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たてのひろし、仕事の仕方〜過去を見つめて未来へ

「たてのひろし絵本のしごと」展の関連トークイベント。
自ら昆虫の観察や生物調査を行いながら、絵本の創作する舘野。自身の絵本づくりや仕事への思いについてトークする。

11月23日(日)
●「たてのひろし、仕事の仕方」〜過去を見つめて未来へ

13:00開場 13:30開演(16:00終了)
参加費:大人2700円
小学生1500円(入館料込)
* 定員40名(完全予約)
* 終了後、サイン会があります
上記のイベントのお申込はお電話で(0263-83-5670)
受付時間(10:00~16:00)


2025年度 長野県立美術館移動展 in 伊那文

  • 場所:長野県伊那文化会館
  • 開催期間:2025-10-25〜2025-11-16
  • お問い合わせ:長野県伊那文化会館  TEL.0265-73-8822

2025年度 長野県立美術館移動展 in 伊那文 
室内・動物・自然―日々の暮らしの中で

長野県立美術館では、1966(昭和41)年の開館以来、郷土にゆかりのある美術家たちの作品と、美しい信州の自然を描いた風景画を中心に収集、公開してきました。これらコレクションをより多くの方にご鑑賞いただくため、1979(昭和54)年から県内各地で「移動展」を開催しています。本館の新築オープンを迎えた2021(令和3)年からは、公募会場に加えて長野県伊那文化会館にて毎年開催することとなりました。
本年は、県立美術館NAMコレクション展第Ⅰ期の出品作を中心に、南信にゆかりのある中川紀元や中村不折などの作品を加え、部屋/室内やひとびとの暮らしにまつわる作品を紹介します。また、今年で生誕130年をむかえる河野通勢(1895-1950)を取り上げ、河野が繰り返し描いた自画像や、作家の生活のそばにあった長野市近郊の風景画などを紹介します。
さらに、県立美術館企画展「東山魁夷館開館35周年記念展 東山魁夷 永遠の海 ― 私は、いま、波の音を聴いている」(10/4~11/16)にちなみ、東山魁夷の作品を3点展示します。

1. 開催期間  2025年10月25日(土)~11月16日(日) 
(休館日:月曜日、11月4日(火)※11月3日(月)は開館)

2. 展覧時間 9:00~17:00  

3. 観覧料 一般500(400)円 大学生・75歳以上300(200)円 
高校生以下又は18歳未満無料
※県内の大学等の学生は無料(詳細は県立美術館HPを参照)
※(  )は団体割引。団体割引は20名以上から適用。
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と、
付き添い1名は無料。

4. 作品点数  約50点

5. 会場 長野県伊那文化会館 美術展示ホール

6. 主催:長野県 長野県立美術館 長野県伊那文化会館  
    共催:長野県教育委員会 伊那市 伊那市教育委員会 


★ 関連イベント:県立美術館学芸員によるギャラリートーク
         11月8日(土)14:00~ (手話通訳あり)


ミニギャラリー展「速報展 小丸山古墳出土品 令和6年度保存処理完了公開展」

  • 場所:諏訪市博物館
  • 開催期間:2025-10-15〜2025-11-16
  • お問い合わせ:電話:0266-52-7080 メール:suwamu@city.suwa.lg.jp

諏訪市豊田にあった小丸山古墳の副葬品は、銀象嵌装大刀や小札甲など、豊富な内容を誇ります。
諏訪市教育委員会が平成29年度から実施している金属製品保存処理事業について、令和6年度に保存処理が完了した鉄鏃を公開します。
また、令和5年度以前に処理を終えた資料の一部も展示します。
  開催期間:令和7年10月15日(水) ~ 11月16日(日)
  展示会場:諏訪市博物館2階 すわ大昔ミニギャラリー(常設展示室2内)

諏訪市博物館ホームページ https://suwacitymuseum.jp/


特別展「アジア・太平洋戦争と箕輪」を開催します!

先の戦争で日本は、中国大陸や東南アジアだけでなく、太平洋沿岸の広大な地域を戦場として、多くの人々が戦争に関係し、命を落としました。そして、箕輪町からも出征したり手伝いに行かれた方が大勢いました。この特別展では、戦争の経過と主な戦いなどにふれたうえで、その渦中にあった、故郷箕輪の地から戦地へ向かい、亡くなられた人々の足跡を通じて、戦争について考える機会にしたいと思います。


たてのひろし絵本のしごと

当館では、「たてのひろし絵本のしごと」展として2025年10月3日(金)~2026年1月26日(月)の期間、下記の通り絵本5タイトルとそれに関連する原画の展示をいたします。
たてのひろし(舘野鴻)は、幼少時より熊田千佳氏に師事し、土木作業員や生物調査のアルバイトの傍ら現代美術の創作や音楽活動を続け、その後、図鑑の標本画や解剖図、景観図などのリアルイラストを描く仕事に従事。2005年より絵本創作を始めました。
自ら、昆虫の観察・実験を含む生物調査をしながら絵本を創作、小さな生き物たちの生きざまを通して、自然界・宇宙の中での人のあり方を問う作品を作り続けています。
2022年には当館にて、細密画を中心とするそれまでの主要作品の表紙や、作品の幅を広げることになった絵本原画たちを展示し、好評を得ました。その後3年を経て、新しいことに挑戦し続けている舘野は、さらに今年だけでも3冊の新作絵本を発刊しています。
当展示では、2023年以降に手がけた作品5タイトルの原画全点と、関連する原画や資料を展示致します。「絵本とは」を問い続けながら、表現の幅を広げ続けている舘野の仕事をご覧下さい。



【展示作品】
『どんぐり』たてのひろし/作・絵(小峰書店)
『すずめばち』舘野鴻/作・絵(福音館書店)
『あまがえるの たんじょう』たてのひろし/作、かわしまはるこ/絵(世界文化社)
『あおいことり』たてのひろし/作、なかの真実/絵(世界文化社)
『うさぎのしま』近藤えり、たてのひろし/共著(世界文化社)
以上、各原画全点 ほか



絵本美術館&コテージ 森のおうち
開館時間●9:30~17:00※12月~2月は16:30(最終入館は閉館30分前まで)
休館日●木曜(冬期休館 2026.1/6~1/15)祝日振替休有、当館HP参照
入館料●大人900円 小・中学生500円 3才〜250円 3歳未満無料
399-8301 長野県安曇野市穂高有明2215-9 TEL0263-83-5670 FAX0263-83-5885


収蔵作品展「岡谷うまれの小さな版画たち 双燈社版画部会と信濃刀画の会」

  • 場所:市立岡谷美術考古館
  • 開催期間:2025-10-23〜2026-01-06
  • お問い合わせ:市立岡谷美術考古館 0266-22-5854

岡谷市は昭和30年代(1955年~)には「版画のまち」と呼ばれ、学校教育や地域の文化活動を通して、版画に親しむ土壌が受け継がれてきています。本展は、その版画文化を長年にわたり伝えてきた双燈社版画部会と信濃刀画の会、2つの団体を取り上げた展覧会です。

双燈社は、1946年に童画家・版画家の武井武雄が、戦後の人々の生活を物心両面で豊かにしようという志をもって設立した文化団体です。その活動内容は多岐に渡りましたが、その中に版画部会があり、武井を講師として諏訪地域を中心に20名ほどの会員が版画を習いました。版画部会からは、武井吉太郎・小口作太郎など個性的で優れた作家が出て、そのうち小学校教師だった増沢荘一郎は学校教育に版画を取り入れ、全国に広まりました。
双燈社版画部会は10年あまり活動を続けたあと自然に活動を終えました。

その後、増沢荘一郎は1960年頃から岡谷市公民館の成人学校で版画を教えていましたが、その講座の修了生たちが増沢を講師に迎えて1970年に信濃刀画の会を創立しました。会員は最も多い時期で35人が所属していました。同会は2025年、55年間の活動に幕を下ろし、その作品の一部を当館に寄贈していただきました。

本展では、信濃刀画の会より寄贈された版画カレンダーと小作品集、そして双燈社版画部会が制作した小作品集を展示します。
色彩豊かな可愛らしい小作品や工夫の凝らされたカレンダーなど、戦後の岡谷を彩り、現在に引き継がれてきた版画文化の豊かさをご覧ください。


第35回企画展 「ある一家の十五年戦争 ―日中戦争から戦後まで、壮絶な戦いの記憶ー」

  • 場所:伊那市創造館
  • 開催期間:2025-10-15〜2026-03-23
  • お問い合わせ:伊那市役所 教育委員会 生涯学習課 創造館 電話:0265-72-6220 ファクス:0265-74-6829 メールアドレス:szk@inacity.jp

2000点の資料からわかった一家のヒストリー。振り返る「戦争の時代」。


【会期】
令和7年10月15日(水曜)から令和8年3月23日(月曜)

【時間】
午前10時から午後5時(最終入場は4時45分)

【会場】
伊那市創造館 2階 企画展示室

【休館日】 
毎週火曜日・年末年始(12月27日から1月3日)・2月12日(木曜)・3月21日(土曜)

【観覧料】
入場無料


「第24回駒展」「第10回ジュニア駒展」

【展示内容】

全国展や長野県美術展で活躍中の駒ヶ根市在住作家による、渾身の作品を展示する展覧会を開催いたします。油絵、水彩画、彫金、染色、木工など多様な分野の作品27点が並びます。
さらに博物館ロビーでは「ジュニア駒展」を同時開催いたします。市内の小中学校の協力を得て、それぞれの学校で推薦された優秀作品38点を展示いたします。
最終日は午後3時までとなっていますのでお気を付けください。
会期中のイベント日程は下記の通りとなります。

【日程】
・11月7日(金)   13:30~        オープニングセレモニー
          セレモニー終了後   作家作品説明会
・11月16日(日)  13:30~        ジュニア駒展表彰式(40分程度)
         ※展示室内で執り行うため、会場内の混雑が予想されます。
          駒展を鑑賞される方は表彰式をさけてご来場ください。


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【開催情報】
日  時   2025年11月7日 (金)~11月23日(日)
        ※初日13:30~、最終日15:00まで
開館時間   9:00~17:00
休 館 日   毎週月曜日
場  所   駒ヶ根市総合文化センター内 駒ヶ根市立博物館 
料  金   無料


エルツおもちゃ博物館2025秋冬展「おもちゃが灯すクリスマス」

内容:エルツ地方を代表する木のおもちゃ「クリスマスピラミッド」や「シュヴィップボーゲン」などの灯すタイプのおもちゃや、火をつけて楽しむ「パイプ人形」を中心に展示、光や木のあたたかみを感じられるクリスマスを展開する。このほか、オーナメントや、サンタのミニチュアやくるみ割り人形など、クリスマスを盛り立てるおもちゃの紹介も。

画像キャプション:シュヴィップボーゲン/Knuth Neuber

開館時間:【10月】9:30~17:00 【11月~1月】10:00~16:00 ※最終入館は閉館の30分前

休館日:【10月・11月】火曜日 【12月・1月】火~金曜日 ※12/24(水)~12/31(水)、1/2(金)は開館 ※1/13(火)~3/6(金)までは冬期休館

入館料:
【エルツおもちゃ博物館・軽井沢単館の場合】
大人 800円 中高生 550円 小学生 400円 
【軽井沢絵本の森美術館との2館共通セット券の場合】
大人 1,500円 中高生 1,000円 小学生 700円
※小学生以下のお客様は保護者の方と入館ください。
※小学生未満無料。


軽井沢絵本の森美術館2025秋冬展「魔法の絵本」

内容:「昔話の魔法」「魔法の使い手」「季節の魔法」の3つのテーマに分けて、魔法やキャラクターが出てくる絵本を、原画とともに紹介。「昔話の魔法」では、「白雪ひめ」「灰かぶり」といったグリム童話を中心にした魔法の場面を紹介。「魔法の使い手」では、魔法使いやサンタクロース、ピーター・パンといった存在に注目する。「季節の魔法」では、絵本から春夏秋冬それぞれの魔法を感じてもらう。幻想的な作風中心エロール・ル・ルカインの絵本原画を中心に、幻想的な絵本の世界に浸る。

画像キャプション:エロール・ル・カイン『魔法をかけられた学校 A School Bewitched』©1985 Errol Le Cain

開館時間:【10月】9:30~17:00 【11月~1月】10:00~16:00 ※最終入館は閉館の30分前

休館日:【10月・11月】火曜日 【12月・1月】火~金曜日 ※12/24(水)~12/31(水)、1/2(金)は開館 ※1/13(火)~3/6(金)までは冬期休館

入館料:
【軽井沢絵本の森美術館/ピクチャレスク・ガーデン単館の場合】
大人 1,000円 中高生 700円 小学生 500円 
【エルツおもちゃ博物館・軽井沢との2館共通セット券の場合】
大人 1,500円 中高生 1,000円 小学生 700円
※小学生以下のお客様は保護者の方と入館ください。
※小学生未満無料。


秋季企画展「記録された戦争の時代」

今年は戦後80年の節目の年です。アジア・太平洋戦争を経験した人々の数は急速に減少しており、当時の話を聴く機会は失われつつあります。殊に、兵士や義勇軍として戦った経験や満蒙開拓団の経験を語れる方はもうほとんどおらず、聴きたくても聴けないような状況となっています。近年は、伊那市内でも日露戦争の時代からの戦争関係の記録や満蒙開拓団に関する貴重な史料、日記や手紙などが博物館に寄せらるようになってきました。
今回の企画展は、こうした戦争が行われた時期の記録に注目し、人々が何を考え、どう生きたのかを振り返ります。一度戦争が始まってしまうとどうなるのか、また、平和とは何かについて改めて考えるきかっけにしていただきたいと思います。

会  期  令和7年(2025)9月13日(土)~12月14日(日)
開館時間  9時~17時(入館は16時30分まで)
休 館 日  9月16日・24日・29日、10月6日・14日・20日・21日・27日、
      11月4日・10日・17日・18日・25日、12月1日・8日
入 館 料  一般400円(20名以上の団体は1名あたり300円)
      高校生以下及び18歳未満無料
      ※ 身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳を
       お持ちの方とその付き添いの方1名は入館料を免除
      ※ 9月27日(土)は開館記念の日にちなみ入館無料
主  催  伊那市教育委員会(伊那市立高遠町歴史博物館)
協  力  公益社団法人上伊那教育会、伊那市立東春近小学校、
      高嶋信一氏、橋爪鼎氏、橋爪昌代氏ほか


秋葉 絢 ガラス展

  • 場所:北澤美術館
  • 開催期間:2025-10-11〜2025-11-09
  • お問い合わせ:0266586000

ガラス作家、秋葉絢さんの個展です。

秋葉さんは、熔けたガラスを石膏型に巻き付けて成形するコアガラスと、バーナーワーク技法を組み合わせ、蓋物や帯留などを制作しています。日常の中で見つけた心をくすぐられるような一瞬をとらえ、情感豊かに表現した作品たちは、そこに在る物語を感じさせます。

掌に乗る小さなガラスの中に広がる世界をお楽しみください。


◆作家在廊日
10月9日(土)、11月9日(日)


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■開催情報
会期:2025年10月11日(土)~11月9日(日)
開館時間:9:00~17:00 ※最終入館は16:30まで

入館料:大人1000円/中学生500円/小学生以下無料
団体(8名以上)各入館料より100円引
※この入館料で北澤美術館のすべての展示室をご覧になれます。

■会場
北澤美術館 1F・多目的ギャラリー
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
0266-58-6000
https://kitazawa-museum.or.jp


なんという目だ! ―北斎にはこう見える―

  • 場所:北斎館
  • 開催期間:2025-10-11〜2025-12-07
  • お問い合わせ:026-247-5206

生涯何万点もの絵を描いたという北斎は、凄まじい描写力の持ち主だ。同時に鋭い「目」の持ち主でもある。北斎が描く動物や植物は、今にも動き出しそうなほどの躍動感と生命力に満ち溢れている。北斎は空に渦巻く雲や、矢のように勢いよく降り注ぐ雨、雲間を一瞬で駆け抜ける雷などをも、自身の目を通し掴み取ることができる絵師だった。

読本挿絵などに見られる爆発によって弾き起きる凄まじい閃光の表現は、モノクロ作品であるものの、思わず目を覆いたくなるような眩しささえ感じさせる。これら作品に見られる狂いのないデッサン力、描写力には驚かされるが、それも北斎のものをとらえる鋭い「目」の賜物だろう。

この展覧会であなたもきっと口にしてしまうことだろう。「北斎の目はなんという目だ!」


企画展「村山写真室 生活と遺影」

村山写真室(むらやましゃしんしつ)は、富士見町在住の写真家・村山理世による制作活動です。村山は1983年に三重県に生まれました。京都造形芸術大学中退後、ファッションフォトグラファーのアシスタントを経て独立、2018年より村山写真室の活動を開始します。以来、身体と触れ合う物質としての写真が、私たちの生活にもたらす効用を研究し続けています。
その実践では、写真の工芸的側面が重視されます。ポートレイトを焼き付けた和紙、真鍮の写真立て、木工職人と製作する栗材の額縁――どのような素材や形を用いることで、写真とそれを見る/手に取る身体とのかかわりが豊かになるのか。その問いとともに、写真の物質性をめぐる探求が展開されます。
人々の喪失の経験に焦点を当てた「物の遺影」シリーズでは、故人の遺品や依頼者が手放すことになった私物の姿が残され、肖像に限定しない遺影のかたちが提示されます。様々な喪失を生きる私たちにとって、遺影は死者との確かな接点です。流れ続ける現在と止まったままの過去が日々のなかで滲み合い、ヴァルター・ベンヤミンが提起した「触覚的な受容」が生活者と写真の間で実現されることを、村山写真室は企図しています。
このたび八ヶ岳美術館では、村山写真室の撮影活動をご紹介します。様々な生活に溶け込む制作物が、現代の写真という文化を見つめ直すきっかけとなれば幸いです。

展覧会名称:八ヶ岳美術館企画展「村山写真室 生活と遺影」
会 期:令和7(2025)年9月20日(土)~12月7日(日)
主 催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会
協   賛:スワテック建設株式会社、諏訪信用金庫、株式会社イツミ、たてしな自由農園
入 館 料:高校生以上510円(460円)、小中学生250円(200円) 
※()内は20名以上の団体料金。諏訪6市町村内の小中学生は学生証や
       図書カードなどの提示により無料で入館できます。

【関連イベント】
●<鼎談> 村山理世 × 石垣純子(mountain bookcase 店主)× 平林壮太(八ヶ岳美術館)
日時:2025年9月21日(日) 11:00~12:00
会場:八ヶ岳美術館 第一展示室
参加費:無料(入館料別途)
予約不要

八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)
〒391-0115 長野県諏訪郡原7217-1611  
TEL&FAX:0266-74-2701
URL: https://yatsubi.com
担当:平林


企画展「mikagyota植物画展 Fenêtre(フネ―トル)」

mikagyota(ミカギョウタ)は、原村出身の植物画家・行田美香の創作活動名です。セロリ農家に生まれ育ち18歳で上京、2012年よりフランスのフローリストの巨匠として知られるクリスチャン・トルチュに師事しました。トルチュの「あらゆる自然を分け隔てなく愛し、美しく魅せる」という精神に共鳴し、2021年から植物画の制作を開始。正しさや美しさだけではなく物語が始まるような絵画を描きたい、あるいは植物好きの誰かが待っていた一枚の絵となればと願い、制作しています。いまの外の空気はどうなのかと季節にまなざしを向ければ、せわしない現代社会のなかでも心がすこし軽くなる、そんな思いから、うつりゆく季節はその創作にとってかけがえのないテーマとなってきました。
彼女の描いた植物の絵画を飾ったとき、そこにもう一つ、窓ができたように感じたという言葉に着想を得た本展では、各地に散らばる作品も集めて、春夏秋冬の窓(仏:fenêtre)が展示室に揃います。窓を覗き込めば様々な季節との出会いがあります。それぞれの季節と一人ひとりの思い出とが交錯し、内面に向き合う時間となれば幸いです。小さな絵画のなかに宿る植物と季節の魅力を、ぜひ覗きにお出かけください。
展覧会名称:八ヶ岳美術館企画展「mikagyota植物画展 Fenêtre(フネ―トル)」
会 期:令和7(2025)年9月20日(土)~12月7日(日)
主 催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会
協   賛:スワテック建設株式会社、諏訪信用金庫、株式会社イツミ、たてしな自由農園
入 館 料:高校生以上510円(460円)、小中学生250円(200円) 
※()内は20名以上の団体料金。諏訪6市町村内の小中学生は学生証や
       図書カードなどの提示により無料で入館できます。

【関連イベント】
■〈作家在館〉Artist Meet & Greet
画家mikagyotaが美術館に滞在し、ひとりひとりの鑑賞者とカジュアルにお話しながら制作のインスピレーションや描かれた植物の物語など作品について紹介する一日。
日時:2025年9月20日(土)・12月7日(日)11:00~15:30
会場:八ヶ岳美術館 第2展示室
参加費:無料(入館料別途)

【作家プロフィール】 行田美香 /Mika Gyota
八ヶ岳の懐、長野県原村の生まれ。父母はセロリ農家。18歳で上京し、2012年よりフランスのフローリスト、クリスチャン・トルチュ氏に師事。あらゆる自然を分け隔てなく愛し、美しく魅せる彼の精神は今の創作活動に大きな影響を与えてくれました。2021年、mikagyotaとして植物画の活動を開始。フローリストとして表現しきれなかった季節の現在地。そしてより多くの植物を扱いながら自然の楽しさ、美しさを伝えています。

八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)
〒391-0115 長野県諏訪郡原7217-1611  
TEL&FAX:0266-74-2701
URL: https://yatsubi.com
担当:塚崎


令和7年度企画展「『美しい村』の幻像(イマアジュ)」

  • 場所:堀辰雄文学記念館
  • 開催期間:2025-07-19〜2025-12-27
  • お問い合わせ:堀辰雄文学記念館 tel:0267-45-2050

 当館では、現在、令和7年度企画展「『美しい村』の幻像(イマアジュ)」を開催しています。
 本企画展では、堀辰雄の小説「美しい村」の世界を、堀の旧蔵書コレクション(書き込み入)や旧軽井沢の風景、文学者たちの書簡等と併せてご紹介します。
 会期中、関連イベントとしてさまざまな講座や会を開催します。みなさまのご来館とご参加を心よりお待ちしています。

開館時間:9時〜17時(入館は16時30分まで)
休館日:水曜日(※7/15〜10/31は無休)、年末年始(12月28日〜1月4日)
入館料:大人400円、小中高生200円(追分宿郷土館と共通)


開館30周年記念特別企画展 数寄者 服部山楓

  • 場所:サンリツ服部美術館
  • 開催期間:2025-09-09〜2025-11-24
  • お問い合わせ:サンリツ服部美術館 0266-57-3311

 サンリツ服部美術館は、2025年6月に開館30周年を迎えました。これを記念し、当館の茶道具コレクションの礎を築いた数寄者・服部山楓(1900~74)に焦点を当てた展覧会を開催いたします。
山楓は本名を正次といい、時計王・服部金太郎(1860~1934)の次男として生まれ、戦後間もなく服部時計店3代目社長に就任します。高精度の時計の開発に尽力し、昭和39年(1964)開催の東京オリンピック公式時計に採用され、世界初のクォーツ腕時計の商品化に成功するなど、セイコーを国際的なブランドへと発展させました。
一方、山楓は茶の湯に親しんだ人物としても知られ、自らの美意識にかなった茶道具や美術品を蒐集し、数多くの茶会を開きます。趣向を凝らすだけでなく、わびも感じさせる山楓の茶は評判となり、東京を代表する数寄者としてその名が広まっていきました。
本展では、山楓ゆかりの作品を前後期合わせて約60点展示いたします。茶会で披露された茶道具などを通じて、数寄者・服部山楓の姿に触れる機会となりましたら幸いです。


開館30周年記念 絵の中の時間

  • 場所:サンリツ服部美術館
  • 開催期間:2025-09-09〜2026-04-12
  • お問い合わせ:サンリツ服部美術館 0266-57-3311

サンリツ服部美術館の服部一郎記念室では、これまでセイコーエプソン株式会社初代社長の服部一郎(1932~87)が蒐集した近現代の絵画作品をご紹介してまいりました。このたびはそのなかから時間をテーマに作品をご紹介いたします。
時間は私たちの周りを常に流れ、過去から現在、現在から未来へのうつり変わりとして意識されています。目には見えないため非常にとらえにくいものですが、絵画には時刻や瞬間、永遠など時間に関する様々なものが表現されてきました。
服部一郎は服部時計店三代目社長の服部正次の長男で、自身も将来経営に関わる身として時計の開発製造にも携わりました。彼のコレクションの中には時計が描かれた作品がいくつもあり、時計、ひいては時間というものに興味、関心を持っていたことは容易に想像できます。
本展では開館30周年を記念し、一郎に馴染みの深い時計をテーマにした作品をご紹介するとともに、絵画の中に表された様々な時間に注目して作品をご紹介いたします。形のない時間の表現をお楽しみください。


特別展 「陸軍伊那飛行場とその時代2 ~伊那に眠る巨大な戦争遺跡~」

  • 場所:伊那市創造館
  • 開催期間:2025-07-26〜2025-12-26
  • お問い合わせ:伊那市役所 教育委員会 生涯学習課 創造館 電話:0265-72-6220 ファクス:0265-74-6829 メールアドレス:szk@inacity.jp

昨年、公開した特別展「陸軍伊那飛行場とその時代」。
戦後80年の今年、新たな知見を得て第2弾の公開です。
今回は西箕輪に計画されていた第2飛行場についての事柄や、新発見の資料から判明した伊那国民学校の軍事工場転用計画など、新たに判明した事実を掘り起こします。

「昭和二十年度 國民學校関係書類」の中から発見した新たな資料。
そして、なんと練習機「赤とんぼ」のプロペラを展示します。

会 期 令和7年7月26日(土曜)~令和7年12月26日(金曜)
時 間 午前10時~午後5時(最終入場は午後4時45分)
会 場 伊那市創造館 1階 特別展示室
休館日 毎週火曜日休館
観覧料 無料


ご来館をお待ちしております。


2025年度 特別展「万国博覧会のガレ」

  • 場所:北澤美術館
  • 開催期間:2025-03-22〜2026-03-10
  • お問い合わせ:0266586000

■展覧会内容

科学と技術の進歩の時代といわれる19世紀。それを象徴する催しが、1851年にロンドンで第1回目が開催された万国博覧会です。最新の発明や発見、遠い異国の生き物や風俗が一大パノラマを展開する光景に、皇帝から庶民まで老若男女が目を見張り、興奮の渦に包まれました。

パリでは1855年から1900年までに5回の万博が開かれました。ガラス工芸家エミール・ガレ(1846-1904)はその機会を活かし、回を重ねる毎に成功を勝ち取っていったのです。
ジャポニスムの熱狂を体験した1867年、若き工芸家としてデビューを飾った1878年。エッフェル塔が建設された1889年に初のグランプリを獲得、1900年に再びグランプリに輝き工芸家としてのキャリアの頂点に立ちます。

本展では、20年振りに日本で開催される「2025年大阪・関西万博」にちなみ、万国博覧会出品作を中心にガレの活動を振り返ります。良きライバルとして競い合ったドーム兄弟による万博出品作、1925年のアール・デコ博覧会で脚光を浴びたルネ・ラリックの作品も、あわせて展示いたします。


■開催情報
会期:2025年3月22日(土)~2026年3月10日(火)
開館時間:9時~18時(4月~9月)、 9時~17時(10月~3月)
※最終入館は閉館時間の30分前まで
会期中の休館日:5/20、9/2、10/1、11/25、12/31、1/1、2/24
入館料:大人(高校生以上)1000円/中学生500円/小学生以下無料
団体(8名以上)各入館料より100円引

■会場
北澤美術館 
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
0266-58-6000
https://kitazawa-museum.or.jp

==================================
【関連イベント】
■記念講演会『エミール・ガレ 万国博覧会への挑戦』
講師:池田まゆみ(北澤美術館 主席学芸員)
日時:2025年5月10日(土) 14時~15時
参加費:無料(要入館券)、申込み不要

■学芸員によるギャラリートーク
展示の見どころや作品について解説します。
日時:毎月1回(約30分)
※開催日時は当館ホームページの「お知らせ」、SNSに掲載します。
参加費:無料(要入館券)、申込み不要
          

■ワークショップ 『ミクロモザイクのアクセサリー作り』
イタリア発祥の伝統工芸。小さくカットしたガラスで模様を描き、アクセサリーを作ります。
講師:Eriko氏(ミクロモザイクcoloe 主宰)
日時:2025年7月19日(土)、8月24日(日)、9月20日(土)
   各日 ①10:30、②13:00、③15:00開始(所要60~90分)
定員:各回4名(予約優先・空席があれば当日受付可)
参加費:真鍮枠ピンブローチ または ペンダントトップ 各5500円
    木枠大ピンブローチ 4400円・木枠小ストラップ 3850円※すべて税込
※入館料は別途必要
※ワークショップ事前予約割引:入館料を大人500円、中学生300円に割引いたします。
(通常大人1,000円、中学生500円/当日入館時のWS申し込みは、通常入館料金)


舶来の陶磁器

  • 場所:サンリツ服部美術館
  • 開催期間:2025-12-02〜2026-04-12
  • お問い合わせ:サンリツ服部美術館 0266-57-3311

四方を海に囲まれた日本は、中国をはじめとした様々な国の文化に影響を受けながら独自の文化を育んできました。長い歴史のなかで多種多様な品物が日本へ輸入されましたが、時代や国に関わらず多くもたらされた工芸品の一つが陶磁器です。
 本展では、鎌倉・室町時代に尊ばれた「唐物」、桃山・江戸時代に大きく展開した茶の湯で用いられた「茶陶」、大正・昭和期に流行した「鑑賞陶器と朝鮮陶磁」の3 つのテーマから構成し、舶来の陶磁器と それらを柔軟に取り入れながら発展していった日本の文化をご紹介いたします。
 展覧会を通じて、中世から近代にかけて日本へもたらされた中国、朝鮮半島、東南アジア、ヨーロッ
パの魅力あふれる陶磁器をお楽しみください。


たてのひろし絵本のしごと

当館では、「たてのひろし絵本のしごと」展として2025年10月3日(金)~2026年1月26日(月)の期間、下記の通り絵本5タイトルとそれに関連する原画の展示をいたします。
たてのひろし(舘野鴻)は、幼少時より熊田千佳氏に師事し、土木作業員や生物調査のアルバイトの傍ら現代美術の創作や音楽活動を続け、その後、図鑑の標本画や解剖図、景観図などのリアルイラストを描く仕事に従事。2005年より絵本創作を始めました。
自ら、昆虫の観察・実験を含む生物調査をしながら絵本を創作、小さな生き物たちの生きざまを通して、自然界・宇宙の中での人のあり方を問う作品を作り続けています。
2022年には当館にて、細密画を中心とするそれまでの主要作品の表紙や、作品の幅を広げることになった絵本原画たちを展示し、好評を得ました。その後3年を経て、新しいことに挑戦し続けている舘野は、さらに今年だけでも3冊の新作絵本を発刊しています。
当展示では、2023年以降に手がけた作品5タイトルの原画全点と、関連する原画や資料を展示致します。「絵本とは」を問い続けながら、表現の幅を広げ続けている舘野の仕事をご覧下さい。



【展示作品】
『どんぐり』たてのひろし/作・絵(小峰書店)
『すずめばち』舘野鴻/作・絵(福音館書店)
『あまがえるの たんじょう』たてのひろし/作、かわしまはるこ/絵(世界文化社)
『あおいことり』たてのひろし/作、なかの真実/絵(世界文化社)
『うさぎのしま』近藤えり、たてのひろし/共著(世界文化社)
以上、各原画全点 ほか



絵本美術館&コテージ 森のおうち
開館時間●9:30~17:00※12月~2月は16:30(最終入館は閉館30分前まで)
休館日●木曜(冬期休館 2026.1/6~1/15)祝日振替休有、当館HP参照
入館料●大人900円 小・中学生500円 3才〜250円 3歳未満無料
399-8301 長野県安曇野市穂高有明2215-9 TEL0263-83-5670 FAX0263-83-5885


収蔵作品展「岡谷うまれの小さな版画たち 双燈社版画部会と信濃刀画の会」

  • 場所:市立岡谷美術考古館
  • 開催期間:2025-10-23〜2026-01-06
  • お問い合わせ:市立岡谷美術考古館 0266-22-5854

岡谷市は昭和30年代(1955年~)には「版画のまち」と呼ばれ、学校教育や地域の文化活動を通して、版画に親しむ土壌が受け継がれてきています。本展は、その版画文化を長年にわたり伝えてきた双燈社版画部会と信濃刀画の会、2つの団体を取り上げた展覧会です。

双燈社は、1946年に童画家・版画家の武井武雄が、戦後の人々の生活を物心両面で豊かにしようという志をもって設立した文化団体です。その活動内容は多岐に渡りましたが、その中に版画部会があり、武井を講師として諏訪地域を中心に20名ほどの会員が版画を習いました。版画部会からは、武井吉太郎・小口作太郎など個性的で優れた作家が出て、そのうち小学校教師だった増沢荘一郎は学校教育に版画を取り入れ、全国に広まりました。
双燈社版画部会は10年あまり活動を続けたあと自然に活動を終えました。

その後、増沢荘一郎は1960年頃から岡谷市公民館の成人学校で版画を教えていましたが、その講座の修了生たちが増沢を講師に迎えて1970年に信濃刀画の会を創立しました。会員は最も多い時期で35人が所属していました。同会は2025年、55年間の活動に幕を下ろし、その作品の一部を当館に寄贈していただきました。

本展では、信濃刀画の会より寄贈された版画カレンダーと小作品集、そして双燈社版画部会が制作した小作品集を展示します。
色彩豊かな可愛らしい小作品や工夫の凝らされたカレンダーなど、戦後の岡谷を彩り、現在に引き継がれてきた版画文化の豊かさをご覧ください。


第35回企画展 「ある一家の十五年戦争 ―日中戦争から戦後まで、壮絶な戦いの記憶ー」

  • 場所:伊那市創造館
  • 開催期間:2025-10-15〜2026-03-23
  • お問い合わせ:伊那市役所 教育委員会 生涯学習課 創造館 電話:0265-72-6220 ファクス:0265-74-6829 メールアドレス:szk@inacity.jp

2000点の資料からわかった一家のヒストリー。振り返る「戦争の時代」。


【会期】
令和7年10月15日(水曜)から令和8年3月23日(月曜)

【時間】
午前10時から午後5時(最終入場は4時45分)

【会場】
伊那市創造館 2階 企画展示室

【休館日】 
毎週火曜日・年末年始(12月27日から1月3日)・2月12日(木曜)・3月21日(土曜)

【観覧料】
入場無料


エルツおもちゃ博物館2025秋冬展「おもちゃが灯すクリスマス」

内容:エルツ地方を代表する木のおもちゃ「クリスマスピラミッド」や「シュヴィップボーゲン」などの灯すタイプのおもちゃや、火をつけて楽しむ「パイプ人形」を中心に展示、光や木のあたたかみを感じられるクリスマスを展開する。このほか、オーナメントや、サンタのミニチュアやくるみ割り人形など、クリスマスを盛り立てるおもちゃの紹介も。

画像キャプション:シュヴィップボーゲン/Knuth Neuber

開館時間:【10月】9:30~17:00 【11月~1月】10:00~16:00 ※最終入館は閉館の30分前

休館日:【10月・11月】火曜日 【12月・1月】火~金曜日 ※12/24(水)~12/31(水)、1/2(金)は開館 ※1/13(火)~3/6(金)までは冬期休館

入館料:
【エルツおもちゃ博物館・軽井沢単館の場合】
大人 800円 中高生 550円 小学生 400円 
【軽井沢絵本の森美術館との2館共通セット券の場合】
大人 1,500円 中高生 1,000円 小学生 700円
※小学生以下のお客様は保護者の方と入館ください。
※小学生未満無料。


軽井沢絵本の森美術館2025秋冬展「魔法の絵本」

内容:「昔話の魔法」「魔法の使い手」「季節の魔法」の3つのテーマに分けて、魔法やキャラクターが出てくる絵本を、原画とともに紹介。「昔話の魔法」では、「白雪ひめ」「灰かぶり」といったグリム童話を中心にした魔法の場面を紹介。「魔法の使い手」では、魔法使いやサンタクロース、ピーター・パンといった存在に注目する。「季節の魔法」では、絵本から春夏秋冬それぞれの魔法を感じてもらう。幻想的な作風中心エロール・ル・ルカインの絵本原画を中心に、幻想的な絵本の世界に浸る。

画像キャプション:エロール・ル・カイン『魔法をかけられた学校 A School Bewitched』©1985 Errol Le Cain

開館時間:【10月】9:30~17:00 【11月~1月】10:00~16:00 ※最終入館は閉館の30分前

休館日:【10月・11月】火曜日 【12月・1月】火~金曜日 ※12/24(水)~12/31(水)、1/2(金)は開館 ※1/13(火)~3/6(金)までは冬期休館

入館料:
【軽井沢絵本の森美術館/ピクチャレスク・ガーデン単館の場合】
大人 1,000円 中高生 700円 小学生 500円 
【エルツおもちゃ博物館・軽井沢との2館共通セット券の場合】
大人 1,500円 中高生 1,000円 小学生 700円
※小学生以下のお客様は保護者の方と入館ください。
※小学生未満無料。


秋季企画展「記録された戦争の時代」

今年は戦後80年の節目の年です。アジア・太平洋戦争を経験した人々の数は急速に減少しており、当時の話を聴く機会は失われつつあります。殊に、兵士や義勇軍として戦った経験や満蒙開拓団の経験を語れる方はもうほとんどおらず、聴きたくても聴けないような状況となっています。近年は、伊那市内でも日露戦争の時代からの戦争関係の記録や満蒙開拓団に関する貴重な史料、日記や手紙などが博物館に寄せらるようになってきました。
今回の企画展は、こうした戦争が行われた時期の記録に注目し、人々が何を考え、どう生きたのかを振り返ります。一度戦争が始まってしまうとどうなるのか、また、平和とは何かについて改めて考えるきかっけにしていただきたいと思います。

会  期  令和7年(2025)9月13日(土)~12月14日(日)
開館時間  9時~17時(入館は16時30分まで)
休 館 日  9月16日・24日・29日、10月6日・14日・20日・21日・27日、
      11月4日・10日・17日・18日・25日、12月1日・8日
入 館 料  一般400円(20名以上の団体は1名あたり300円)
      高校生以下及び18歳未満無料
      ※ 身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳を
       お持ちの方とその付き添いの方1名は入館料を免除
      ※ 9月27日(土)は開館記念の日にちなみ入館無料
主  催  伊那市教育委員会(伊那市立高遠町歴史博物館)
協  力  公益社団法人上伊那教育会、伊那市立東春近小学校、
      高嶋信一氏、橋爪鼎氏、橋爪昌代氏ほか


なんという目だ! ―北斎にはこう見える―

  • 場所:北斎館
  • 開催期間:2025-10-11〜2025-12-07
  • お問い合わせ:026-247-5206

生涯何万点もの絵を描いたという北斎は、凄まじい描写力の持ち主だ。同時に鋭い「目」の持ち主でもある。北斎が描く動物や植物は、今にも動き出しそうなほどの躍動感と生命力に満ち溢れている。北斎は空に渦巻く雲や、矢のように勢いよく降り注ぐ雨、雲間を一瞬で駆け抜ける雷などをも、自身の目を通し掴み取ることができる絵師だった。

読本挿絵などに見られる爆発によって弾き起きる凄まじい閃光の表現は、モノクロ作品であるものの、思わず目を覆いたくなるような眩しささえ感じさせる。これら作品に見られる狂いのないデッサン力、描写力には驚かされるが、それも北斎のものをとらえる鋭い「目」の賜物だろう。

この展覧会であなたもきっと口にしてしまうことだろう。「北斎の目はなんという目だ!」


企画展「村山写真室 生活と遺影」

村山写真室(むらやましゃしんしつ)は、富士見町在住の写真家・村山理世による制作活動です。村山は1983年に三重県に生まれました。京都造形芸術大学中退後、ファッションフォトグラファーのアシスタントを経て独立、2018年より村山写真室の活動を開始します。以来、身体と触れ合う物質としての写真が、私たちの生活にもたらす効用を研究し続けています。
その実践では、写真の工芸的側面が重視されます。ポートレイトを焼き付けた和紙、真鍮の写真立て、木工職人と製作する栗材の額縁――どのような素材や形を用いることで、写真とそれを見る/手に取る身体とのかかわりが豊かになるのか。その問いとともに、写真の物質性をめぐる探求が展開されます。
人々の喪失の経験に焦点を当てた「物の遺影」シリーズでは、故人の遺品や依頼者が手放すことになった私物の姿が残され、肖像に限定しない遺影のかたちが提示されます。様々な喪失を生きる私たちにとって、遺影は死者との確かな接点です。流れ続ける現在と止まったままの過去が日々のなかで滲み合い、ヴァルター・ベンヤミンが提起した「触覚的な受容」が生活者と写真の間で実現されることを、村山写真室は企図しています。
このたび八ヶ岳美術館では、村山写真室の撮影活動をご紹介します。様々な生活に溶け込む制作物が、現代の写真という文化を見つめ直すきっかけとなれば幸いです。

展覧会名称:八ヶ岳美術館企画展「村山写真室 生活と遺影」
会 期:令和7(2025)年9月20日(土)~12月7日(日)
主 催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会
協   賛:スワテック建設株式会社、諏訪信用金庫、株式会社イツミ、たてしな自由農園
入 館 料:高校生以上510円(460円)、小中学生250円(200円) 
※()内は20名以上の団体料金。諏訪6市町村内の小中学生は学生証や
       図書カードなどの提示により無料で入館できます。

【関連イベント】
●<鼎談> 村山理世 × 石垣純子(mountain bookcase 店主)× 平林壮太(八ヶ岳美術館)
日時:2025年9月21日(日) 11:00~12:00
会場:八ヶ岳美術館 第一展示室
参加費:無料(入館料別途)
予約不要

八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)
〒391-0115 長野県諏訪郡原7217-1611  
TEL&FAX:0266-74-2701
URL: https://yatsubi.com
担当:平林


企画展「mikagyota植物画展 Fenêtre(フネ―トル)」

mikagyota(ミカギョウタ)は、原村出身の植物画家・行田美香の創作活動名です。セロリ農家に生まれ育ち18歳で上京、2012年よりフランスのフローリストの巨匠として知られるクリスチャン・トルチュに師事しました。トルチュの「あらゆる自然を分け隔てなく愛し、美しく魅せる」という精神に共鳴し、2021年から植物画の制作を開始。正しさや美しさだけではなく物語が始まるような絵画を描きたい、あるいは植物好きの誰かが待っていた一枚の絵となればと願い、制作しています。いまの外の空気はどうなのかと季節にまなざしを向ければ、せわしない現代社会のなかでも心がすこし軽くなる、そんな思いから、うつりゆく季節はその創作にとってかけがえのないテーマとなってきました。
彼女の描いた植物の絵画を飾ったとき、そこにもう一つ、窓ができたように感じたという言葉に着想を得た本展では、各地に散らばる作品も集めて、春夏秋冬の窓(仏:fenêtre)が展示室に揃います。窓を覗き込めば様々な季節との出会いがあります。それぞれの季節と一人ひとりの思い出とが交錯し、内面に向き合う時間となれば幸いです。小さな絵画のなかに宿る植物と季節の魅力を、ぜひ覗きにお出かけください。
展覧会名称:八ヶ岳美術館企画展「mikagyota植物画展 Fenêtre(フネ―トル)」
会 期:令和7(2025)年9月20日(土)~12月7日(日)
主 催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会
協   賛:スワテック建設株式会社、諏訪信用金庫、株式会社イツミ、たてしな自由農園
入 館 料:高校生以上510円(460円)、小中学生250円(200円) 
※()内は20名以上の団体料金。諏訪6市町村内の小中学生は学生証や
       図書カードなどの提示により無料で入館できます。

【関連イベント】
■〈作家在館〉Artist Meet & Greet
画家mikagyotaが美術館に滞在し、ひとりひとりの鑑賞者とカジュアルにお話しながら制作のインスピレーションや描かれた植物の物語など作品について紹介する一日。
日時:2025年9月20日(土)・12月7日(日)11:00~15:30
会場:八ヶ岳美術館 第2展示室
参加費:無料(入館料別途)

【作家プロフィール】 行田美香 /Mika Gyota
八ヶ岳の懐、長野県原村の生まれ。父母はセロリ農家。18歳で上京し、2012年よりフランスのフローリスト、クリスチャン・トルチュ氏に師事。あらゆる自然を分け隔てなく愛し、美しく魅せる彼の精神は今の創作活動に大きな影響を与えてくれました。2021年、mikagyotaとして植物画の活動を開始。フローリストとして表現しきれなかった季節の現在地。そしてより多くの植物を扱いながら自然の楽しさ、美しさを伝えています。

八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)
〒391-0115 長野県諏訪郡原7217-1611  
TEL&FAX:0266-74-2701
URL: https://yatsubi.com
担当:塚崎


令和7年度企画展「『美しい村』の幻像(イマアジュ)」

  • 場所:堀辰雄文学記念館
  • 開催期間:2025-07-19〜2025-12-27
  • お問い合わせ:堀辰雄文学記念館 tel:0267-45-2050

 当館では、現在、令和7年度企画展「『美しい村』の幻像(イマアジュ)」を開催しています。
 本企画展では、堀辰雄の小説「美しい村」の世界を、堀の旧蔵書コレクション(書き込み入)や旧軽井沢の風景、文学者たちの書簡等と併せてご紹介します。
 会期中、関連イベントとしてさまざまな講座や会を開催します。みなさまのご来館とご参加を心よりお待ちしています。

開館時間:9時〜17時(入館は16時30分まで)
休館日:水曜日(※7/15〜10/31は無休)、年末年始(12月28日〜1月4日)
入館料:大人400円、小中高生200円(追分宿郷土館と共通)


開館30周年記念 絵の中の時間

  • 場所:サンリツ服部美術館
  • 開催期間:2025-09-09〜2026-04-12
  • お問い合わせ:サンリツ服部美術館 0266-57-3311

サンリツ服部美術館の服部一郎記念室では、これまでセイコーエプソン株式会社初代社長の服部一郎(1932~87)が蒐集した近現代の絵画作品をご紹介してまいりました。このたびはそのなかから時間をテーマに作品をご紹介いたします。
時間は私たちの周りを常に流れ、過去から現在、現在から未来へのうつり変わりとして意識されています。目には見えないため非常にとらえにくいものですが、絵画には時刻や瞬間、永遠など時間に関する様々なものが表現されてきました。
服部一郎は服部時計店三代目社長の服部正次の長男で、自身も将来経営に関わる身として時計の開発製造にも携わりました。彼のコレクションの中には時計が描かれた作品がいくつもあり、時計、ひいては時間というものに興味、関心を持っていたことは容易に想像できます。
本展では開館30周年を記念し、一郎に馴染みの深い時計をテーマにした作品をご紹介するとともに、絵画の中に表された様々な時間に注目して作品をご紹介いたします。形のない時間の表現をお楽しみください。


特別展 「陸軍伊那飛行場とその時代2 ~伊那に眠る巨大な戦争遺跡~」

  • 場所:伊那市創造館
  • 開催期間:2025-07-26〜2025-12-26
  • お問い合わせ:伊那市役所 教育委員会 生涯学習課 創造館 電話:0265-72-6220 ファクス:0265-74-6829 メールアドレス:szk@inacity.jp

昨年、公開した特別展「陸軍伊那飛行場とその時代」。
戦後80年の今年、新たな知見を得て第2弾の公開です。
今回は西箕輪に計画されていた第2飛行場についての事柄や、新発見の資料から判明した伊那国民学校の軍事工場転用計画など、新たに判明した事実を掘り起こします。

「昭和二十年度 國民學校関係書類」の中から発見した新たな資料。
そして、なんと練習機「赤とんぼ」のプロペラを展示します。

会 期 令和7年7月26日(土曜)~令和7年12月26日(金曜)
時 間 午前10時~午後5時(最終入場は午後4時45分)
会 場 伊那市創造館 1階 特別展示室
休館日 毎週火曜日休館
観覧料 無料


ご来館をお待ちしております。


2025年度 特別展「万国博覧会のガレ」

  • 場所:北澤美術館
  • 開催期間:2025-03-22〜2026-03-10
  • お問い合わせ:0266586000

■展覧会内容

科学と技術の進歩の時代といわれる19世紀。それを象徴する催しが、1851年にロンドンで第1回目が開催された万国博覧会です。最新の発明や発見、遠い異国の生き物や風俗が一大パノラマを展開する光景に、皇帝から庶民まで老若男女が目を見張り、興奮の渦に包まれました。

パリでは1855年から1900年までに5回の万博が開かれました。ガラス工芸家エミール・ガレ(1846-1904)はその機会を活かし、回を重ねる毎に成功を勝ち取っていったのです。
ジャポニスムの熱狂を体験した1867年、若き工芸家としてデビューを飾った1878年。エッフェル塔が建設された1889年に初のグランプリを獲得、1900年に再びグランプリに輝き工芸家としてのキャリアの頂点に立ちます。

本展では、20年振りに日本で開催される「2025年大阪・関西万博」にちなみ、万国博覧会出品作を中心にガレの活動を振り返ります。良きライバルとして競い合ったドーム兄弟による万博出品作、1925年のアール・デコ博覧会で脚光を浴びたルネ・ラリックの作品も、あわせて展示いたします。


■開催情報
会期:2025年3月22日(土)~2026年3月10日(火)
開館時間:9時~18時(4月~9月)、 9時~17時(10月~3月)
※最終入館は閉館時間の30分前まで
会期中の休館日:5/20、9/2、10/1、11/25、12/31、1/1、2/24
入館料:大人(高校生以上)1000円/中学生500円/小学生以下無料
団体(8名以上)各入館料より100円引

■会場
北澤美術館 
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
0266-58-6000
https://kitazawa-museum.or.jp

==================================
【関連イベント】
■記念講演会『エミール・ガレ 万国博覧会への挑戦』
講師:池田まゆみ(北澤美術館 主席学芸員)
日時:2025年5月10日(土) 14時~15時
参加費:無料(要入館券)、申込み不要

■学芸員によるギャラリートーク
展示の見どころや作品について解説します。
日時:毎月1回(約30分)
※開催日時は当館ホームページの「お知らせ」、SNSに掲載します。
参加費:無料(要入館券)、申込み不要
          

■ワークショップ 『ミクロモザイクのアクセサリー作り』
イタリア発祥の伝統工芸。小さくカットしたガラスで模様を描き、アクセサリーを作ります。
講師:Eriko氏(ミクロモザイクcoloe 主宰)
日時:2025年7月19日(土)、8月24日(日)、9月20日(土)
   各日 ①10:30、②13:00、③15:00開始(所要60~90分)
定員:各回4名(予約優先・空席があれば当日受付可)
参加費:真鍮枠ピンブローチ または ペンダントトップ 各5500円
    木枠大ピンブローチ 4400円・木枠小ストラップ 3850円※すべて税込
※入館料は別途必要
※ワークショップ事前予約割引:入館料を大人500円、中学生300円に割引いたします。
(通常大人1,000円、中学生500円/当日入館時のWS申し込みは、通常入館料金)


舶来の陶磁器

  • 場所:サンリツ服部美術館
  • 開催期間:2025-12-02〜2026-04-12
  • お問い合わせ:サンリツ服部美術館 0266-57-3311

四方を海に囲まれた日本は、中国をはじめとした様々な国の文化に影響を受けながら独自の文化を育んできました。長い歴史のなかで多種多様な品物が日本へ輸入されましたが、時代や国に関わらず多くもたらされた工芸品の一つが陶磁器です。
 本展では、鎌倉・室町時代に尊ばれた「唐物」、桃山・江戸時代に大きく展開した茶の湯で用いられた「茶陶」、大正・昭和期に流行した「鑑賞陶器と朝鮮陶磁」の3 つのテーマから構成し、舶来の陶磁器と それらを柔軟に取り入れながら発展していった日本の文化をご紹介いたします。
 展覧会を通じて、中世から近代にかけて日本へもたらされた中国、朝鮮半島、東南アジア、ヨーロッ
パの魅力あふれる陶磁器をお楽しみください。


たてのひろし絵本のしごと

当館では、「たてのひろし絵本のしごと」展として2025年10月3日(金)~2026年1月26日(月)の期間、下記の通り絵本5タイトルとそれに関連する原画の展示をいたします。
たてのひろし(舘野鴻)は、幼少時より熊田千佳氏に師事し、土木作業員や生物調査のアルバイトの傍ら現代美術の創作や音楽活動を続け、その後、図鑑の標本画や解剖図、景観図などのリアルイラストを描く仕事に従事。2005年より絵本創作を始めました。
自ら、昆虫の観察・実験を含む生物調査をしながら絵本を創作、小さな生き物たちの生きざまを通して、自然界・宇宙の中での人のあり方を問う作品を作り続けています。
2022年には当館にて、細密画を中心とするそれまでの主要作品の表紙や、作品の幅を広げることになった絵本原画たちを展示し、好評を得ました。その後3年を経て、新しいことに挑戦し続けている舘野は、さらに今年だけでも3冊の新作絵本を発刊しています。
当展示では、2023年以降に手がけた作品5タイトルの原画全点と、関連する原画や資料を展示致します。「絵本とは」を問い続けながら、表現の幅を広げ続けている舘野の仕事をご覧下さい。



【展示作品】
『どんぐり』たてのひろし/作・絵(小峰書店)
『すずめばち』舘野鴻/作・絵(福音館書店)
『あまがえるの たんじょう』たてのひろし/作、かわしまはるこ/絵(世界文化社)
『あおいことり』たてのひろし/作、なかの真実/絵(世界文化社)
『うさぎのしま』近藤えり、たてのひろし/共著(世界文化社)
以上、各原画全点 ほか



絵本美術館&コテージ 森のおうち
開館時間●9:30~17:00※12月~2月は16:30(最終入館は閉館30分前まで)
休館日●木曜(冬期休館 2026.1/6~1/15)祝日振替休有、当館HP参照
入館料●大人900円 小・中学生500円 3才〜250円 3歳未満無料
399-8301 長野県安曇野市穂高有明2215-9 TEL0263-83-5670 FAX0263-83-5885


収蔵作品展「岡谷うまれの小さな版画たち 双燈社版画部会と信濃刀画の会」

  • 場所:市立岡谷美術考古館
  • 開催期間:2025-10-23〜2026-01-06
  • お問い合わせ:市立岡谷美術考古館 0266-22-5854

岡谷市は昭和30年代(1955年~)には「版画のまち」と呼ばれ、学校教育や地域の文化活動を通して、版画に親しむ土壌が受け継がれてきています。本展は、その版画文化を長年にわたり伝えてきた双燈社版画部会と信濃刀画の会、2つの団体を取り上げた展覧会です。

双燈社は、1946年に童画家・版画家の武井武雄が、戦後の人々の生活を物心両面で豊かにしようという志をもって設立した文化団体です。その活動内容は多岐に渡りましたが、その中に版画部会があり、武井を講師として諏訪地域を中心に20名ほどの会員が版画を習いました。版画部会からは、武井吉太郎・小口作太郎など個性的で優れた作家が出て、そのうち小学校教師だった増沢荘一郎は学校教育に版画を取り入れ、全国に広まりました。
双燈社版画部会は10年あまり活動を続けたあと自然に活動を終えました。

その後、増沢荘一郎は1960年頃から岡谷市公民館の成人学校で版画を教えていましたが、その講座の修了生たちが増沢を講師に迎えて1970年に信濃刀画の会を創立しました。会員は最も多い時期で35人が所属していました。同会は2025年、55年間の活動に幕を下ろし、その作品の一部を当館に寄贈していただきました。

本展では、信濃刀画の会より寄贈された版画カレンダーと小作品集、そして双燈社版画部会が制作した小作品集を展示します。
色彩豊かな可愛らしい小作品や工夫の凝らされたカレンダーなど、戦後の岡谷を彩り、現在に引き継がれてきた版画文化の豊かさをご覧ください。


第35回企画展 「ある一家の十五年戦争 ―日中戦争から戦後まで、壮絶な戦いの記憶ー」

  • 場所:伊那市創造館
  • 開催期間:2025-10-15〜2026-03-23
  • お問い合わせ:伊那市役所 教育委員会 生涯学習課 創造館 電話:0265-72-6220 ファクス:0265-74-6829 メールアドレス:szk@inacity.jp

2000点の資料からわかった一家のヒストリー。振り返る「戦争の時代」。


【会期】
令和7年10月15日(水曜)から令和8年3月23日(月曜)

【時間】
午前10時から午後5時(最終入場は4時45分)

【会場】
伊那市創造館 2階 企画展示室

【休館日】 
毎週火曜日・年末年始(12月27日から1月3日)・2月12日(木曜)・3月21日(土曜)

【観覧料】
入場無料


エルツおもちゃ博物館2025秋冬展「おもちゃが灯すクリスマス」

内容:エルツ地方を代表する木のおもちゃ「クリスマスピラミッド」や「シュヴィップボーゲン」などの灯すタイプのおもちゃや、火をつけて楽しむ「パイプ人形」を中心に展示、光や木のあたたかみを感じられるクリスマスを展開する。このほか、オーナメントや、サンタのミニチュアやくるみ割り人形など、クリスマスを盛り立てるおもちゃの紹介も。

画像キャプション:シュヴィップボーゲン/Knuth Neuber

開館時間:【10月】9:30~17:00 【11月~1月】10:00~16:00 ※最終入館は閉館の30分前

休館日:【10月・11月】火曜日 【12月・1月】火~金曜日 ※12/24(水)~12/31(水)、1/2(金)は開館 ※1/13(火)~3/6(金)までは冬期休館

入館料:
【エルツおもちゃ博物館・軽井沢単館の場合】
大人 800円 中高生 550円 小学生 400円 
【軽井沢絵本の森美術館との2館共通セット券の場合】
大人 1,500円 中高生 1,000円 小学生 700円
※小学生以下のお客様は保護者の方と入館ください。
※小学生未満無料。


軽井沢絵本の森美術館2025秋冬展「魔法の絵本」

内容:「昔話の魔法」「魔法の使い手」「季節の魔法」の3つのテーマに分けて、魔法やキャラクターが出てくる絵本を、原画とともに紹介。「昔話の魔法」では、「白雪ひめ」「灰かぶり」といったグリム童話を中心にした魔法の場面を紹介。「魔法の使い手」では、魔法使いやサンタクロース、ピーター・パンといった存在に注目する。「季節の魔法」では、絵本から春夏秋冬それぞれの魔法を感じてもらう。幻想的な作風中心エロール・ル・ルカインの絵本原画を中心に、幻想的な絵本の世界に浸る。

画像キャプション:エロール・ル・カイン『魔法をかけられた学校 A School Bewitched』©1985 Errol Le Cain

開館時間:【10月】9:30~17:00 【11月~1月】10:00~16:00 ※最終入館は閉館の30分前

休館日:【10月・11月】火曜日 【12月・1月】火~金曜日 ※12/24(水)~12/31(水)、1/2(金)は開館 ※1/13(火)~3/6(金)までは冬期休館

入館料:
【軽井沢絵本の森美術館/ピクチャレスク・ガーデン単館の場合】
大人 1,000円 中高生 700円 小学生 500円 
【エルツおもちゃ博物館・軽井沢との2館共通セット券の場合】
大人 1,500円 中高生 1,000円 小学生 700円
※小学生以下のお客様は保護者の方と入館ください。
※小学生未満無料。


開館30周年記念 絵の中の時間

  • 場所:サンリツ服部美術館
  • 開催期間:2025-09-09〜2026-04-12
  • お問い合わせ:サンリツ服部美術館 0266-57-3311

サンリツ服部美術館の服部一郎記念室では、これまでセイコーエプソン株式会社初代社長の服部一郎(1932~87)が蒐集した近現代の絵画作品をご紹介してまいりました。このたびはそのなかから時間をテーマに作品をご紹介いたします。
時間は私たちの周りを常に流れ、過去から現在、現在から未来へのうつり変わりとして意識されています。目には見えないため非常にとらえにくいものですが、絵画には時刻や瞬間、永遠など時間に関する様々なものが表現されてきました。
服部一郎は服部時計店三代目社長の服部正次の長男で、自身も将来経営に関わる身として時計の開発製造にも携わりました。彼のコレクションの中には時計が描かれた作品がいくつもあり、時計、ひいては時間というものに興味、関心を持っていたことは容易に想像できます。
本展では開館30周年を記念し、一郎に馴染みの深い時計をテーマにした作品をご紹介するとともに、絵画の中に表された様々な時間に注目して作品をご紹介いたします。形のない時間の表現をお楽しみください。


2025年度 特別展「万国博覧会のガレ」

  • 場所:北澤美術館
  • 開催期間:2025-03-22〜2026-03-10
  • お問い合わせ:0266586000

■展覧会内容

科学と技術の進歩の時代といわれる19世紀。それを象徴する催しが、1851年にロンドンで第1回目が開催された万国博覧会です。最新の発明や発見、遠い異国の生き物や風俗が一大パノラマを展開する光景に、皇帝から庶民まで老若男女が目を見張り、興奮の渦に包まれました。

パリでは1855年から1900年までに5回の万博が開かれました。ガラス工芸家エミール・ガレ(1846-1904)はその機会を活かし、回を重ねる毎に成功を勝ち取っていったのです。
ジャポニスムの熱狂を体験した1867年、若き工芸家としてデビューを飾った1878年。エッフェル塔が建設された1889年に初のグランプリを獲得、1900年に再びグランプリに輝き工芸家としてのキャリアの頂点に立ちます。

本展では、20年振りに日本で開催される「2025年大阪・関西万博」にちなみ、万国博覧会出品作を中心にガレの活動を振り返ります。良きライバルとして競い合ったドーム兄弟による万博出品作、1925年のアール・デコ博覧会で脚光を浴びたルネ・ラリックの作品も、あわせて展示いたします。


■開催情報
会期:2025年3月22日(土)~2026年3月10日(火)
開館時間:9時~18時(4月~9月)、 9時~17時(10月~3月)
※最終入館は閉館時間の30分前まで
会期中の休館日:5/20、9/2、10/1、11/25、12/31、1/1、2/24
入館料:大人(高校生以上)1000円/中学生500円/小学生以下無料
団体(8名以上)各入館料より100円引

■会場
北澤美術館 
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
0266-58-6000
https://kitazawa-museum.or.jp

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【関連イベント】
■記念講演会『エミール・ガレ 万国博覧会への挑戦』
講師:池田まゆみ(北澤美術館 主席学芸員)
日時:2025年5月10日(土) 14時~15時
参加費:無料(要入館券)、申込み不要

■学芸員によるギャラリートーク
展示の見どころや作品について解説します。
日時:毎月1回(約30分)
※開催日時は当館ホームページの「お知らせ」、SNSに掲載します。
参加費:無料(要入館券)、申込み不要
          

■ワークショップ 『ミクロモザイクのアクセサリー作り』
イタリア発祥の伝統工芸。小さくカットしたガラスで模様を描き、アクセサリーを作ります。
講師:Eriko氏(ミクロモザイクcoloe 主宰)
日時:2025年7月19日(土)、8月24日(日)、9月20日(土)
   各日 ①10:30、②13:00、③15:00開始(所要60~90分)
定員:各回4名(予約優先・空席があれば当日受付可)
参加費:真鍮枠ピンブローチ または ペンダントトップ 各5500円
    木枠大ピンブローチ 4400円・木枠小ストラップ 3850円※すべて税込
※入館料は別途必要
※ワークショップ事前予約割引:入館料を大人500円、中学生300円に割引いたします。
(通常大人1,000円、中学生500円/当日入館時のWS申し込みは、通常入館料金)