令和元年度 特別企画展「双燈社 ~版画のまちの誕生~」

場所:市立岡谷美術考古館   開催期間:2020-01-09〜2020-03-01  お問い合わせ:市立岡谷美術考古館 TEL 0266-22-5854 FAX 0266-22-5856

 岡谷市は「版画のまち」と呼ばれているのはご存知ですか?
岡谷市は昭和30年代には「版画のまち」と呼ばれ、現在でも学校教育や地域の文化活動を通して、子どもから大人まで版画に親しむ土壌が生きづいています。その礎となったのは、童画家 武井武雄が有志と協力し、終戦直後の1946(昭和21)年、故郷の岡谷市西堀(にしぼり)で創立した文化団体、双燈社です。双燈社の目的は、人々のすさんだ生活を物心両面で豊かにしようというもので、「文化とは、精神文化と物質文化の二つのともしびから成り立っている」 という理念です。
 武井を講師とする版画部会は、年に4回ほど各人が作品を持ち寄り、武井の講評を受ける、という形で行われました。毎回、作品集が作られ、それは100号にも及びます。 版画部会からは、武井吉太郎・小口作太郎など優れた作家が輩出、そのうち増沢荘一郎は学校教育に版画を取り入れ、全国的な展開を見せました。
 本展では、版画部会作品集のほか、主な会員の大型版画作品を展示いたします。困難な日々にも希望を見いだし、いきいきと芸術を楽しむ会員たちの姿を感じていただければ幸いです。

 日程 2020年1月9日(木)~2020年3月1日(日)
 会場 市立岡谷美術考古館 2階美術展示室
 時間 10:00~19:00/休館日 水曜日、祝日の翌日
   チケット料金(特別企画展) 大人520円/小・中学生260円 ※団体割引あり


 ◆関連イベント

 ●講演会「西堀風土記 問わず語り―双燈社の文化活動」(申し込み不要、要入館料)
   講師:八幡兵吉氏 岡谷市西堀出身
   2月9日(日) 午後1時30分~

 ●学芸員によるギャラリートーク  (申し込み不要、要入館料)
   2月22日(土) 午後1時30分~