森将軍塚古墳はにわdeアート アーチスト・トーク&ライブde対話

場所:千曲市森将軍塚古墳館  開催期間:2025-01-18  お問い合わせ:026-274-3400


アーチスト・トーク&ライブde対話

◆日時 1月18日(土)14:00~15:00
◆場所 森将軍塚古墳館はにわdeアート展示会場

光明制作所 (アート・ユニット)
中村明と羽田光二人で長野県を拠点に県内外で活動中。主に映像と楽曲を組み合わせたインスタレーション作品 を制作、発表。制作の共通理念は、「心の栄養を!」 2024年 富山市美術展インスタレーション部門で優秀賞。

櫻井秀雄 (長野県立歴史館考古資料課長) 
専攻は古墳時代から古代の祭祀研究。現在、古代の信仰・精神面の解明に挑んでいる。考古学のモットー「過去のこころも掘り起こす!」

Sui Nacazima (サウンドアーティスト)
電子楽器を主に、その“場”に流れる自然音や環境音と同調し、聴くことへの拡張を促す音の表像を追求。ミニマムかつ感情的で風景的な音の色彩を表現する実験音響音楽家。2024森将軍塚まつり墳上スカイステージで奉納演奏を行う。

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はにわ特別公開中
古墳クラフト展18(土)・19(日)    

主催 千曲市森将軍塚古墳館 ☏026-274-3400

協力 長野県立歴史館 1月18(土)は入館料無料の日
   古墳クラフト展実行委員会 あんずの里物産館




インフルエンサー 北斎

場所:北斎館  開催期間:2025-01-25〜2025-04-06  お問い合わせ:026-247-5206


絵師でありデザイナーでもあった葛飾北斎の作品は、多くのものに影響を与えながら時を超えて現代でも生き生きと輝いています。

本展覧会では、『新形小紋帳』や『今様櫛キセル雛形』などの北斎が手がけた江戸時代のデザイン集と合わせ、北斎作品の絵柄が織られた西陣織の帯や、伝統的な染めの技法で表現された北斎デザインの反物や着物なども紹介します。

京都の西陣織あさぎ美術館、小紋屋高田勝、亀田富染工場、東京の久米繊維工業、そして宮城県気仙沼の気仙沼ニッティングの協力を得て、各工房の職人たちが丹精込めて作り上げた北斎をテーマにした作品と、彼らのものづくりへの思い、そして北斎作品の今後の展望と可能性に視点を当てた展覧会です。




森将軍塚 古墳クラフト展2025 1月

場所:千曲市森将軍塚古墳館  開催期間:2025-01-12〜2025-01-19  お問い合わせ:千曲市森将軍塚古墳館 ☎026-274-3400


森将軍塚古墳クラフト展

科野の里歴史公園は、学びのための「史跡公園」としてつくられております。
単にクラフト展としての開催ではなく、クラフト作家と公園来場者が交流する
ことを通じて「学びの場」として機能するように努めてまいります。

主催 森将軍塚古墳クラフト展実行委員会 
会場 森将軍塚古墳館ロビー
   あんずの里物産館
   科野の里歴史公園芝生広場(森将軍塚古墳館前)

開催日 2025年1月12日(日)13日(㊗️成人の日) 18日(土)19日(日)
時間 9:00から15:00まで
                     ★ワークショップ

12日(日)キッチンカー1台  CUPazumino
 公園タープ2件   シフォンケーキ工房ふわり
          石窯ガーデンcoco
 12ブース +いろつち 物匠勇 荻 u-k-a 
  くらふとKei コリカンチャ工房 岡灯 miim 
  ★りのす ★Mai ★Salonpatora ★Sakurairo

13日㊗️成人の日 キッチンカー1台 ねこのあしおと
 公園タープ3件 シフォンケーキ工房ふわり
         マーロハーモ 石窯ガーデンcoco
 9ブース +いろつち 物匠勇 荻 u-k-a
  コリカンチャ工房 岡灯 
  ★りのす ★Salonpatora ★Sakurairo  

18日(土)キッチンカー3台 ねこのあしおと
     のぐー'sキッチン kitchen土野庫
 公園タープ1件  石窯ガーデンcoco
 8ブース +いろつち 物匠勇 荻 u-k-a
  くらふとKei teku teku Atelier branka
  ★Sakurairo

19日(日)キッチンカー3台 ねこのあしおと
      のぐー'sキッチン kitchen土野庫
 公園タープ2件 マーロハーモ
   石窯ガーデンcoco
 11ブース +いろつち 物匠勇 荻 u-k-a
  くらふとKei コリカンチャ工房 teku teku miim
  ★Sakurairo ★Mai ★Sa




大石遺跡:縄文中期初頭 環状集落の黎明

場所:八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)  開催期間:2024-12-14〜2025-03-23  お問い合わせ:八ヶ岳美術館 原村歴史民俗資料館 0266-74-2701


八ヶ岳美術館では、令和6(2024)年12月14日(土)~令和7(2025)年3月23日(日)まで、企画展「大石遺跡:縄文中期初頭 環状集落の黎明」を開催致します。

本展は、中部高地における縄文中期―その繁栄の先駆けとなった初期の重要な大規模環状集落である原村の大石遺跡についてご紹介する初の大規模な企画展となります。
大石遺跡は、中央自動車道西宮線が縦断する中央道建設に伴い1975(昭和50)年から翌年にかけて長野県教育委員会の緊急発掘調査が進められるなかで発掘され、土壙群を中心として円形のかたちに広がる環状集落であり、5500年前・縄文中期のムラとしては大規模なものであったことが判明しました。そこから植物栽培の痕跡である12点の炭化種実塊が発見され、農耕がないといわれてきたそれまでの縄文時代観を覆す発見とその豊かな縄文文化を示す土器に注目が集まりました。平成30(2018)年には、ユニークな特徴を持つ7点の土器が「信州の特色ある縄文土器」として長野県宝に指定されています。

このたびは大石遺跡の出土品のなかから 1.有孔鍔付土器や浅鉢など多様な形態の土器 2.深鉢類を中心に顔や動物などの装飾をもつ土器や土偶 3.炭化種実塊、そのほか黒曜石、石器、考古資料を展示いたします。この機会にぜひご覧ください。中部高地の縄文中期、その繁栄の先駆けとなった初期の重要な大規模環状集落である大石遺跡のムラについて紹介いたします。ぜひともご高覧いただけますよう、宜しくお願い申し上げます。

展覧会名称:「大石遺跡:縄文中期初頭 環状集落の黎明」
会 期:令和6(2024)年12月14日(土)~令和7(2025)年3月23日(日)
       年末年始休館(12月29日から1月3日)
主 催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会
協   賛:スワテック建設株式会社、諏訪信用金庫、株式会社イツミ、たてしな自由農園
入 館 料:高校生以上510円(460円)、小中学生250円(200円) 
※()内は20名以上の団体料金。諏訪6市町村内の小中学生は学生証や
       図書カードなどの提示により無料で入館できます。

【関連イベント】
■講演会
1.講演会「縄文中期の環状集落と原村・大石遺跡」講師:小松隆史(井戸尻考古館館長)
日時:12月15日(日)13:30~15:00
2.講演会「縄文中期初頭の諏訪における原村・大石遺跡の位置」
講師:佐々木潤(原村教育委員会 文化財係長)
日時:2月15日(土)13:30~15:00
3.講演会 「遺伝子解析からここまでわかった縄文人のルーツ」
   講師:太田博樹(東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻教授)
  日時:3月1日(土)13:30~15:00
4.講演会「縄文中期農耕論と原村・大石遺跡」
   講師:会田進(八ヶ岳JOMON楽会会長/元長野県考古学会会長)
日時:3月8日(土)13:30~15:00
※講演会は各回とも会 場:八ヶ岳美術館企画展示室 参加無料/要予約

■原村埋蔵文化財収蔵庫 見学ツアー  講師:佐々木潤(原村教育委員会 文化財係長)
日時:12月21日(土)10:00~11:30
   集合場所:原村埋蔵文化財収蔵庫前(定員15名 参加無料/要予約)

■こどもクラフト教室
1. ベンガラのえのぐをつくって石に描こう・ペーパーウェイト
    日 時:12月27日(金)13:00~14:30
2. 木の枝でつくろう・大石の縄文人が住んだちいさな竪穴住居
    日 時:1月19(日)10:30~12:00
3. ロー石を磨こう・石棒ミニチュアづくり
    日 時:2月9日(日)10:00~12:00
4. そっくりにつくろう・粘土でつくるミニ土偶・顔面装飾つき深鉢
    日 時:2月23日(日)13:00~14:30
※各回とも会 場:八ヶ岳美術館企画展示室 
すべて参加無料/入館料別途、要予約(定員各回5名)




はにわdeアート

場所:千曲市森将軍塚古墳館  開催期間:2025-01-12〜2025-01-24  お問い合わせ:千曲市森将軍塚古墳館 ☎026-274-3400


はにわ de アート
 光明制作所展「千曲彼方此方トンネル」

埴輪に刻まれた模様▽△は、千曲川の流れそのものだったのでは? 千曲川は生命の源であり、時に恐ろしい自然現象、洪水をも起こす存在。古墳時代、千曲川はカミとして信仰の対象そのものだったのでは?
遥か彼方、埴輪が作られた古墳時代に思いを馳せるインスタレーションが、うす暗い学習室に出現。
彼方と此方をつなぐトンネル「千曲彼方此方トンネル」が千曲川のようにクネクネ曲りながら進む映像とともに、埴輪の透孔▽△を音の波形に見立てたBGMが流れます。

【同時開催】 はにわ特別展示

 三重県松坂市文化財センター埴輪館特別展「王権と首長墓の埴輪」展10/26~12/28に旅立っていた
 「7号埴輪棺桶」 (通称:パックマンはにわ)を特別展示
 
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四季の原画16デッサンと世界旅行展

場所:ペイネ美術館  開催期間:2024-07-04〜2025-01-13  お問い合わせ:0267-46-6161(軽井沢タリアセン)


日本初公開作品を含む季節ごとに描かれたペイネのデッサン16作品と、フランスで制作された図録「ペイネの世界旅行」の出版を記念する作品パネルをご覧いただきます。

会期:2024年7月4日(土)~2025年1月13日(月・祝) (12、1月は冬季休館日あり)
時間:午前9時~午後5時(冬季12月~は10時~16時)
会場:重要文化財 アントニン・レーモンド「夏の家」
料金:大人1100円、小中学生500円(軽井沢タリアセン入園料大人900円を含む)
※冬季(12月、1月は大人800円、小中学生500円)

<画像>「四季の原画16デッサンと世界旅行展」チラシ


ペイネ美術館
長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉217軽井沢タリアセン内 電話0267-46-6161
http://http://www.karuizawataliesin.com/




「あいらしい高原の花と実たち」

場所:深沢紅子野の花美術館  開催期間:2024-10-23〜2025-01-13  お問い合わせ:0267-45-3662


深沢紅子野の花美術館では、10月23日から2025年1月13日まで、秋季展「あいらしい高原の花と実たち」を開催いたします。
浅間高原の四季折々に、深沢紅子が野の花や木の実を描いた水彩画作品を中心に、油彩も含めて約40点余を紹介します。紅子の夫・深沢省三が描いた浅間山や離山などの水彩画も展示します。
深沢紅子は、長い画業人生を通じて、「華やかなものより落ちついたもの」を愛し、軽井沢や山中湖、岩手の土地にひっそりと咲く様々な野の花を好んで絵の題材に選びました。軽井沢においては、アサマキスゲやマツムシソウ、フシグロセンノウなど多くの花を愛し、描いています。
深沢紅子は、1903(明治36)年、岩手県盛岡市に生まれました。16歳の時に上京し、女子美術学校(現・女子美術大学)日本画科に入学、のちに洋画科に転科し、岡田三郎助から西洋画を学びました。1923(大正12)年に同郷の画家・深沢省三と結婚。紅子は一水会、女流画家協会などで活躍し、5人の子どもを育てながら、90歳で亡くなるまで創作活動を続けました。
なお、美術館の建物は、1911(明治44)年に旧軽井沢・本通りに軽井沢郵便局として建てられたものです。深沢紅子が1960年代から80年代にかけ軽井沢で夏を過ごす間、度々訪れた建物です。1996(平成8)年に移築保存された時から深沢紅子の美術館として活用されています。2008(平成20)年に国登録有形文化財に登録されました。
深沢紅子とも縁の深い歴史的建造物において、深沢紅子の抒情性あふれる作品世界にどうぞ触れてみて下さい。


画像:深沢紅子「ヤマツバキ」 水彩 1992年 (軽井沢・深沢紅子野の花美術館蔵)


【休館日・入館料】
入館料/大人600円、小中学生300円
10月、11月は会期中無休。12月、1月は冬季休館日あり。
開館時間:9:00~17:00(※12月、1月は10:00~16:00)


【アクセス】
JR北陸新幹線・しなの鉄道「軽井沢駅」下車、タクシー約10分、または、しなの鉄道「中軽井沢駅」下車、タクシー約7分
上信越自動車道・碓氷軽井沢ICより車で約15分
<急行塩沢湖線>「軽井沢駅北口バスターミナル④番」→「塩沢湖」下車(有料420円)、徒歩5分
<町内循環バス東・南廻り線>通年「軽井沢駅北口バスターミナル①番」→「風越公園」下車(有料100円)、徒歩12分


深沢紅子野の花美術館
長野県北佐久郡軽井沢町長倉217 軽井沢タリアセン内(※軽井沢タリアセンに入園しなくても直接入館できます。)
電話0267―45―3662
FAX0267―45―6466
http://taliesin@karuizawataliesin.com




怪力の魅力

場所:北斎館  開催期間:2024-11-16〜2025-01-19  お問い合わせ:026-247-5206


生涯で何度も名前を変えた北斎が「葛飾北斎」の名前を用い始めた40代後半、主に活躍していたのが読本挿絵の分野です。様々な怪力の人物は古今東⻄の物語に登場しますが、江戸の読本の世界でも力持ち達が驚くべき怪力を発揮して物語を力強く彩りました。北斎は、登場人物たちの怪力を挿絵の中で迫力満点に描いています。

また、70代後半の北斎は、『和漢絵本魁』やその続編『絵本武蔵鐙』など武者絵の絵手本を出版します。それらの中で北斎は「すべて勢ひを画んには風流古雅をはぶき俗意にして画く」と迫力ある人物の描き方について自身の画法を説明しています。

本展では、北斎の版本作品を中心にこういった怪力の表現に注目します。風景画や美人画だけではない北斎の迫力ある人物表現の魅力をお楽しみください。




2024年秋冬展「秋と冬の絵本めぐり」

場所:軽井沢絵本の森美術館  開催期間:2024-10-18〜2025-01-13  お問い合わせ:ムーゼの森 TEL.0267-48-3340 info@museen.org


紅葉が彩る秋、雪が白く染める冬
絵本が描く季節を楽しむ
 
 絵本には、季節をテーマにした作品が数多くあります。そうした絵本の中から、本展では「秋」と「冬」の絵本に注目します。
 秋の絵本に描かれる主な風景は、「紅葉」と「実り」です。例えば、バーナデット・ワッツ『リサのちいさなともだち』は、文中に秋と明示されずとも、描かれた赤や黄色に色づく木々、きのこや木の実といった自然の作物を通して、秋の美しさを伝えてくれます。
 また、秋は「中秋の名月」の呼び名のある通り、月がより美しく見える季節といわれます。これにちなみ、リトアニア出身で、ポーランドを代表する絵本作家スタシス・エイドリゲビチュスの『クレセント・ムーン』をはじめ、月をテーマにした絵本原画を展示します。
 冬を描いた絵本は数多く、その中でも代表的なテーマとなるのが「クリスマス」です。本展では、クリスマス絵本を多数手がけた画家の一人トミー・デ・パオラの『クリスマス・キャロル』をはじめ、多数のクリスマス絵本の原画をご紹介します。また、サンタクロースを題材にし続けた画家・小出真己による絵本作品『サンタに恋して』(世界文化社、2007年)、『サンタ・サンタ・サンタ』(小学館、1998年)、『いつもサンタが』(リトル・モア、2003年)の原画を特集展示いたします。
 冬の主要な題材にはもう一つ、「雪」があります。ゲルダ・マリー・シャイドル作『ゆきだるまのさがしもの』(ヨゼフ・ヴィルコン 画)では、主人公の、体が雪であるゆえの悩みや喜び、生命が表現されています。加えて「雪解け」もまた、冬ならではの情景ではないでしょうか。M・ブーテ・ド・モンヴェルがイラストを手がけたアナトール・フランスの短編集『わが子どもたち』収録、「カトリーヌの日」の中では、少女カトリーヌが人形を通して、雪が降る春先の情景を伝える場面が描かれています。冬の長い軽井沢で、絵本とともに春へ想いを馳せていただけたら幸いです。

M・ブーテ・ド・モンヴェル画『わが子どもたち Nos Enfants』より「カトリーヌの日」(1887年)




2024年秋冬展「クリスマスのおくりもの」

場所:エルツおもちゃ博物館・軽井沢  開催期間:2024-10-11〜2025-01-13  お問い合わせ:ムーゼの森 TEL.0267-48-3340 info@museen.org


 エルツおもちゃ博物館では、ヨーロッパや北欧のおもちゃを収集・展示しています。特に、ドイツ・エルツ地方のおもちゃの町として世界的に有名な、ザイフェンの木工おもちゃは、当館の展示の中心です。
 ザイフェンは、かつて鉱業で栄え、後に木工おもちゃ作りの町となりました。1699年、ヨハン・フリードリヒ・ヒーマン(Johann Friedrich Hiemann)が、商業の中心地ライプツィヒの見本市に、初めてザイフェンの木工おもちゃを運びました。この出品をきっかけに、1750年には「ザイフェン製(Seiffener ware)という用語が、貿易の町ニュールンベルグでも定着しました。そして、1809年、4人の職人がドイツ最古のクリスマスマーケットの1つとして知られる、ドレスデンの「シュトリーツェルマルクト」の木工おもちゃを出店するなど市場を拡大し、ザイフェンをはじめ、エルツ地方は木工おもちゃの名産地となったのです。
 現在ザイフェンには約150の工房があり、家族間で継がれ続ける工房もあれば、職人(マイスター)が新しく始めた工房もあります。1892年創業の老舗クヌース・ノイバー(Knuth Neuber)では、プロペラとともにトナカイとサンタクロースが回るクリスマス・ピラミッドを作っています。まるでサンタを乗せたトナカイが、空を飛んでいるかのように見えるユニークなおもちゃです。そして1989年創業のケラー(Köhler)は、かわいらしさもありながら、スタイリッシュで洗練されたデザインのサンタクロースを作っています。本展では、このようなサンタクロースのおもちゃをはじめ、クリスマスのおくりものにぴったりな、ドイツ・エルツ地方のおもちゃをご紹介します。
 この冬は、エルツおもちゃ博物館で、「クリスマスのおくりもの」を探してみていただけたら幸いです。

サンタの人形/Björn Köhler、観覧車/ZEIDLER




西洋の薫り~宮沢賢治絵本原画展

場所:絵本美術館&コテージ森のおうち  開催期間:2024-10-04〜2025-01-20  お問い合わせ:絵本美術館 森のおうち TEL0263-83-5670


おかげさまで今年、当館は開館30周年を迎えました。当館がその精神世界を指針にしている宮沢賢治作品の今年の展示として、「西洋の薫り~宮沢賢治絵本原画展」を開催致します。

宮沢賢治が生前に出版した書籍はたったの2冊。今年は、その詩集(心象スケッチ)『春と修羅』と、童話集『注文の多い料理店』の発刊から100周年を迎えました。

そこで、宮沢賢治作品の絵本シリーズをライフワークとして出し続け、2003年には花巻市などが出す宮沢賢治賞を当時、絵本作家として唯一受賞している小林敏也の『画本宮澤賢治 注文の多い料理店』、『黄いろのトマト』の2作品の絵本原画全点や資料を展示いたします。

また、詩人アーサー・ビナードが、言葉の裏にある文化や宮沢賢治の世界観、造語の響きを壊すことなく訳した賢治作品の英訳に、アニメーション作家・絵本作家の山村浩二が、動きを感じさせる構成で絵を展開する、賢治作品の絵本としては新たな試みのコラボレーション作品『雨ニモマケズ Rain Won’t』『やまなし Mountain Stream』の2冊の絵本の原画全点を展示致します。
この2作品の原画が同時に掛かるのは本展が初めてとなります。


【展示作品】
展示作品】
『雨ニモマケズ Rain Won’t』 
『やまなし Mountain Stream』 
(以上、宮沢賢治/文、アーサー・ビナード/英訳、山村浩二/絵、今人舎)

『注文の多い料理店』(好学社)
『黄いろのトマト』(パロル舎版)
(以上、宮沢賢治/作、小林敏也/画)

各全点、資料




特別企画展 きらめきの時代 憧れの平安王朝

場所:サンリツ服部美術館  開催期間:2024-11-01〜2025-01-13  お問い合わせ:電話0266-57-3311


 華やかな装束を身にまとった貴族たち、四季折々の風景や心情を歌った和歌、流れるような美しい線で書き連ねた仮名文字、きらびやかな蒔絵の調度品といったように、平安時代に優美なイメージを持っている方も多いでしょう。この時代には、日本の風土や日本人の美意識が反映された文学・書・絵画・工芸品が数多く生み出されました。天皇や貴族たちの研ぎ澄まされた感性により発展していった日本らしい雅やかな文化は、時代が変わっても多くの人々を魅了し続け、今日に至るまで大きな影響を与えて続けているのです。
 本展では、『伊勢物語』や『源氏物語』を題材にした色彩豊かな物語絵や工芸品、華麗な料紙に流麗な書風で和歌がしたためられた古筆などを展示いたします。平安王朝への憧れが込められた作品の数々をご堪能いただけますと幸いです。




開館30周年記念 令和6年度冬季企画展「佐久間象山遺墨展~書は人なり~」

場所:長野県立歴史館  開催期間:2025-01-11〜2025-02-24  お問い合わせ:総合情報課 026ー274ー3991


 令和6年(2024年)は、松代出身の儒学者・佐久間象山(1811~1864)没後160年の節目の年にあたります。象山は、中国文化にたいする深い教養を持つ「文人」としても一流で、とりわけその書は生前より高い評価を受けていました。
 象山と書との出会い幼少のころに始まります。父・国善は松代藩の側右筆を務め、その後表右筆組頭へ出世しています。幼少期より能筆家であった父から書を習った経験が象山の基盤となったことでしょう。加えて、若くして中国東晋の王羲之を手本に学び、さらに30代後半には唐代の顔真卿の「争座位帖」(拓本)を入手したのを契機に、その作品は顔真卿の強い影響を感じさせる厳格で力強い書風へと変化しました。一方、象山を支えた八田家、関家など地元の有力者など交流のあった人たちに宛てた書簡も数多く残されています。
 本展では多方面に活躍した象山の業績のうち、地元に残された書と文人画に加えて、書簡とそこに記された実物資料を合わせて紹介します。これによって、書法を厳格に追究した幕末の文人としての側面と、日常を生きた人間としての象山を身近に感じていただければと思います。

「力士雷電の碑拓本」(当館蔵)




箕輪町郷土博物館リニューアル開館について

場所:箕輪町郷土博物館  開催期間:2024-09-28〜2025-03-02  お問い合わせ:0265-79-4860


箕輪町郷土博物館は、令和5年度から耐震補強工事等のため休館していましたが、令和6年9月28日(土)に下記の通りリニューアル開館します!入館料も無料になり、今後、開館記念イベントも予定しておりますので、多くの皆様のお越しをお待ちしております。
           記
日時:令和6年9月28日(土) 
   9時~オープニングセレモニー、内覧会 ※関係者のみ
     (テープカット、古田人形芝居保存会による三番叟の奉納等)
   10時~17時 一般開館(もみじちゃんがお出迎え)
場所:箕輪町郷土博物館
入館料:無料

【今後の開館イベント】
 〇記念展示「風神雷神図屏風・夏秋草図屏風(高精緻複製品)」の展示
  10月5日(土)~10月14日(月・祝)
 〇東京国立博物館・文化財活用センター職員による「夏秋草図屏風」の解説
  10月12日(土)定員20名
 〇記念講座「県立歴史館出前講座in箕輪町郷土博物館」
  10月26日(土)
 〇記念講演会 東海大学文学部教授 北條芳隆氏(箕輪町出身)による講演会
  11月16日(土)
 〇記念企画展
  令和7年2月1日(土)~3月2日(日)
 ※詳細はその都度紹介します




特別展 エミール・ガレ没後120年記念「北澤美術館のガレ」

場所:北澤美術館  開催期間:2024-03-16〜2025-03-11  お問い合わせ:0266586000


■展覧会内容

長野県諏訪市の北澤美術館では、エミール・ガレ没後120年を記念した特別展を開催いたします。

19世紀末から20世紀のはじめにかけてヨーロッパに広まった「アール・ヌーヴォー」、ガラス工芸の分野でこの運動を牽引したのが、フランス北東部の都市ナンシーに生まれたエミール・ガレ(1846-1904)です。ガラス・陶芸・木工家具、三つの分野で活躍した彼は、草花や昆虫など自然の形を活かした斬新なデザインと詩的な表現が高く評価され、パリ万国博覧会のグランプリを受賞しました。

2024年はガレの没後120年目に当たります。
ガレがまだあまり知られていなかったおよそ40年前、その魅力にひかれ、「小さくても個性の光る美術館」を目指して収集をはじめたのが、北澤美術館の創立者北澤利男(1917-1997)でした。「美しいものを美しいと感じる素直なこころ」をモットーに、ジャポニスムの影響を受けた初期の作品から、パリ万国博覧会出品作、ひとよ茸ランプをはじめとする黄金期の大作を含む、世界でも稀にみる充実したコレクションが誕生しました。

没後120年を記念するこの展覧会では、普段展示される機会の少ない秘蔵の名作を含め、所蔵品を選りすぐり展示いたします。ガレと人気を競ったドーム兄弟の彩りあふれる作品と共に、ガラス芸術の世界をお楽しみください。


■開催情報
会期:2024年3月16日(土)~2025年3月11日(火)
開館時間:9時~18時(4月~9月)、 9時~17時(10月~3月)
※最終入館は閉館時間の30分前まで
年中無休 ※10月1日(火)、12月31日(火)、1月1日(水)は休館
入館料:大人1000円/中学生500円/小学生以下無料
団体(8名以上)各入館料より100円引

■会場
北澤美術館 
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
0266-58-6000
https://kitazawa-museum.or.jp

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【関連イベント】
■記念講演会『北澤コレクションの生成』
講師:池田まゆみ(北澤美術館 主席学芸員)
日時:2024年5月11日(土)14時~15時 
参加費:無料(要入館料)

■トークショー『安田泰三(ガラス作家)トークショー』
手吹きガラスの名手・安田泰三さんをお招きし、作り手から見たガレの魅力を語っていただきます。
出演:安田泰三氏(ガラス作家)
聞き手:池田まゆみ(北澤美術館 主席学芸員)
日時:2024年9月21日(土)13時~14時
参加費:無料(要入館料)              

■ ワークショップ『ポーセラーツ体験』
草花などの転写紙を磁器に貼り、カップ、プレート、小物入れを作ります。
講師:唐木みさ子氏(ポーセラーツインストラクター、「アトリエ花あみ」主宰)
日時:2024年7月28日(日)、8月24日(土)、9月22日 (日) 
各日 ①10:30~ ②13:00~ ③15:00~(所要時間60~90分)
受付人数:各回4~6名(予約優先・空席があれば当日受付可)
体験料:マグカップ1,700円、プレート2,200円、小物入れ2,800円(税込/別途、要入館料)
WS終了後、講師が焼付けを行い10日後に発送(送料別途650円)、または館での受け取り
●ワークショップ事前予約割引:
入館料を大人800円、中学生400円に割引します。(通常大人1,000円、中学生500円/当日入館時のWS申し込みは、通常入館料金)

■ エミール・ガレ120年忌
ガレ没後120年忌の2024年9月23日(月・振替休日):ご来館者にプレゼントを差し上げます。




服部一郎コレクション近現代絵画展 画材を観る

場所:サンリツ服部美術館  開催期間:2024-04-23〜2025-01-13  お問い合わせ:電話0266-57-3311


服部一郎コレクションの作品を「画材」に注目して紹介する。制作に使われた紙やカンヴァスなどの支持体や、水彩・油彩などの描画材の違いによる表現の違いが味わえる。




特別展「『諏訪史』第一巻刊行100年記念展」

場所:諏訪市博物館  開催期間:2025-02-01〜2025-03-30  お問い合わせ:電話:0266-52-7080 メール:suwamu@city.suwa.lg.jp


 『諏訪史』は諏訪地域6市町村の歴史をまとめた書籍です。その記念すべき「第一巻」は100年前の大正13年(1924)12月に発行されました。
 「第一巻」は縄文時代から古墳時代の考古学分野を対象として、図や写真も使いながら、諏訪市を含む郡内全体の歴史を、専門的でありながら端的に記した書籍です。当時としては最高水準の地域史・郷土史の専門書でした。
 諏訪市博物館では『諏訪史』に関連する資料などを所蔵しており、「第一巻」関連では、田実文朗(現 片倉館考古資料)、両角守一、瀧沢益作(現 藤森栄一考古資料)が収集・調査した遺物が収蔵されています。また、『諏訪史』に掲載された写真についても、その原板(ガラス乾板)の多くを所蔵しています。鮮明な画像からは大正時代頃のさまざまな情報を読み取ることができます。
 本展では「第一巻」に掲載された資料を中心に紹介します。また、諏訪地域の各博物館との連携展示として、当館では古墳時代に関する資料の展示を行います。
諏訪市博物館WEBサイト https://suwacitymuseum.jp/event/special/11.html




諏訪郡下7館合同企画「『諏訪史第一巻』刊行100周年記念展 :縄文時代観と原始芸術」(原村文化財係・八ヶ岳美術館)

場所:八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)  開催期間:2025-02-01〜2025-03-23  お問い合わせ:八ヶ岳美術館 原村歴史民俗資料館 0266-74-2701


八ヶ岳美術館では、令和7(2025)年2月1日(土)~3月23日(日)まで、諏訪郡下7館合同企画「『諏訪史』第一巻刊行100周年記念展:縄文時代観と原始芸術」展(コーナー展示)を開催致します。

『諏訪史』は「郡史」とも呼ばれる、諏訪地域6市町村の歴史をまとめた書籍です。その記念すべき「第一巻」は100年前の大正13(1924)年12月に発行されました(第五巻は昭和61年に刊行)
「第一巻」は縄文時代から古墳時代の考古学分野を対象として図や写真も使いながら、原村を含む郡内全体の歴史を、専門的でありながら端的に記した書籍です。当時としては最高水準の専門書でした。八ヶ岳美術館にはこの著作に寄与した考古学者 両角守一の日記・写真アルバム・書簡・油彩などの美術資料が所蔵されています。

本展ではコーナー1「縄文時代観:土偶と人体装飾文」(原村文化財係・諏訪考古学研究会共同企画展)として『諏訪史第一巻』に掲載された土偶や人体文の装飾把手、原村の恩膳遺跡からの出土遺物、コーナー2「原始芸術観と考古学(八ヶ岳美術館コーナー展示)」として両角守一が鳥居龍蔵と芸術論を交わしたことで『諏訪史』第一巻に作品掲載されたオシップ・ザッキンや岡本太郎を中心に芸術と考古学について特集します。

展覧会名称:諏訪郡下7館合同企画・『諏訪史』第一巻刊行100周年記念「縄文時代観と原始芸術」展
(コーナー展示)
会 期:令和7(2025)年2月1日(土)~3月23日(日) 
      ※ほか7館の展示は3月末まで開催など(詳細は各館へ)
主 催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会
協   賛:スワテック建設株式会社、諏訪信用金庫、株式会社イツミ、たてしな自由農園
入 館 料:高校生以上510円(460円)、小中学生250円(200円) 
※()内は20名以上の団体料金。諏訪6市町村内の小中学生は学生証や
       図書カードなどの提示により無料で入館できます。




インフルエンサー 北斎

場所:北斎館  開催期間:2025-01-25〜2025-04-06  お問い合わせ:026-247-5206


絵師でありデザイナーでもあった葛飾北斎の作品は、多くのものに影響を与えながら時を超えて現代でも生き生きと輝いています。

本展覧会では、『新形小紋帳』や『今様櫛キセル雛形』などの北斎が手がけた江戸時代のデザイン集と合わせ、北斎作品の絵柄が織られた西陣織の帯や、伝統的な染めの技法で表現された北斎デザインの反物や着物なども紹介します。

京都の西陣織あさぎ美術館、小紋屋高田勝、亀田富染工場、東京の久米繊維工業、そして宮城県気仙沼の気仙沼ニッティングの協力を得て、各工房の職人たちが丹精込めて作り上げた北斎をテーマにした作品と、彼らのものづくりへの思い、そして北斎作品の今後の展望と可能性に視点を当てた展覧会です。




大石遺跡:縄文中期初頭 環状集落の黎明

場所:八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)  開催期間:2024-12-14〜2025-03-23  お問い合わせ:八ヶ岳美術館 原村歴史民俗資料館 0266-74-2701


八ヶ岳美術館では、令和6(2024)年12月14日(土)~令和7(2025)年3月23日(日)まで、企画展「大石遺跡:縄文中期初頭 環状集落の黎明」を開催致します。

本展は、中部高地における縄文中期―その繁栄の先駆けとなった初期の重要な大規模環状集落である原村の大石遺跡についてご紹介する初の大規模な企画展となります。
大石遺跡は、中央自動車道西宮線が縦断する中央道建設に伴い1975(昭和50)年から翌年にかけて長野県教育委員会の緊急発掘調査が進められるなかで発掘され、土壙群を中心として円形のかたちに広がる環状集落であり、5500年前・縄文中期のムラとしては大規模なものであったことが判明しました。そこから植物栽培の痕跡である12点の炭化種実塊が発見され、農耕がないといわれてきたそれまでの縄文時代観を覆す発見とその豊かな縄文文化を示す土器に注目が集まりました。平成30(2018)年には、ユニークな特徴を持つ7点の土器が「信州の特色ある縄文土器」として長野県宝に指定されています。

このたびは大石遺跡の出土品のなかから 1.有孔鍔付土器や浅鉢など多様な形態の土器 2.深鉢類を中心に顔や動物などの装飾をもつ土器や土偶 3.炭化種実塊、そのほか黒曜石、石器、考古資料を展示いたします。この機会にぜひご覧ください。中部高地の縄文中期、その繁栄の先駆けとなった初期の重要な大規模環状集落である大石遺跡のムラについて紹介いたします。ぜひともご高覧いただけますよう、宜しくお願い申し上げます。

展覧会名称:「大石遺跡:縄文中期初頭 環状集落の黎明」
会 期:令和6(2024)年12月14日(土)~令和7(2025)年3月23日(日)
       年末年始休館(12月29日から1月3日)
主 催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会
協   賛:スワテック建設株式会社、諏訪信用金庫、株式会社イツミ、たてしな自由農園
入 館 料:高校生以上510円(460円)、小中学生250円(200円) 
※()内は20名以上の団体料金。諏訪6市町村内の小中学生は学生証や
       図書カードなどの提示により無料で入館できます。

【関連イベント】
■講演会
1.講演会「縄文中期の環状集落と原村・大石遺跡」講師:小松隆史(井戸尻考古館館長)
日時:12月15日(日)13:30~15:00
2.講演会「縄文中期初頭の諏訪における原村・大石遺跡の位置」
講師:佐々木潤(原村教育委員会 文化財係長)
日時:2月15日(土)13:30~15:00
3.講演会 「遺伝子解析からここまでわかった縄文人のルーツ」
   講師:太田博樹(東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻教授)
  日時:3月1日(土)13:30~15:00
4.講演会「縄文中期農耕論と原村・大石遺跡」
   講師:会田進(八ヶ岳JOMON楽会会長/元長野県考古学会会長)
日時:3月8日(土)13:30~15:00
※講演会は各回とも会 場:八ヶ岳美術館企画展示室 参加無料/要予約

■原村埋蔵文化財収蔵庫 見学ツアー  講師:佐々木潤(原村教育委員会 文化財係長)
日時:12月21日(土)10:00~11:30
   集合場所:原村埋蔵文化財収蔵庫前(定員15名 参加無料/要予約)

■こどもクラフト教室
1. ベンガラのえのぐをつくって石に描こう・ペーパーウェイト
    日 時:12月27日(金)13:00~14:30
2. 木の枝でつくろう・大石の縄文人が住んだちいさな竪穴住居
    日 時:1月19(日)10:30~12:00
3. ロー石を磨こう・石棒ミニチュアづくり
    日 時:2月9日(日)10:00~12:00
4. そっくりにつくろう・粘土でつくるミニ土偶・顔面装飾つき深鉢
    日 時:2月23日(日)13:00~14:30
※各回とも会 場:八ヶ岳美術館企画展示室 
すべて参加無料/入館料別途、要予約(定員各回5名)




開館30周年記念 令和6年度冬季企画展「佐久間象山遺墨展~書は人なり~」

場所:長野県立歴史館  開催期間:2025-01-11〜2025-02-24  お問い合わせ:総合情報課 026ー274ー3991


 令和6年(2024年)は、松代出身の儒学者・佐久間象山(1811~1864)没後160年の節目の年にあたります。象山は、中国文化にたいする深い教養を持つ「文人」としても一流で、とりわけその書は生前より高い評価を受けていました。
 象山と書との出会い幼少のころに始まります。父・国善は松代藩の側右筆を務め、その後表右筆組頭へ出世しています。幼少期より能筆家であった父から書を習った経験が象山の基盤となったことでしょう。加えて、若くして中国東晋の王羲之を手本に学び、さらに30代後半には唐代の顔真卿の「争座位帖」(拓本)を入手したのを契機に、その作品は顔真卿の強い影響を感じさせる厳格で力強い書風へと変化しました。一方、象山を支えた八田家、関家など地元の有力者など交流のあった人たちに宛てた書簡も数多く残されています。
 本展では多方面に活躍した象山の業績のうち、地元に残された書と文人画に加えて、書簡とそこに記された実物資料を合わせて紹介します。これによって、書法を厳格に追究した幕末の文人としての側面と、日常を生きた人間としての象山を身近に感じていただければと思います。

「力士雷電の碑拓本」(当館蔵)




箕輪町郷土博物館リニューアル開館について

場所:箕輪町郷土博物館  開催期間:2024-09-28〜2025-03-02  お問い合わせ:0265-79-4860


箕輪町郷土博物館は、令和5年度から耐震補強工事等のため休館していましたが、令和6年9月28日(土)に下記の通りリニューアル開館します!入館料も無料になり、今後、開館記念イベントも予定しておりますので、多くの皆様のお越しをお待ちしております。
           記
日時:令和6年9月28日(土) 
   9時~オープニングセレモニー、内覧会 ※関係者のみ
     (テープカット、古田人形芝居保存会による三番叟の奉納等)
   10時~17時 一般開館(もみじちゃんがお出迎え)
場所:箕輪町郷土博物館
入館料:無料

【今後の開館イベント】
 〇記念展示「風神雷神図屏風・夏秋草図屏風(高精緻複製品)」の展示
  10月5日(土)~10月14日(月・祝)
 〇東京国立博物館・文化財活用センター職員による「夏秋草図屏風」の解説
  10月12日(土)定員20名
 〇記念講座「県立歴史館出前講座in箕輪町郷土博物館」
  10月26日(土)
 〇記念講演会 東海大学文学部教授 北條芳隆氏(箕輪町出身)による講演会
  11月16日(土)
 〇記念企画展
  令和7年2月1日(土)~3月2日(日)
 ※詳細はその都度紹介します




特別展 エミール・ガレ没後120年記念「北澤美術館のガレ」

場所:北澤美術館  開催期間:2024-03-16〜2025-03-11  お問い合わせ:0266586000


■展覧会内容

長野県諏訪市の北澤美術館では、エミール・ガレ没後120年を記念した特別展を開催いたします。

19世紀末から20世紀のはじめにかけてヨーロッパに広まった「アール・ヌーヴォー」、ガラス工芸の分野でこの運動を牽引したのが、フランス北東部の都市ナンシーに生まれたエミール・ガレ(1846-1904)です。ガラス・陶芸・木工家具、三つの分野で活躍した彼は、草花や昆虫など自然の形を活かした斬新なデザインと詩的な表現が高く評価され、パリ万国博覧会のグランプリを受賞しました。

2024年はガレの没後120年目に当たります。
ガレがまだあまり知られていなかったおよそ40年前、その魅力にひかれ、「小さくても個性の光る美術館」を目指して収集をはじめたのが、北澤美術館の創立者北澤利男(1917-1997)でした。「美しいものを美しいと感じる素直なこころ」をモットーに、ジャポニスムの影響を受けた初期の作品から、パリ万国博覧会出品作、ひとよ茸ランプをはじめとする黄金期の大作を含む、世界でも稀にみる充実したコレクションが誕生しました。

没後120年を記念するこの展覧会では、普段展示される機会の少ない秘蔵の名作を含め、所蔵品を選りすぐり展示いたします。ガレと人気を競ったドーム兄弟の彩りあふれる作品と共に、ガラス芸術の世界をお楽しみください。


■開催情報
会期:2024年3月16日(土)~2025年3月11日(火)
開館時間:9時~18時(4月~9月)、 9時~17時(10月~3月)
※最終入館は閉館時間の30分前まで
年中無休 ※10月1日(火)、12月31日(火)、1月1日(水)は休館
入館料:大人1000円/中学生500円/小学生以下無料
団体(8名以上)各入館料より100円引

■会場
北澤美術館 
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
0266-58-6000
https://kitazawa-museum.or.jp

==================================
【関連イベント】
■記念講演会『北澤コレクションの生成』
講師:池田まゆみ(北澤美術館 主席学芸員)
日時:2024年5月11日(土)14時~15時 
参加費:無料(要入館料)

■トークショー『安田泰三(ガラス作家)トークショー』
手吹きガラスの名手・安田泰三さんをお招きし、作り手から見たガレの魅力を語っていただきます。
出演:安田泰三氏(ガラス作家)
聞き手:池田まゆみ(北澤美術館 主席学芸員)
日時:2024年9月21日(土)13時~14時
参加費:無料(要入館料)              

■ ワークショップ『ポーセラーツ体験』
草花などの転写紙を磁器に貼り、カップ、プレート、小物入れを作ります。
講師:唐木みさ子氏(ポーセラーツインストラクター、「アトリエ花あみ」主宰)
日時:2024年7月28日(日)、8月24日(土)、9月22日 (日) 
各日 ①10:30~ ②13:00~ ③15:00~(所要時間60~90分)
受付人数:各回4~6名(予約優先・空席があれば当日受付可)
体験料:マグカップ1,700円、プレート2,200円、小物入れ2,800円(税込/別途、要入館料)
WS終了後、講師が焼付けを行い10日後に発送(送料別途650円)、または館での受け取り
●ワークショップ事前予約割引:
入館料を大人800円、中学生400円に割引します。(通常大人1,000円、中学生500円/当日入館時のWS申し込みは、通常入館料金)

■ エミール・ガレ120年忌
ガレ没後120年忌の2024年9月23日(月・振替休日):ご来館者にプレゼントを差し上げます。




特別展「『諏訪史』第一巻刊行100年記念展」

場所:諏訪市博物館  開催期間:2025-02-01〜2025-03-30  お問い合わせ:電話:0266-52-7080 メール:suwamu@city.suwa.lg.jp


 『諏訪史』は諏訪地域6市町村の歴史をまとめた書籍です。その記念すべき「第一巻」は100年前の大正13年(1924)12月に発行されました。
 「第一巻」は縄文時代から古墳時代の考古学分野を対象として、図や写真も使いながら、諏訪市を含む郡内全体の歴史を、専門的でありながら端的に記した書籍です。当時としては最高水準の地域史・郷土史の専門書でした。
 諏訪市博物館では『諏訪史』に関連する資料などを所蔵しており、「第一巻」関連では、田実文朗(現 片倉館考古資料)、両角守一、瀧沢益作(現 藤森栄一考古資料)が収集・調査した遺物が収蔵されています。また、『諏訪史』に掲載された写真についても、その原板(ガラス乾板)の多くを所蔵しています。鮮明な画像からは大正時代頃のさまざまな情報を読み取ることができます。
 本展では「第一巻」に掲載された資料を中心に紹介します。また、諏訪地域の各博物館との連携展示として、当館では古墳時代に関する資料の展示を行います。
諏訪市博物館WEBサイト https://suwacitymuseum.jp/event/special/11.html




諏訪郡下7館合同企画「『諏訪史第一巻』刊行100周年記念展 :縄文時代観と原始芸術」(原村文化財係・八ヶ岳美術館)

場所:八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)  開催期間:2025-02-01〜2025-03-23  お問い合わせ:八ヶ岳美術館 原村歴史民俗資料館 0266-74-2701


八ヶ岳美術館では、令和7(2025)年2月1日(土)~3月23日(日)まで、諏訪郡下7館合同企画「『諏訪史』第一巻刊行100周年記念展:縄文時代観と原始芸術」展(コーナー展示)を開催致します。

『諏訪史』は「郡史」とも呼ばれる、諏訪地域6市町村の歴史をまとめた書籍です。その記念すべき「第一巻」は100年前の大正13(1924)年12月に発行されました(第五巻は昭和61年に刊行)
「第一巻」は縄文時代から古墳時代の考古学分野を対象として図や写真も使いながら、原村を含む郡内全体の歴史を、専門的でありながら端的に記した書籍です。当時としては最高水準の専門書でした。八ヶ岳美術館にはこの著作に寄与した考古学者 両角守一の日記・写真アルバム・書簡・油彩などの美術資料が所蔵されています。

本展ではコーナー1「縄文時代観:土偶と人体装飾文」(原村文化財係・諏訪考古学研究会共同企画展)として『諏訪史第一巻』に掲載された土偶や人体文の装飾把手、原村の恩膳遺跡からの出土遺物、コーナー2「原始芸術観と考古学(八ヶ岳美術館コーナー展示)」として両角守一が鳥居龍蔵と芸術論を交わしたことで『諏訪史』第一巻に作品掲載されたオシップ・ザッキンや岡本太郎を中心に芸術と考古学について特集します。

展覧会名称:諏訪郡下7館合同企画・『諏訪史』第一巻刊行100周年記念「縄文時代観と原始芸術」展
(コーナー展示)
会 期:令和7(2025)年2月1日(土)~3月23日(日) 
      ※ほか7館の展示は3月末まで開催など(詳細は各館へ)
主 催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会
協   賛:スワテック建設株式会社、諏訪信用金庫、株式会社イツミ、たてしな自由農園
入 館 料:高校生以上510円(460円)、小中学生250円(200円) 
※()内は20名以上の団体料金。諏訪6市町村内の小中学生は学生証や
       図書カードなどの提示により無料で入館できます。




インフルエンサー 北斎

場所:北斎館  開催期間:2025-01-25〜2025-04-06  お問い合わせ:026-247-5206


絵師でありデザイナーでもあった葛飾北斎の作品は、多くのものに影響を与えながら時を超えて現代でも生き生きと輝いています。

本展覧会では、『新形小紋帳』や『今様櫛キセル雛形』などの北斎が手がけた江戸時代のデザイン集と合わせ、北斎作品の絵柄が織られた西陣織の帯や、伝統的な染めの技法で表現された北斎デザインの反物や着物なども紹介します。

京都の西陣織あさぎ美術館、小紋屋高田勝、亀田富染工場、東京の久米繊維工業、そして宮城県気仙沼の気仙沼ニッティングの協力を得て、各工房の職人たちが丹精込めて作り上げた北斎をテーマにした作品と、彼らのものづくりへの思い、そして北斎作品の今後の展望と可能性に視点を当てた展覧会です。




開館30周年記念 令和7年 長野県立歴史館所蔵品展「原始~開館30年のあゆみ展~」

場所:長野県立歴史館  開催期間:2025-03-15〜2025-06-15  お問い合わせ:総合情報課 026ー274ー3991


 令和6年、当館は開館30周年を迎えました。本展では、30年間収集した館蔵資料(考古資料)を対象として、
(1)長野県の特徴をあらわす遺物の展示
(2)長野県の文化力を表現する遺物の展示
(3)常設展示に合わせた展示テーマを前提とした30年間の資料収集、研究の進展についての提示
の3つの柱に基づき、これまで展示の機会が少なかった所蔵品を中心に展示します。また、長野県史考古資料編刊行(1988年)から36年の節目に、これまで長野県内で発掘調査した遺跡の成果から、長野県史を再考する機会とします。
(写真:「卑弥呼の時代の赤い壷」(篠ノ井遺跡群出土・当館蔵)




大石遺跡:縄文中期初頭 環状集落の黎明

場所:八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)  開催期間:2024-12-14〜2025-03-23  お問い合わせ:八ヶ岳美術館 原村歴史民俗資料館 0266-74-2701


八ヶ岳美術館では、令和6(2024)年12月14日(土)~令和7(2025)年3月23日(日)まで、企画展「大石遺跡:縄文中期初頭 環状集落の黎明」を開催致します。

本展は、中部高地における縄文中期―その繁栄の先駆けとなった初期の重要な大規模環状集落である原村の大石遺跡についてご紹介する初の大規模な企画展となります。
大石遺跡は、中央自動車道西宮線が縦断する中央道建設に伴い1975(昭和50)年から翌年にかけて長野県教育委員会の緊急発掘調査が進められるなかで発掘され、土壙群を中心として円形のかたちに広がる環状集落であり、5500年前・縄文中期のムラとしては大規模なものであったことが判明しました。そこから植物栽培の痕跡である12点の炭化種実塊が発見され、農耕がないといわれてきたそれまでの縄文時代観を覆す発見とその豊かな縄文文化を示す土器に注目が集まりました。平成30(2018)年には、ユニークな特徴を持つ7点の土器が「信州の特色ある縄文土器」として長野県宝に指定されています。

このたびは大石遺跡の出土品のなかから 1.有孔鍔付土器や浅鉢など多様な形態の土器 2.深鉢類を中心に顔や動物などの装飾をもつ土器や土偶 3.炭化種実塊、そのほか黒曜石、石器、考古資料を展示いたします。この機会にぜひご覧ください。中部高地の縄文中期、その繁栄の先駆けとなった初期の重要な大規模環状集落である大石遺跡のムラについて紹介いたします。ぜひともご高覧いただけますよう、宜しくお願い申し上げます。

展覧会名称:「大石遺跡:縄文中期初頭 環状集落の黎明」
会 期:令和6(2024)年12月14日(土)~令和7(2025)年3月23日(日)
       年末年始休館(12月29日から1月3日)
主 催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会
協   賛:スワテック建設株式会社、諏訪信用金庫、株式会社イツミ、たてしな自由農園
入 館 料:高校生以上510円(460円)、小中学生250円(200円) 
※()内は20名以上の団体料金。諏訪6市町村内の小中学生は学生証や
       図書カードなどの提示により無料で入館できます。

【関連イベント】
■講演会
1.講演会「縄文中期の環状集落と原村・大石遺跡」講師:小松隆史(井戸尻考古館館長)
日時:12月15日(日)13:30~15:00
2.講演会「縄文中期初頭の諏訪における原村・大石遺跡の位置」
講師:佐々木潤(原村教育委員会 文化財係長)
日時:2月15日(土)13:30~15:00
3.講演会 「遺伝子解析からここまでわかった縄文人のルーツ」
   講師:太田博樹(東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻教授)
  日時:3月1日(土)13:30~15:00
4.講演会「縄文中期農耕論と原村・大石遺跡」
   講師:会田進(八ヶ岳JOMON楽会会長/元長野県考古学会会長)
日時:3月8日(土)13:30~15:00
※講演会は各回とも会 場:八ヶ岳美術館企画展示室 参加無料/要予約

■原村埋蔵文化財収蔵庫 見学ツアー  講師:佐々木潤(原村教育委員会 文化財係長)
日時:12月21日(土)10:00~11:30
   集合場所:原村埋蔵文化財収蔵庫前(定員15名 参加無料/要予約)

■こどもクラフト教室
1. ベンガラのえのぐをつくって石に描こう・ペーパーウェイト
    日 時:12月27日(金)13:00~14:30
2. 木の枝でつくろう・大石の縄文人が住んだちいさな竪穴住居
    日 時:1月19(日)10:30~12:00
3. ロー石を磨こう・石棒ミニチュアづくり
    日 時:2月9日(日)10:00~12:00
4. そっくりにつくろう・粘土でつくるミニ土偶・顔面装飾つき深鉢
    日 時:2月23日(日)13:00~14:30
※各回とも会 場:八ヶ岳美術館企画展示室 
すべて参加無料/入館料別途、要予約(定員各回5名)




箕輪町郷土博物館リニューアル開館について

場所:箕輪町郷土博物館  開催期間:2024-09-28〜2025-03-02  お問い合わせ:0265-79-4860


箕輪町郷土博物館は、令和5年度から耐震補強工事等のため休館していましたが、令和6年9月28日(土)に下記の通りリニューアル開館します!入館料も無料になり、今後、開館記念イベントも予定しておりますので、多くの皆様のお越しをお待ちしております。
           記
日時:令和6年9月28日(土) 
   9時~オープニングセレモニー、内覧会 ※関係者のみ
     (テープカット、古田人形芝居保存会による三番叟の奉納等)
   10時~17時 一般開館(もみじちゃんがお出迎え)
場所:箕輪町郷土博物館
入館料:無料

【今後の開館イベント】
 〇記念展示「風神雷神図屏風・夏秋草図屏風(高精緻複製品)」の展示
  10月5日(土)~10月14日(月・祝)
 〇東京国立博物館・文化財活用センター職員による「夏秋草図屏風」の解説
  10月12日(土)定員20名
 〇記念講座「県立歴史館出前講座in箕輪町郷土博物館」
  10月26日(土)
 〇記念講演会 東海大学文学部教授 北條芳隆氏(箕輪町出身)による講演会
  11月16日(土)
 〇記念企画展
  令和7年2月1日(土)~3月2日(日)
 ※詳細はその都度紹介します




特別展 エミール・ガレ没後120年記念「北澤美術館のガレ」

場所:北澤美術館  開催期間:2024-03-16〜2025-03-11  お問い合わせ:0266586000


■展覧会内容

長野県諏訪市の北澤美術館では、エミール・ガレ没後120年を記念した特別展を開催いたします。

19世紀末から20世紀のはじめにかけてヨーロッパに広まった「アール・ヌーヴォー」、ガラス工芸の分野でこの運動を牽引したのが、フランス北東部の都市ナンシーに生まれたエミール・ガレ(1846-1904)です。ガラス・陶芸・木工家具、三つの分野で活躍した彼は、草花や昆虫など自然の形を活かした斬新なデザインと詩的な表現が高く評価され、パリ万国博覧会のグランプリを受賞しました。

2024年はガレの没後120年目に当たります。
ガレがまだあまり知られていなかったおよそ40年前、その魅力にひかれ、「小さくても個性の光る美術館」を目指して収集をはじめたのが、北澤美術館の創立者北澤利男(1917-1997)でした。「美しいものを美しいと感じる素直なこころ」をモットーに、ジャポニスムの影響を受けた初期の作品から、パリ万国博覧会出品作、ひとよ茸ランプをはじめとする黄金期の大作を含む、世界でも稀にみる充実したコレクションが誕生しました。

没後120年を記念するこの展覧会では、普段展示される機会の少ない秘蔵の名作を含め、所蔵品を選りすぐり展示いたします。ガレと人気を競ったドーム兄弟の彩りあふれる作品と共に、ガラス芸術の世界をお楽しみください。


■開催情報
会期:2024年3月16日(土)~2025年3月11日(火)
開館時間:9時~18時(4月~9月)、 9時~17時(10月~3月)
※最終入館は閉館時間の30分前まで
年中無休 ※10月1日(火)、12月31日(火)、1月1日(水)は休館
入館料:大人1000円/中学生500円/小学生以下無料
団体(8名以上)各入館料より100円引

■会場
北澤美術館 
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
0266-58-6000
https://kitazawa-museum.or.jp

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【関連イベント】
■記念講演会『北澤コレクションの生成』
講師:池田まゆみ(北澤美術館 主席学芸員)
日時:2024年5月11日(土)14時~15時 
参加費:無料(要入館料)

■トークショー『安田泰三(ガラス作家)トークショー』
手吹きガラスの名手・安田泰三さんをお招きし、作り手から見たガレの魅力を語っていただきます。
出演:安田泰三氏(ガラス作家)
聞き手:池田まゆみ(北澤美術館 主席学芸員)
日時:2024年9月21日(土)13時~14時
参加費:無料(要入館料)              

■ ワークショップ『ポーセラーツ体験』
草花などの転写紙を磁器に貼り、カップ、プレート、小物入れを作ります。
講師:唐木みさ子氏(ポーセラーツインストラクター、「アトリエ花あみ」主宰)
日時:2024年7月28日(日)、8月24日(土)、9月22日 (日) 
各日 ①10:30~ ②13:00~ ③15:00~(所要時間60~90分)
受付人数:各回4~6名(予約優先・空席があれば当日受付可)
体験料:マグカップ1,700円、プレート2,200円、小物入れ2,800円(税込/別途、要入館料)
WS終了後、講師が焼付けを行い10日後に発送(送料別途650円)、または館での受け取り
●ワークショップ事前予約割引:
入館料を大人800円、中学生400円に割引します。(通常大人1,000円、中学生500円/当日入館時のWS申し込みは、通常入館料金)

■ エミール・ガレ120年忌
ガレ没後120年忌の2024年9月23日(月・振替休日):ご来館者にプレゼントを差し上げます。