予約 ※小雨決行 
ガイド:軽井沢サクラソウ会議・自然観察指導員  
集合:当日、深沢紅子野の花美術館入館券またはミュージアムセット券をご購入のうえ、開始時刻の5分前までに軽井沢タリアセン中央ゲート前までお越しください。
予約受付:電話:0267-46-6161 または FAX:0267-45-3663 までご連絡ください。
予約は前日15時まで受け付けております。


入館料/大人600円、小中学生300円
会期中無休
開館時間:9:00~17:00


次回展示
「山粧う~夏から秋を彩る野の花たち~」
8月28日(木)~2026年1月12日(月) 

※展覧会およびイベントは、予告なく変更または中止する場合がございます。

【アクセス】
JR北陸新幹線・しなの鉄道「軽井沢駅」下車、タクシー約10分、または、しなの鉄道「中軽井沢駅」下車、タクシー約7分
上信越自動車道・碓氷軽井沢ICより車で約15分
<急行塩沢湖線>「軽井沢駅北口バスターミナル④番」→「塩沢湖」下車(有料420円)、徒歩5分
<町内循環バス東・南廻り線>通年「軽井沢駅北口バスターミナル①番」→「風越公園」下車(有料100円)、徒歩12分


深沢紅子野の花美術館
長野県北佐久郡軽井沢町長倉217 軽井沢タリアセン内(※軽井沢タリアセンに入園しなくても直接入館できます。)
電話0267―45―3662
FAX0267―45―6466
http://taliesin@karuizawataliesin.com


ユーモアが溢れるペイネの展覧会

  • 場所:ペイネ美術館
  • 開催期間:2025-03-15〜2025-09-02
  • お問い合わせ:0267-46-6161

この展覧会では、レイモンペイネのユーモアのある作品を中心にご覧いただきます。生涯にわたり画中にユーモアやアイディアを次々と生み出していく様子はまるで枯れない泉のようです。

会期:2025年3月15日(土)~2025年9月2日(火) 会期中無休
時間:午前9時~午後5時
会場:重要文化財 アントニン・レーモンド「夏の家」
料金:大人1100円、小中学生500円(軽井沢タリアセン入園料大人900円を含む)


<画像>「ユーモアが溢れるペイネの展覧会」チラシ


ペイネ美術館
長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉217軽井沢タリアセン内 電話0267-46-6161
http://http://www.karuizawataliesin.com/


開館30周年記念 水のある風景

  • 場所:サンリツ服部美術館
  • 開催期間:2025-03-04〜2025-08-31
  • お問い合わせ:サンリツ服部美術館 0266-57-3311

 2025年に開館30周年を迎えるサンリツ服部美術館は、長野県で最も大きな湖・諏訪湖のほとりに建っています。建物は「水辺より湧き上がる雲」をイメージして設計されており、館内2階の喫茶室からは春夏秋冬、朝に夕に多彩な表情をみせる諏訪湖を眺めることができます。この度は開館30周年を記念し、服部一郎コレクションより、湖を囲む諏訪の地のように水のある風景を描いた作品をご紹介いたします。
 自然の景色は古来より多くの人々をひきつけ、画家たちはその景観を作品に描きこんできました。なかでも刻一刻と変化する湖畔や明るい光に照らされた河川、雄大な海などの水辺の風景を描いた作品は枚挙に暇がなく、画家たちが好んで題材としてきたことがうかがえます。また水には様々なイメージが重ねられ、画家の心象風景を表したり、河川がその地域の風土を象徴するものとして描写されるなど、その表現は多岐にわたっています。
 本展ではコレクションより湖・川・海や、水を象徴的に描いた近現代の作品を多数ご紹介いたします。画家たちが描いた多様な水の風景をお楽しみいただけますと幸いです。