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「顔面把手付深鉢形土器」

住所
〒394-0027 岡谷市中央町1-9-8
TEL
0266(22)5854 
FAX
0266(22)5856
開館時間
10:00~18:00
休館日
水曜 祝日の翌日 12/29~1/3
料金
特別企画展 大人520円(370)/小中学生260(160)/常設展 大人370(260)/小中学生160(110)/(10名以上の団体料金)/諏訪郡在住・在学の小・中学生、市内在住・在学の高校生は無料

心身に障がいのある方及び付添者1名は無料
(入館の際に障害者手帳等をご提示ください。)

その他、お得な年間券及び共通入館券もございます。
駐車場
岡谷美術考古館の駐車場は台数に限りがあるため、お車でお越しの方は、市営駐車場(5時間は無料)またはイルフプラザ北側駐車場をご利用ください。
交通アクセス
長野道岡谷ICより車10分。JR中央本線岡谷駅下車徒歩5分
ホームページ
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郷土の美 ひろがる
原始考古の岡谷

平成25年11月 中心市街地の童画館通りに移転し リニューアルオープン

 市立岡谷美術考古館は、平成25年11月に岡谷市の中心市街地童画館通りに移転し、リニューアルオープンをいたしました。
 美術と考古双方の魅力がたっぷり詰まった施設であり、高橋貞一郎・野村千春・根岸芳郎等の絵画や武井直也・清水多嘉示等の彫刻など、郷土の優れた芸術家の美術作品を所蔵・展示しております。また、考古資料としては、岡谷市内の遺跡から出土した縄文時代から奈良・平安時代までの多数の出土品を収蔵・展示しています。
 館内では、移り行く時の流れを感じながら、古代の息吹と芸術家の想いと共に、ゆったりとした時間をお過ごしいただくことができます。

顔が外を向いた珍しい土器

 「顔面把手付深鉢形土器」は、岡谷市海戸遺跡より出土した、顔が外側を向いた珍しいスタイルのもので、完全な形に復原された全国的にも数少ない土器として、国の重要文化財に指定されています。また、「壷を持つ妊婦土偶」は、妊娠した女性をあらわし、豊穣と安産を祈願したものとされており、壷を抱えて腰に手をあてたポーズの完全な姿は、国内でただ一点という貴重な土偶が展示してあります。

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「ノートルダム寺院」 高橋貞一郎 

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「黎明」 武井直也

市立岡谷美術考古館の企画展・イベント情報

主な展示品

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顔面把手付深鉢形土器

 顔面把手付深鉢形土器
(がんめんとってつきふかばちがたどき)

出土遺跡:榎垣外遺跡
時代:縄文時代中期

長野県宝(平成30年9月27日決定)

顔の付いた土器は採集物の豊穣を願ったものともいわれている。顔が内側を向いたものが一般的で、対角に蛇体紋を配したものも多く見られる。

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炭化米

 炭化米
(たんかまい)

出土遺跡:橋原遺跡
時代:弥生時代

岡谷市指定有形文化財

59号住居址からは、46.8リットルの炭化米が出土した。米作りが定着し、重要な食料となっていたことがわかる

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有孔鍔付土器

 有孔鍔付土器
(ゆうこうつばつきどき)

出土遺跡:花上寺遺跡
時代:縄文時代中期

樽のような形をして、つばに孔が開いているところから、酒造りの道具とも、口に皮を張って太鼓として使用したともいわれる。口縁部の内外に赤色塗彩がみられる。

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顔面把手

 顔面把手
(がんめんとって)

出土遺跡:海戸遺跡
時代:縄文時代中期

目は柿の実の形をして、ややうつむき、小さな口は微笑んでいる。他に類を見ないほど、人間的で優しい表情である。

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馬具

 馬具
(ばぐ)

出土遺跡:コウモリ塚古墳
時代:古墳時代

コウモリ塚古墳の副葬品は、鐙・鞍・くつわ・金具等の馬具が大半を占めていた。権力者と馬、牧の深いかかわりを示す古墳である。

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壺を持つ妊婦土偶

 壺を持つ妊婦土偶
(つぼをもつにんぷどぐう)

出土遺跡:目切遺跡
時代:縄文時代中期

岡谷市指定有形文化財

妊娠した女性をあらわし、豊穣と安産を祈願したものとされる。壷を抱えて腰に手をあてたポーズの完全な姿は、国内でただ一点という貴重な土偶。