【コレクション展】暮らしとともに―美術館でみつける日々のうつりかわり

場所:佐久市立近代美術館・油井一二記念館  開催期間:2026-05-30〜2026-06-28  お問い合わせ:佐久市立近代美術館


農具の前でおしゃべりに興じる少女たちを描いた《庭前小景》(1931年)は、大正から昭和にかけて活動した日本画家・森田もりた沙伊さい(1898-1993)による作品です。沙伊は「よそいきでない、自然のままの姿を描きたかった」と語り、生涯を通じて子どもや犬、小鳥、花といった身近で素朴な題材を描きました。佐久市出身の洋画家・桜井さくらい 寛ひろし(1931-2025)は、戦中から終戦直後にかけて少年期を過ごした欠乏感から、《二つのフライパン》(2009年)といった目玉焼きのシリーズを描きました。桜井にとって目玉焼きは生きることの意味そのものだったのかもしれません。佐久市出身の実業家・油井ゆい一二いちじ(1909-1992)は、株式会社美術年鑑社を設立する前に風呂敷画商として日常を彩る美術品を扱っていました。掛け軸を風呂敷でかついで各地をまわり、「美によって生活に潤いをもたらす感性や心の余裕、美しいものを愛する気持ち」の大切さを伝えました。油井が蒐集した作品群は佐久市へ寄贈され、現在、佐久市立近代美術館コレクションの根幹となっています。
本展では、佐久市立近代美術館コレクションからこれら「暮らし」に関連した作品約100点を紹介します。何気ない日々に目をむけた作家たちの作品の数々をご覧ください。
開館時間:午前9時30分から午後5時まで
観覧料
一般520円(一般団体410円)
学生410円(学生団体310円)
※20名以上の団体は( )内の金額適用
※18歳未満・高校生無料
会期中の休館日:6/1(月)、8(月)、15(月)、22(月)




写真家 佐内正史×アバロス村野敦子「藤吾おじいちゃんと太郎おじいちゃんと私たち」

場所:八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)  開催期間:2026-06-06  お問い合わせ:八ヶ岳美術館(0266-74-2701)


数々のCMやミュージックビデオや映画、ドラマの撮影で活躍している写真家の佐内正史が八ヶ岳美術館の対談に登場!

【アバロス村野敦子による紹介コメント】
佐内さんは写真で岡本太郎作品と向き合い「雷写」という作品にしました。私もやはり写真で村野藤吾作品と向き合って「Side Stories:建築と喪失」という作品にしました。昭和を代表する芸術家と建築家の作品を前にした時、どんな私たちでいたか、どんな感じだったか、そういう話を佐内さんとしたいな、と思っています。

 アバロス村野敦子写真展「Side Stories: 建築と喪失」
 作家とゲストによるトーク
 2026年6月6日(土)13:30-15:00 
 八ヶ岳美術館 (原村歴史民俗資料館)

 トークタイトル: 
 「藤吾おじいちゃんと太郎おじいちゃんと私たち」
  佐内正史(写真家)×アバロス村野敦子(写真家)

トークゲスト紹介:
佐内正史 Masafumi Sanai
写真家。1997年、写真集『生きている』でデビュー。2003年、写真集『MAP』で第28回木村伊兵衛写真賞を受賞。2008年に独自レーベル「対照」を立ち上げる。2026年3月、最新作『雷写』を刊行、同時に岡本太郎記念館で写真展「雷写」を開催(2026年3月14日(土)〜2026年7月12日(日))。近著は『Strong memory』『写真がいってかえってきた』『静岡詩』。主な展覧会に「Strong memory」book obscura(東京、2025年)、「展対照第二部」Vacant(東京、2025年)、「写真がいってかえってきた」book obscura(東京、2024年)、「静岡詩」タカ・イシイギャラリー(東京、2023年)「静岡詩」静岡市美術館(静岡、2023年)、「対照 佐内正史の写真」川崎市岡本太郎美術館(神奈川、2009年)など。 

トークホスト、本展示の作家:
アバロス村野敦子 Atsuko Murano Abalos
写真家。聖心女子大学文学部卒業後三井物産勤務を経て渡米。アート・インスティチュート・オブ・シアトルで写真科を専攻。卒業後はシアトルの白黒写真専門ラボでプリンターとして経験を重ねる。帰国後は海外での雑誌取材を中心とした活動を展開、現在は写真作家として表現の幅を広げる。プライベート・レーベル「LightWorks Edition」 主宰。

【お問い合わせ・ご予約】0266-74-2701 info@yatsubi.com (八ヶ岳美術館)
 代表者様のお名前、参加人数、当日連絡の取れる連絡先、
 バス停からの送迎の要不要をお知らせください。




小林俊和 南佳織 ガラス作品展

場所:北澤美術館  開催期間:2026-06-06〜2026-07-20  お問い合わせ:0266586000


富山にガラス工房を構えて制作活動を行う、小林俊和・南佳織のガラス作品展です。

宙吹きガラス、カットガラス、サンドブラストなど様々な技法を用いて、日本の四季の風景や色合い、鳥や小動物、花木などそこに息づくいのちの輝きを、ガラスを通して表現した作品の数々を紹介します。

◆作家在廊日
6月6日(土)・7日(日)、7月20日(月・祝)
【南佳織によるデザイン実演】
10:30~12:00 / 13:30~15:30
※時間内に随時実施

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■開催情報
会期:2026年6月6日(土)~7月20日(月祝)
開館時間:9:00~17:00 ※最終入館は16:30まで
会期中の休館日:なし

入館料:大人1200円/中学生700円/小学生以下無料
団体(15名以上)各入館料より100円引
※この入館料で北澤美術館のすべての展示室をご覧になれます。

■会場
北澤美術館 1F・多目的ギャラリー
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
0266-58-6000
https://kitazawa-museum.or.jp




収蔵作品展Ⅱ「岡谷美術協会 働く人々の生活に潤いを」

場所:市立岡谷美術考古館  開催期間:2026-04-29〜2026-07-11  お問い合わせ:0266-22-5854


岡谷市では、戦後の1947年、美術団体 岡谷美術協会が発足しました。そこには、戦前まで「働く人々の街」だった岡谷市が「働く人々の潤いのある街」になってほしいという地域の作家たちの願いがありました。同協会は多くの市民が平等に楽しみ発表できる場とするべく無審査展覧会を行い、盛会となりました。
本館の収蔵作家には設立当初の会員が含まれています。本展ではそれらの作家の作品を紹介し、当時の様子を振り返ります。




企画展 牛首紬きもの展 ~日本の伝統を世界へ~

場所:岡谷蚕糸博物館 -シルクファクトおかや-  開催期間:2026-05-28〜2026-06-28  お問い合わせ:0266-23-3489


石川県白山市白峰で古くから生産されている牛首紬。その歴史は古く、平安時代にさかのぼるとも言われています。山深く、冬には豪雪地帯となる白峰で育まれてきたのが養蚕、玉繭を使用した紬織でした。やがて牛首紬は全国的に有名な紬織物となりますが、着物離れがすすみ、職人が1人という厳しい時代も迎えました。このような中、岡谷市のテキスタイルデザイナー故宮坂博文氏の指導もあり、牛首紬は世界へ市場を広げました。現在も着物にとどまらず、現代社会のニーズ、そして世界に求められる素材を提供しようと挑戦し続けています。現在は石川県指定無形文化財、経済産業大臣指定伝統工芸品にもなっており、全国に牛首紬の愛好家がいます。牛首紬の歴史と未来への展望を着物や制作現場の写真などを通して実感していただきます。

会期中着物でご来館いただいた方にノベルティプレゼント




浮世絵百物語 ゾッとする北斎の絵

場所:北斎館  開催期間:2026-06-17〜2026-07-26  お問い合わせ:026-247-5206


葛飾北斎は「冨嶽三十六景」をはじめとした名所絵が特に有名ですが、幽霊・妖怪の絵も多く描いています。そのほとんどは錦絵ではなく江戸時代の小説の一種である読本の挿絵でした。北斎は読本挿絵を多く手がけており、その中には柳亭種彦の『近世怪談霜夜星』文化5年(1808年)や曲亭馬琴の『新累解脱物語』文化4年(1807)など怪談を主軸にした物語もあれば、地域の不思議な話や怪談を集めた随筆集『北越奇談』文化9年(1812年)などもありました。さらに北斎が森羅万象を描いた作品として知られる『北斎漫画』にも幽霊・妖怪が度々描かれています。

北斎が活躍した江戸時代には怪談が流行しており怪談会「百物語」も行われていました。「百物語」とは複数人で集まり、ロウソクを百本、もしくは灯心を百本入れた行灯を用意し、一話語り終えたら一本消しながら怪談を語る会です。百話を語り終え、真っ暗になると怪異が現れるとも伝えられていました。

本展では「百物語」をモチーフに幽霊・妖怪・怪談に関わる作品をご紹介します。さらに怪談では欠かせない要素である「恐怖」にも着目し、恐ろしさを感じさせる作品も合わせて100点紹介します。ぜひゾッとする北斎の絵をご覧になって涼をおとりください。

※展示作品の中には一部凄惨な場面が描かれている作品があります。予めご了承ください。

【⼊館料】 ⼤⼈1200円/⾼校⽣・⼤学⽣500円/⼩中学⽣300円
【開館時間】 9時〜17時(最終⼊館16時半)
【休館⽇】 会期中無休




春の企画展「はかるとわかる」

場所:長野市立博物館  開催期間:2026-03-20〜2026-06-28  お問い合わせ:026-284-9011


 暮らしの中でも、最先端の科学でも、ものを測るのは大事なことです。長さ、重さ、時間などをさまざまな方法で測っています。かつて、ものを測る単位は、国や地域によって大きく違っていました。しかし、国や地域を超えた取り引きや測量が行われるようになると、共通の単位が必要になってきました。現在では、多くの国がメートル条約に加盟し、メートル法が使われるようになりました。
 本展では、当館収蔵品を中心にはかる道具を展示し、ものの測定や単位と、私たちの暮らしの関わりについて紹介します。




今日なに食べる?絵本原画展

場所:絵本美術館&コテージ森のおうち  開催期間:2026-04-17〜2026-06-29  お問い合わせ:0263-83-5670


私たちにとって欠かせない、食べものをテーマにした絵本の中から、3組の画家のユーモアあふれる絵本5作品のすべての原画を展示する「今日なに食べる?絵本原画展」を下記の通り開催致します。

 「おいしいものはうつくしく、人と人とをつなぎ合わせる力があると信じ」、食べもののイラストや絵本作品を作り続けている夫婦ユニット、はらぺこめがねの作品は、2作品。山岳で味わう五感を見事にフルコースに仕立て上げた『山のフルコース』は、ぜひこの北アルプスの懐・安曇野の景色と共に原画を味わっていただきたい作品です。
また、『みんなのおすし』では、“みんな”にまつわり、意外な展開を楽しむことができるお寿司がいくつも登場します。

 子育て情報雑誌kodomoe(コドモエ)で大人気「コドモエのずかん」シリーズの、食べものを中心に絵を担当してきた大森裕子の作品のひとつは、世界のパンを紹介している『パンのずかん』。おいしそうなパンが、全部で104種!生まれた国がわかる国旗マーク付きで、後半には麦を育てるところからのパンの作り方も紹介。大人にとってもためになる食べものの図鑑です。

 また、2023年に出版社が開催した「kodomoeしかけえほんアイデアコンテスト」で、全1266通の力作の中から見事グランプリを受賞した さかもとにこさんのアイデアを、大森裕子の絵によってリアルでおいしそうな絵本した『どーーーぞ!』の原画は香りまで感じそうな迫力です。

 さらに、「ラーメンが好きすぎて、頭の中はラーメンのことばかり」という爆笑妄想ストーリーが魅力の『ラーメンがすきすぎて』は、イラストや漫画の仕事など幅広く活躍している田中六大が絵を担当。ラーメンの登場場所から独自のラーメンの種類、だじゃれ、体の解剖図までおもしろおかしく描ききります。

【展示作品】
『パンのずかん』大森 裕子/作・絵(白泉社)
『どーーーぞ!』大森 裕子/作・絵(白泉社)
『山のフルコース』はらぺこめがね/作(小学館)
『みんなのおすし』はらぺこめがね/作・絵(ポプラ社)
『ラーメンがすきすぎて』 サトシン/作、田中 六大/絵(Gakken)
以上、各原画全点と資料


絵本美術館&コテージ 森のおうち
開館時間●9:30~17:00(最終入館は閉館30分前まで、変更日は当館HP参照)
休館日●木曜※ゴールデンウィーク期間中4/30(木)は開館
入館料●大人800円 小・中学生500円 3歳以上250円 3歳未満無料
〒399-8301 長野県安曇野市穂高有明2215-9 TEL0263-83-5670 FAX0263-83-5885
http://morinoouchi.com/




宮城壮太郎 語り継ぐデザイン

場所:小海町高原美術館  開催期間:2026-06-13〜2026-08-30


小海町高原美術館では、小海町制70周年を記念し、デザイナー宮城壮太郎の生誕75年、没後15年の展覧会を開催します。
宮城壮太郎は1951年東京に生まれ、74年千葉大学工学部工業意匠学科を卒業、浜野商品研究所に入社、環境計画部ディレクターとして、地域計画から商業施設企画、建築計画、インテリアデザイン、商品企画、プロダクトデザインまで幅広く携わりました。88年宮城デザイン事務所設立、98年には長野県軽井沢町に軽井沢スタジオを開設し、東京と長野県の2カ所を拠点に活動を開始します。企業のデザイン顧問やデザインディレクターとして企業文化の革新に成果をあげ、オフィスや研究所を企業理念と働く人の目線で計画するなどその仕事は拡張していきます。2011年に60歳という若さで逝去されますが、宮城がデザインした製品は今も私たちの生活を豊かにし、デザインとは何かを問い続けています。
本展では、長野県との関りや、パーソナルな部分にもスポットをあて、宮城壮太郎の幅広い仕事と思考を紹介します。




考古企画展Ⅰ 岡谷市史跡指定55周年「スクモ塚古墳」を知る

場所:市立岡谷美術考古館  開催期間:2026-04-29〜2026-07-11


 昭和46(1971)年4月15日に岡谷市指定史跡となった「スクモ塚古墳」は、本年指定55年を迎えます。この指定は、一般市民と研究者が地道な努力による保存活動によって果たされたものです。これを記念して、スクモ塚古墳から出土した土器や鉄剣類を写真パネルとともに展示します。改めてスクモ塚古墳を知り、その重要性を認識するとともに、岡谷市にある貴重な文化財を後世に受け継ごうという意思を感じていただけますと幸いです。




2026年度 特別展「ガレとドーム、アール・ヌーヴォーのガラス 水辺のやすらぎ、海の神秘」

場所:北澤美術館  開催期間:2026-03-14〜2027-03-16  お問い合わせ:0266586000


■展覧会内容

諏訪湖のほとりにたたずむ北澤美術館は、19世紀末アール・ヌーヴォーのガラス工芸家エミール・ガレとドーム兄弟の名作を収蔵する施設として国内外に知られています。
このたび当館では、水にちなむテーマの特別展を開催いたします。

ガラスはしばしば清らかな水にもたとえられます。ガレとドームの作品は美しい花の意匠に目を奪われますが、水にまつわる魅力的な作品が数多くあります。本展ではそうした魅力に注目してみました。
ガレの故郷フランス北東部のロレーヌ地方は森と湖にめぐまれ、人々は狩猟や釣りに親しみ、工芸の題材にもなりました。一方、東洋との貿易で栄えたオランダの海浜風景は、異国情緒を誘うテーマとして古くから陶磁器の絵付けに好まれました。ガレとドームはそうした伝統を背景に、当時ヨーロッパを席捲したジャポニスムの影響を受けながら、新しい芸術「アール・ヌーヴォー」を生み出していったのです。

また、深淵な芸術表現を追求したガレは、当時最先端の学問であった海洋学に興味を抱き、タツノオトシゴやクラゲなどそれまで知られていなかった海の生き物をテーマに、幻想的な世界を表現しています。
色とりどりに輝くガラスの魅力をひと味違った視点で探る展覧会です。


■開催情報
会期:2026年3月14日(土)~2027年3月16日(火)
開館時間:9時~17時 ※最終入館は16:30
会期中の休館日:5/19、9/1、9/30、11/24、12/31、1/1、2/16~25
入館料:大人(高校生以上)1200円/中学生700円/小学生以下無料
団体(15名以上)各入館料より100円引

■会場
北澤美術館 
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
0266-58-6000
https://kitazawa-museum.or.jp

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【関連イベント】
■記念講演会『ガレとドーム、水と風景、自然の美』
講師:池田まゆみ(北澤美術館 主席学芸員)
日時:2026年5月9日(土) 14時~15時
参加費:無料(要入館券)、申込み不要

■学芸員によるギャラリートーク
日時:毎月1回(約40分)
※開催日時は北澤美術館ホームページ、SNSに掲載します
参加費:無料(要入館券)、申込み不要     




私室に飾る 私室を描く

場所:サンリツ服部美術館  開催期間:2026-04-26〜2027-04-11  お問い合わせ:0266-57-3311


サンリツ服部美術館の服部一郎記念室では、1995 年の開館以来、服部一郎(1932 ~ 1987) が収集した
近現代絵画の西洋絵画をご紹介してきました。このたびはそのなかから「私室」をキーワードに作品をご紹介
いたします。
今日、私たちの生活において絵画は私室を彩る身近な存在となっています。しかし、ヨーロッパでは長い間
絵画は誰かに何かを伝えるものという機能が強かったことから、広い空間で大勢が観ることのできる大型の作
品が注文される傾向がありました。その後市民社会の発展とともに、個人宅にも飾りやすい比較的小さな作品
の需要が高まります。近代以降は画家が自らの探究心に従って制作することも増え、題材の準備が容易でじっ
くり取り組むことのできる静物画や、親しい人物をモデルにした作品が以前にも増して制作されました。
本展ではコレクションの作品を、個人宅での鑑賞を念頭に置いた「小型の作品」と、仕事場や私室などの「親
密な空間」を描いた作品の2つの視点でご紹介いたします。これらの作品を通して、皆様の絵画作品との親
密な時間に想いを馳せていただければ幸いです。




花をうたえば 花を愛でる日本の人々

場所:サンリツ服部美術館  開催期間:2026-04-26〜2026-07-12  お問い合わせ:0266-57-3311


季節を象徴する存在であり、美しく儚い姿が移ろいゆく心や人生に例えられることもある花。古くから自然と共存してきた日本の人々の豊かな感性と響き合い、詩歌に詠われ、絵画や工芸品に表されてきました。
本展では「花」をテーマに、サンリツ服部美術館のコレクションのなかから、香り高い梅を称えた和歌を書した平安時代の古筆や箱を覆うように秋草が表された室町時代の蒔絵手箱、色彩豊かに四季の草花を描いた江戸時代の草花図などを展示いたします。日本文化に爛漫に咲き誇る数々の花をご覧いただきながら、心豊かなひとときをお楽しみいただけますと幸いです。




第36回企画展「伊那谷フィルムコミッションのしごと」

場所:伊那市創造館  開催期間:2026-04-11〜2026-10-26  お問い合わせ:伊那市役所 教育委員会 生涯学習課 創造館 電話:0265-72-6220 ファクス:0265-74-6829 メールアドレス:szk@inacity.jp


伊那谷フィルムコミッション(伊那谷FC)は、映画・ドラマ・CM・MVなどの映像作品のロケを支援し、地域の魅力を全国に発信してきました。
本展では、過去に伊那周辺で撮影された数々の作品を紹介します。映画『ステキな金縛り』『ロストケア』、WOWOWドラマ『鵜頭川村事件』『地の塩』、テレビドラマ『ゴーイング マイ ホーム』など、数多くの映像がこの地を舞台に生まれました。
会場では、撮影時の貴重なスチール写真や動画、実際に使用された小道具・衣装などを多数展示。

会 期 令和8年4月11日(土曜)
時 間 午前10時~午後5時(最終入館時間午後4時45分)
会 場 伊那市創造館 2階 企画展示室
休館日 毎週火曜日・9月24日(木曜)
観覧料 無料

美しい伊那谷の風景や人々がどのように作品に映し出されたかを体感できます。




北斎vs福田美蘭 小布施へのメッセージ

場所:北斎館  開催期間:2026-04-11〜2026-06-07  お問い合わせ:026-247-5206


本年北斎館は開館50周年を迎えます。それを記念し、特別展「北斎vs福⽥美蘭 ⼩布施へのメッセージ」を開催いたします。

大注目の現代アーティスト福田美蘭が北斎に挑む!
北斎館が所蔵する北斎の代表作「冨嶽三十六景」シリーズをはじめ、北斎が小布施町で描いた晩年の傑作、「上町祭屋台天井絵男浪・女浪」、岩松院天井絵鳳凰図などをモチーフに、現代アーティスト福田美蘭の独自の解釈と表現で生まれた新作北斎アート作品を一挙大公開します。
福田美蘭と北斎のコラボレーションで生まれた、現代人へのメッセージとしてのアート作品をどうぞご覧ください。

【⼊館料】 ⼤⼈1500円/⾼校⽣・⼤学⽣700円/⼩中学⽣500円
【開館時間】 9時〜17時(最終⼊館16時半)
【休館⽇】 会期中無休




アバロス村野敦子写真展「Side Stories: 建築と喪失」/ Atsuko Murano Abalos Photo Exhibition "Side Stories: Architecture and Loss"

場所:八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)  開催期間:2026-03-28〜2026-06-28  お問い合わせ:八ヶ岳美術館(0266-74-2701)担当:塚崎


八ヶ岳美術館ではこのたび、写真展「Side Stories: 建築と喪失」を開催いたします。写真家・アバロス村野敦子は、阪神淡路大震災で倒壊した祖父・村野藤吾の自邸への追憶を起点に、それまで撮影してきた建築の写真群(現存しない建物を含む)を、自身の「体験」のイメージとして再構築しています。建築は一目で全容を把握することが難しく、またある時代を人とともに歩むという意味で時間的です。自らの「人生の出来事」として祖父の建築をまなざす写真家は、「記録」のイメージとしてではなく、建築との対話の表れとして写真を捉えます。それは現在の一瞬を平面化する写真の限界を自覚しつつも、この現在を未だ見ぬ誰かに受け取ってほしいという期待とともに、様々なる物語を生みまた失われていく建築に向き合い続けた痕跡です。こうした写真を通して「建築の本当の当事者とは誰なのか」を問い直すアバロス村野敦子の作品を、村野藤吾が設計した建築空間のなかでご覧いただきます。

展覧会名称:アバロス村野敦子写真展「Side Stories: 建築と喪失」
会 期:令和8(2026)年3月28日(土)~6月26日(日)
主 催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会


関連イベント 作家とゲストによる対談
1. 鼎談
  講 師:笠原一人(建築史家・近代建築史/京都工芸繊維大学准教授)
      倉方俊輔(建築史家)
      アバロス村野敦子(写真家)
      日 時:4月5日(日)13:30~15:00 
2. 鼎談 
  講 師:高野ユリカ(写真家)
      飯沼珠美(写真家)
      アバロス村野敦子(写真家)
      日 時:5月17日(日)13:30~15:00 
3. 対談
  講 師:佐内正史(写真家)
      アバロス村野敦子(写真家)
  日 時:6月6日(土)13:30~15:00

Photographer Atsuko Murano of Avalos begins her work by reminiscing about her grandfather Togo Murano's house, which collapsed in the Great Hanshin-Awaji Earthquake. She reconstructs her collection of architectural photographs (including those of buildings that no longer exist) as images of her own "experience."
Viewing her grandfather's architecture as an "event in her own life," the photographer sees photography not as a "record," but as an expression of dialogue with architecture.

While acknowledging the limitations of photography in flattening a single moment, her photographs are a testament to her continued engagement with architecture that creates and then disappears, harboring the hope that someone yet to see this present moment will receive it.
Through these photographs, Atsuko Murano of Avalos re-examines "who the true stakeholders in architecture are," and her work will be presented within an architectural space designed by Togo Murano.




八ヶ岳美術館企画・村野藤吾建築展「森との対話 八ヶ岳美術館の設計プラン」

場所:八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)  開催期間:2026-03-28〜2026-06-28  お問い合わせ:八ヶ岳美術館(0266-74-2701)担当:塚崎


村野藤吾(1891-1984)は、佐賀県 東松浦郡 満島村(現 唐津市)に生まれ早稲田大学を卒業後、渡辺節建築事務所をへて、1929 年に村野建築事務所
(村野、森建築事務所)を開設。日本を代表する建築家として、数々の名建築を設計しました。村野の手掛けた最後の公設美術館である 八ヶ岳美術館は、長野県原村出身で、村野と同じく日本芸術院会員であった彫刻家 清水多嘉示の作品寄贈をうけて構想され1980年に開館。 同時期に阿久遺跡が発見され保存運動をへて国指定史跡に指定されたことから、考古・歴史・美術の地域資料を包括的に展示する歴史民俗資料館として建設されました。設計前のエスキースには、平行する二つの展示棟を突き抜ける回廊の基本構想が描かれ、山麓の歴史文化・芸術と八ヶ岳の森とが一体となった高原の美術館/歴史民俗資料館の建築が設計され、諏訪土木建築株式会社(現 スワテック建設)の施工で誕生しました。
 このたびは設計前のエスキースから実際の施工、現在に至るまでの変化に着目しながら、模型や設計図、写真などの建築資料をご紹介いたします。会場内では、森清敏(MDS/建築家)撮影のドローン空撮映像により、現在の八ヶ岳美術館の姿を投影。第一線で活躍する建築史家による講演会を開催し国内外でいま、再評価されている村野藤吾建築について理解を深めます。八ヶ岳美術館の46年にわたる変遷を辿り、未来への展望に想いを馳せながらご覧いただければ幸いです。 

展覧会名称:八ヶ岳美術館企画・村野藤吾建築展「森との対話~八ヶ岳美術館の設計プラン」
会 期:令和8(2026)年3月28日(土)~6月28日(日)
主 催:八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会

関連イベント
■建築講演会 八ヶ岳美術館50年目の未来へ向けて ~もっと知りたい・建築鑑賞術~

1. 講演会「八ヶ岳美術館と村野藤吾」
  講 師:川向正人(建築史家/小布施まちづくり研究所長・東京理科大学名誉教授)
  ゲスト:小尾健太郎(元 諏訪土木建設株式会社/八ヶ岳美術館施工現場監督))
  日 時:4月11日(土)13:30~15:30

2. 講演会「森に囲まれた八ヶ岳美術館と村野藤吾の設計コンセプト」
  講 師:笠原一人(建築史家・近代建築史/京都工芸繊維大学准教授)
  日 時:5月5日(火・祝)13:30~15:00

■八ヶ岳美術館建築ツアー 5月4日(日)13:30~15:00 
講師:小泉悦夫(八ヶ岳美術館前館長)聞き手:塚崎美歩(当館学芸員)
※定員:15名(要予約) 八ヶ岳美術館 受付集合

■八ヶ岳美術館・森の建築カフェ
屋外展示:4月29日(水・祝)~5月6日(水・祝)/館内展示 :5月7日(木)~6月28日(日)
村野藤吾の図面に描かれたカフェテラスが八ヶ岳美術館の森に出現。村野の構想を実現します。
※5月2日(土)〜6日(水)11:00~15:00には原村の設計事務所(MDS)と農園(ハマラノーエン)によるカフェを出店。

 建築は日本大学、椅子は武蔵野美術大学の学生が制作。
 プロデュース:森清敏+川村奈津子(MDS)
 建築:日本大学生産工学部建築工学科岩田研究室
 椅子:武蔵野美術大学建築学科有志
 企画協力:國廣純子(武蔵野美術大学建築学科)、折井祐介(ハマラノーエン)、
      岩田伸一郎(日本大 学生産工学部建築工学科)
 施工協力:北沢建築
 構造設計協力:坂田涼太郎




春季企画展「高遠藩士の仕事と暮らし」

場所:伊那市立高遠町歴史博物館  開催期間:2026-02-28〜2026-06-14  お問い合わせ:0265-94-4444


 今から150年以上前、高遠の地には高遠城が存在し、城を取り巻くように200軒もの武家屋敷が並んでいました。その屋敷は官舎であり、住宅でありながら役所を兼ねている場合もありました。そのため、高遠藩政に関する文書は自宅で保管され、高遠城廃城後も処分を免れました。そうした文書の一部は書画等と共に残され、当館や高遠町図書館へ寄託又は寄附されるケースも増えてきています。これにより、高遠藩士たちが普段どのような仕事をし、どのような暮らしをしていたか明らかにすることが可能になってきました。
 今回の展覧会では、給人という上層階級の藩士の家、無足という給人より下の階級の藩士の家、足軽として藩に採用された人物がいた家の古文書・古記録によって藩士の仕事の一端や年中行事等をひもとき、装束や武器、書画等から仕事から離れた時の藩士たちの暮らしぶりをあきらかにします。高遠藩の武士達についてより具体的にイメージできるようになり、少しでも身近な存在になれば幸いです。

休 館 日 3/2(月)・9(月)・16(月)・17(火)・23(月)、4/20(月)・27(月)・30(木)、
     5/7(木)11(月)・18(月)・19(火)・20(水)・25(月)、6/1(月)・8(月)
開館時間 9:00~17:00(16:30最終入館)
入 館 料 一般400円(20名以上の団体は各300円)
     ※小中学生、高校生、養護学校生徒及び18歳未満の方は無料。
     ※身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方と
      その付き添いの方1名は入館料免除。
     ※5/17(日)は国際博物館の日に因んで無料開放日とします。
主  催 伊那市教育委員会(伊那市立高遠町歴史博物館)
協  力 伊那市立高遠町図書館、伊那市創造館、公益社団法人上伊那教育会、伊藤郁雄氏、
     春日正策氏、神戸信司氏、小島宏子氏、小松香織氏、星野正明氏ほか




ドイツのいろいろ人形(春展)

場所:エルツおもちゃ博物館・軽井沢  開催期間:2026-03-14〜2026-06-15  お問い合わせ:0267483340


【内容】
木のおもちゃの名産地として知られるドイツ・エルツ地方。代表的なおもちゃである「くるみ割り人形」や「パイプ人形」は、見た目に加え、しかけや機能と合わせて楽しませてくれます。このほかにも、各工房の個性あふれる木彫りの人形を、製作風景を含めてご紹介。また、木工おもちゃだけでなく、ドイツ製のぬいぐるみやパペット、すずのミニチュアなども展示。本展では、エルツ地方をはじめとするさまざまなドイツの人形を展示し、人形の役割や魅力に焦点を当てます。
【キャプション】
煙突掃除人の人形たち/左から、Findeisen, Wilhelm Schweizer, Tobias Heidenreich
ぶたのミニチュア:Karl-Heinz Bilz
【企画展URL】
https://museen.org/event/3807/




ピーターラビット™となかまたち(春展)

場所:軽井沢絵本の森美術館  開催期間:2026-03-14〜2026-06-22  お問い合わせ:0267483340


【内容】
1902 年に刊行され、現在まで世界中で愛され続けているピーターラビット™絵本シリーズ。本展では、その第一作となる『ピーターラビットのおはなし』はもちろん、ピーターラビットシリーズ全 23 冊に登場する「なかまたち」に焦点を当てます。
日本におけるビアトリクス・ポター研究の第一人者である故・吉田新一氏(当館名誉顧問)の研究や資料、コレクションをもとに、ピーターラビットのシリーズの物語を追いながら、新たな読み方や魅力をご紹介します。
【キャプション】
BEATRIX POTTER™︎© Frederick Warne & Co., 2026
【企画展URL】
https://museen.org/news/3846/




東京藝術大学連携40年記念 特別展 「伊澤修二新収蔵写真展示」

場所:伊那市創造館  開催期間:2026-04-04〜2026-06-29  お問い合わせ:伊那市役所 教育委員会 生涯学習課 創造館 電話:0265-72-6220 ファクス:0265-74-6829 メールアドレス:szk@inacity.jp


今年、東京藝術大学と伊那市(旧高遠町)が連携事業を始めて40年になります。
そのことを記念して、2022年に創造館に新しく収蔵された伊澤修二関連の写真を初公開します。

高遠藩出身で東京藝術大学の前身である東京音楽学校の初代校長として活躍した伊澤修二(1851-1917)の功績を顕彰するため、1987年に伊澤修二記念音楽祭を開催したことから、連携が始まりました。

会期 4月4日(土曜)~6月29日(月曜)
場所 伊那市創造館 1階 特別展示室
時間 午前10時~午後5時まで(最終入場 午後4時45分)
観覧料 入場無料


伊澤修二は、日本の近代教育の先駆者であり、1875年から1878年まで文部省の命でアメリカに留学、マサチューセッツ州ブリッジウォーター師範学校で師範教育を学びました。
その間、ルーサー・メーソン氏から西洋音楽の基礎を、また電話発明直後のグラハム・ベル氏から、視話法(口話法)を習得しました。
帰国後「むすんでひらいて」「蛍の光」などの曲を日本に導入し、唱歌教育の基礎を築きました。
さらに東京音楽学校(現・東京藝術大学)初代校長として西洋音楽教育を確立、東京盲唖学校長、台湾総督府学務部長、東京高等師範学校長などを歴任し、晩年にはベル氏から得た知見を基に、吃音矯正の先駆けとして「楽石社」を設立しました。




「山の日」制定10年記念【企画展】浅間山をトレース― 島 州一 展

場所:佐久市立近代美術館・油井一二記念館  開催期間:2026-07-18〜2026-08-30  お問い合わせ:佐久市立近代美術館(電話:0267-67-1055)


1993年、東京から長野県小諸市に、翌年長野県東部町(現東御市)に移住した美術家島州一(しまくにいち・1935-2018)は、長野県境に連なる山々の南斜面の集落の中に居を構え、日々生活を重ねていきました。そこから南に広がる大パノラマを眺めると、左後方に噴煙を上げる浅間山がありました。
――私とこの土地を密着させるためのアイコン探しに10年は軽く過ぎたが、探求を続けるうちに浅間山がクローズアップされ私の意識を独占した
そう書いている島は、2007年より自らが日常着用しているシャツをトレースした作品《Tracing-Shirt》の制作を開始しました。
トレースは対象をなぞって写し取る技法ですが、情報過多の時代に対応する手段として1987年から島が行っていた表現手法のひとつでもあります。島は次のように書いています。「有り余る情報を任意にすくい取ってつくり直し、様々な異なる次元の情報を自分の網目でふるい直してパロディ化してみることも出来る。それは第二の自然である。すなわち情報の確認のために対象をつくり直して表現するパロディ用法である。」
この地での定住とこの地の象徴としてとらえた浅間山をモチーフとすることを、同意義的に行おうとしたとき、島のシャツが、トレースという情報確認の表現手法によって浅間山に見立てられ、《Tracing-Shirt》が制作されました。制作が困難になる2017年まで続けられたこのライフワークは、実に236点に及びました。
本展では、東御での晩年の25年で、浅間に魅了され、浅間山のトレースを10年以上も続けた島州一の代表作《Tracing-Shirt》を大々的に紹介します。

【開館時間】 午前10時~午後4時30分

【観覧料(同時開催の展覧会を観覧できます)】
・一般個人600円(一般団体500円)
・学生個人410円(学生団体310円)
●18歳未満(高校生)観覧無料

【休館日】7/21(火)・27(月)・8/3(月)・17(月)・24(月)

後援
公益財団法人全国山の日協議会・佐久ケーブルテレビ・エフエム佐久平・佐久市民新聞・株式会社美術年鑑社・佐久市立近代美術館友の会
協力
ギャラリー1045佐久平(7/19(日)-8/2(日)「島州一展」開催)

掲載写真:島州一《Tracing-Shirt 131》2012




「山の日」制定10年記念【コレクション+】浅間ときどき富士 ―ゆかりの品と山辺の風景

場所:佐久市立近代美術館・油井一二記念館  開催期間:2026-07-18〜2026-08-30  お問い合わせ:佐久市立近代美術館(電話:0267-67-1055)


標高2,568メートルの浅間山は、この地であればどこに身を置いても見ることができます。逆すり鉢状のゆったり構えた姿は、揺るぎのない「静」イメージがあります。しかし活火山である浅間山は近年でも水蒸気噴火を繰り返ており、白く上がる噴煙は地球の脈動を伝えているようで「動」のイメージをあわせもっています。
私たちは、いつの時代からか常に浅間山の姿と噴出す煙を道標として生活していました。それは、大地の痕跡や、先人が紙に託した絵や文字として、記録に残っていますから、この地に暮らす人の形成に影響を与えているに違いありません。
本展では、美術などの文化と浅間山の関係を、当美術館のコレクションや、浅間山の記録などゆかりの品を交えて紹介します。浅間山と、体に刻まれた記憶を呼び覚ましながら、ご観覧ください。

【開館時間】 午前10時~午後4時30分

【観覧料(同時開催の展覧会を観覧できます)】
・一般個人600円(一般団体500円)
・学生個人410円(学生団体310円)
●18歳未満(高校生)観覧無料

【休館日】7/21(火)・27(月)・8/3(月)・17(月)・24(月)

後援
公益財団法人全国山の日協議会・佐久ケーブルテレビ・エフエム佐久平・佐久市民新聞・株式会社美術年鑑社・佐久市立近代美術館友の会

掲載写真:《信濃浅間嶽大焼け絵図》個人蔵(佐久市五郎兵衛記念館寄託)撮影:大木文彦




小林俊和 南佳織 ガラス作品展

場所:北澤美術館  開催期間:2026-06-06〜2026-07-20  お問い合わせ:0266586000


富山にガラス工房を構えて制作活動を行う、小林俊和・南佳織のガラス作品展です。

宙吹きガラス、カットガラス、サンドブラストなど様々な技法を用いて、日本の四季の風景や色合い、鳥や小動物、花木などそこに息づくいのちの輝きを、ガラスを通して表現した作品の数々を紹介します。

◆作家在廊日
6月6日(土)・7日(日)、7月20日(月・祝)
【南佳織によるデザイン実演】
10:30~12:00 / 13:30~15:30
※時間内に随時実施

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■開催情報
会期:2026年6月6日(土)~7月20日(月祝)
開館時間:9:00~17:00 ※最終入館は16:30まで
会期中の休館日:なし

入館料:大人1200円/中学生700円/小学生以下無料
団体(15名以上)各入館料より100円引
※この入館料で北澤美術館のすべての展示室をご覧になれます。

■会場
北澤美術館 1F・多目的ギャラリー
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
0266-58-6000
https://kitazawa-museum.or.jp




収蔵作品展Ⅱ「岡谷美術協会 働く人々の生活に潤いを」

場所:市立岡谷美術考古館  開催期間:2026-04-29〜2026-07-11  お問い合わせ:0266-22-5854


岡谷市では、戦後の1947年、美術団体 岡谷美術協会が発足しました。そこには、戦前まで「働く人々の街」だった岡谷市が「働く人々の潤いのある街」になってほしいという地域の作家たちの願いがありました。同協会は多くの市民が平等に楽しみ発表できる場とするべく無審査展覧会を行い、盛会となりました。
本館の収蔵作家には設立当初の会員が含まれています。本展ではそれらの作家の作品を紹介し、当時の様子を振り返ります。




浮世絵百物語 ゾッとする北斎の絵

場所:北斎館  開催期間:2026-06-17〜2026-07-26  お問い合わせ:026-247-5206


葛飾北斎は「冨嶽三十六景」をはじめとした名所絵が特に有名ですが、幽霊・妖怪の絵も多く描いています。そのほとんどは錦絵ではなく江戸時代の小説の一種である読本の挿絵でした。北斎は読本挿絵を多く手がけており、その中には柳亭種彦の『近世怪談霜夜星』文化5年(1808年)や曲亭馬琴の『新累解脱物語』文化4年(1807)など怪談を主軸にした物語もあれば、地域の不思議な話や怪談を集めた随筆集『北越奇談』文化9年(1812年)などもありました。さらに北斎が森羅万象を描いた作品として知られる『北斎漫画』にも幽霊・妖怪が度々描かれています。

北斎が活躍した江戸時代には怪談が流行しており怪談会「百物語」も行われていました。「百物語」とは複数人で集まり、ロウソクを百本、もしくは灯心を百本入れた行灯を用意し、一話語り終えたら一本消しながら怪談を語る会です。百話を語り終え、真っ暗になると怪異が現れるとも伝えられていました。

本展では「百物語」をモチーフに幽霊・妖怪・怪談に関わる作品をご紹介します。さらに怪談では欠かせない要素である「恐怖」にも着目し、恐ろしさを感じさせる作品も合わせて100点紹介します。ぜひゾッとする北斎の絵をご覧になって涼をおとりください。

※展示作品の中には一部凄惨な場面が描かれている作品があります。予めご了承ください。

【⼊館料】 ⼤⼈1200円/⾼校⽣・⼤学⽣500円/⼩中学⽣300円
【開館時間】 9時〜17時(最終⼊館16時半)
【休館⽇】 会期中無休




望月桂 自由を扶くひと

場所:安曇野市美術館  開催期間:2026-07-04〜2026-08-30  お問い合わせ:0263-73-5638


安曇野市美術館 令和8年度
夏の特別展「望月桂 自由を扶くひと」

生涯をかけて自由を追い求めた望月桂(1886-1975)は、日本の現代アートの源流にいる人物の1人です。
 現在の安曇野市明科に生まれた望月は、東京美術学校に進み、荻原守衛(碌山)らに影響を受けました。望月は斬新な未来派の技法で挑発的な絵を描き、「黒耀会」を組織して過激なアンデパンダン展を開催。美術のみならず演劇や音楽なども展開しました。その鮮烈な軌跡は、アートの歴史を書き換え、近代の文学史や社会運動史にも今までにない視覚的イメージを与えるものです。戦後は郷里で農地改革や女子校の美術教育に携わり、また新たな自由を追求しました。
 本展は、2025年に原爆の図丸木美術館(埼玉県)で開催された同名展覧会の凱旋となります。近年ご遺族から安曇野市に寄託いただいた絵画と文書を中心に約140点を紹介します。思想弾圧、そして戦争。先の見えない時代を痛快に生き抜こうと奮闘した望月と仲間たちの精神は、驚きをもって、現代の私たちを取り巻く世界にも風穴を開けてくれるはずです。

会 期:7月4日(土)~8月30日(日) 
休館日:月曜日(但し7/20は開館)、7/21(火)
時 間:9:00~17:00(最終入館16:30) ※7/11(土)、8/11(火・祝)は20:00まで(最終入館19:30)
会 場:安曇野市美術館
入館料:一般520円(410円)、大学高校生310円(200円)※()は20名以上の団体料金、中学生以下無料
主 催:公益財団法人 安曇野文化財団
共 催:安曇野市、安曇野市教育委員会、信濃毎日新聞社
後 援:市民タイムス、NHK長野放送局、あづみ野テレビ、あづみ野エフエム
企画・協力:望月桂調査団(代表:足立元)
画 像:望月桂《反逆性》1920年




宮城壮太郎 語り継ぐデザイン

場所:小海町高原美術館  開催期間:2026-06-13〜2026-08-30


小海町高原美術館では、小海町制70周年を記念し、デザイナー宮城壮太郎の生誕75年、没後15年の展覧会を開催します。
宮城壮太郎は1951年東京に生まれ、74年千葉大学工学部工業意匠学科を卒業、浜野商品研究所に入社、環境計画部ディレクターとして、地域計画から商業施設企画、建築計画、インテリアデザイン、商品企画、プロダクトデザインまで幅広く携わりました。88年宮城デザイン事務所設立、98年には長野県軽井沢町に軽井沢スタジオを開設し、東京と長野県の2カ所を拠点に活動を開始します。企業のデザイン顧問やデザインディレクターとして企業文化の革新に成果をあげ、オフィスや研究所を企業理念と働く人の目線で計画するなどその仕事は拡張していきます。2011年に60歳という若さで逝去されますが、宮城がデザインした製品は今も私たちの生活を豊かにし、デザインとは何かを問い続けています。
本展では、長野県との関りや、パーソナルな部分にもスポットをあて、宮城壮太郎の幅広い仕事と思考を紹介します。




考古企画展Ⅰ 岡谷市史跡指定55周年「スクモ塚古墳」を知る

場所:市立岡谷美術考古館  開催期間:2026-04-29〜2026-07-11


 昭和46(1971)年4月15日に岡谷市指定史跡となった「スクモ塚古墳」は、本年指定55年を迎えます。この指定は、一般市民と研究者が地道な努力による保存活動によって果たされたものです。これを記念して、スクモ塚古墳から出土した土器や鉄剣類を写真パネルとともに展示します。改めてスクモ塚古墳を知り、その重要性を認識するとともに、岡谷市にある貴重な文化財を後世に受け継ごうという意思を感じていただけますと幸いです。




2026年度 特別展「ガレとドーム、アール・ヌーヴォーのガラス 水辺のやすらぎ、海の神秘」

場所:北澤美術館  開催期間:2026-03-14〜2027-03-16  お問い合わせ:0266586000


■展覧会内容

諏訪湖のほとりにたたずむ北澤美術館は、19世紀末アール・ヌーヴォーのガラス工芸家エミール・ガレとドーム兄弟の名作を収蔵する施設として国内外に知られています。
このたび当館では、水にちなむテーマの特別展を開催いたします。

ガラスはしばしば清らかな水にもたとえられます。ガレとドームの作品は美しい花の意匠に目を奪われますが、水にまつわる魅力的な作品が数多くあります。本展ではそうした魅力に注目してみました。
ガレの故郷フランス北東部のロレーヌ地方は森と湖にめぐまれ、人々は狩猟や釣りに親しみ、工芸の題材にもなりました。一方、東洋との貿易で栄えたオランダの海浜風景は、異国情緒を誘うテーマとして古くから陶磁器の絵付けに好まれました。ガレとドームはそうした伝統を背景に、当時ヨーロッパを席捲したジャポニスムの影響を受けながら、新しい芸術「アール・ヌーヴォー」を生み出していったのです。

また、深淵な芸術表現を追求したガレは、当時最先端の学問であった海洋学に興味を抱き、タツノオトシゴやクラゲなどそれまで知られていなかった海の生き物をテーマに、幻想的な世界を表現しています。
色とりどりに輝くガラスの魅力をひと味違った視点で探る展覧会です。


■開催情報
会期:2026年3月14日(土)~2027年3月16日(火)
開館時間:9時~17時 ※最終入館は16:30
会期中の休館日:5/19、9/1、9/30、11/24、12/31、1/1、2/16~25
入館料:大人(高校生以上)1200円/中学生700円/小学生以下無料
団体(15名以上)各入館料より100円引

■会場
北澤美術館 
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
0266-58-6000
https://kitazawa-museum.or.jp

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【関連イベント】
■記念講演会『ガレとドーム、水と風景、自然の美』
講師:池田まゆみ(北澤美術館 主席学芸員)
日時:2026年5月9日(土) 14時~15時
参加費:無料(要入館券)、申込み不要

■学芸員によるギャラリートーク
日時:毎月1回(約40分)
※開催日時は北澤美術館ホームページ、SNSに掲載します
参加費:無料(要入館券)、申込み不要     




私室に飾る 私室を描く

場所:サンリツ服部美術館  開催期間:2026-04-26〜2027-04-11  お問い合わせ:0266-57-3311


サンリツ服部美術館の服部一郎記念室では、1995 年の開館以来、服部一郎(1932 ~ 1987) が収集した
近現代絵画の西洋絵画をご紹介してきました。このたびはそのなかから「私室」をキーワードに作品をご紹介
いたします。
今日、私たちの生活において絵画は私室を彩る身近な存在となっています。しかし、ヨーロッパでは長い間
絵画は誰かに何かを伝えるものという機能が強かったことから、広い空間で大勢が観ることのできる大型の作
品が注文される傾向がありました。その後市民社会の発展とともに、個人宅にも飾りやすい比較的小さな作品
の需要が高まります。近代以降は画家が自らの探究心に従って制作することも増え、題材の準備が容易でじっ
くり取り組むことのできる静物画や、親しい人物をモデルにした作品が以前にも増して制作されました。
本展ではコレクションの作品を、個人宅での鑑賞を念頭に置いた「小型の作品」と、仕事場や私室などの「親
密な空間」を描いた作品の2つの視点でご紹介いたします。これらの作品を通して、皆様の絵画作品との親
密な時間に想いを馳せていただければ幸いです。




花をうたえば 花を愛でる日本の人々

場所:サンリツ服部美術館  開催期間:2026-04-26〜2026-07-12  お問い合わせ:0266-57-3311


季節を象徴する存在であり、美しく儚い姿が移ろいゆく心や人生に例えられることもある花。古くから自然と共存してきた日本の人々の豊かな感性と響き合い、詩歌に詠われ、絵画や工芸品に表されてきました。
本展では「花」をテーマに、サンリツ服部美術館のコレクションのなかから、香り高い梅を称えた和歌を書した平安時代の古筆や箱を覆うように秋草が表された室町時代の蒔絵手箱、色彩豊かに四季の草花を描いた江戸時代の草花図などを展示いたします。日本文化に爛漫に咲き誇る数々の花をご覧いただきながら、心豊かなひとときをお楽しみいただけますと幸いです。




第36回企画展「伊那谷フィルムコミッションのしごと」

場所:伊那市創造館  開催期間:2026-04-11〜2026-10-26  お問い合わせ:伊那市役所 教育委員会 生涯学習課 創造館 電話:0265-72-6220 ファクス:0265-74-6829 メールアドレス:szk@inacity.jp


伊那谷フィルムコミッション(伊那谷FC)は、映画・ドラマ・CM・MVなどの映像作品のロケを支援し、地域の魅力を全国に発信してきました。
本展では、過去に伊那周辺で撮影された数々の作品を紹介します。映画『ステキな金縛り』『ロストケア』、WOWOWドラマ『鵜頭川村事件』『地の塩』、テレビドラマ『ゴーイング マイ ホーム』など、数多くの映像がこの地を舞台に生まれました。
会場では、撮影時の貴重なスチール写真や動画、実際に使用された小道具・衣装などを多数展示。

会 期 令和8年4月11日(土曜)
時 間 午前10時~午後5時(最終入館時間午後4時45分)
会 場 伊那市創造館 2階 企画展示室
休館日 毎週火曜日・9月24日(木曜)
観覧料 無料

美しい伊那谷の風景や人々がどのように作品に映し出されたかを体感できます。




「山の日」制定10年記念【企画展】浅間山をトレース― 島 州一 展

場所:佐久市立近代美術館・油井一二記念館  開催期間:2026-07-18〜2026-08-30  お問い合わせ:佐久市立近代美術館(電話:0267-67-1055)


1993年、東京から長野県小諸市に、翌年長野県東部町(現東御市)に移住した美術家島州一(しまくにいち・1935-2018)は、長野県境に連なる山々の南斜面の集落の中に居を構え、日々生活を重ねていきました。そこから南に広がる大パノラマを眺めると、左後方に噴煙を上げる浅間山がありました。
――私とこの土地を密着させるためのアイコン探しに10年は軽く過ぎたが、探求を続けるうちに浅間山がクローズアップされ私の意識を独占した
そう書いている島は、2007年より自らが日常着用しているシャツをトレースした作品《Tracing-Shirt》の制作を開始しました。
トレースは対象をなぞって写し取る技法ですが、情報過多の時代に対応する手段として1987年から島が行っていた表現手法のひとつでもあります。島は次のように書いています。「有り余る情報を任意にすくい取ってつくり直し、様々な異なる次元の情報を自分の網目でふるい直してパロディ化してみることも出来る。それは第二の自然である。すなわち情報の確認のために対象をつくり直して表現するパロディ用法である。」
この地での定住とこの地の象徴としてとらえた浅間山をモチーフとすることを、同意義的に行おうとしたとき、島のシャツが、トレースという情報確認の表現手法によって浅間山に見立てられ、《Tracing-Shirt》が制作されました。制作が困難になる2017年まで続けられたこのライフワークは、実に236点に及びました。
本展では、東御での晩年の25年で、浅間に魅了され、浅間山のトレースを10年以上も続けた島州一の代表作《Tracing-Shirt》を大々的に紹介します。

【開館時間】 午前10時~午後4時30分

【観覧料(同時開催の展覧会を観覧できます)】
・一般個人600円(一般団体500円)
・学生個人410円(学生団体310円)
●18歳未満(高校生)観覧無料

【休館日】7/21(火)・27(月)・8/3(月)・17(月)・24(月)

後援
公益財団法人全国山の日協議会・佐久ケーブルテレビ・エフエム佐久平・佐久市民新聞・株式会社美術年鑑社・佐久市立近代美術館友の会
協力
ギャラリー1045佐久平(7/19(日)-8/2(日)「島州一展」開催)

掲載写真:島州一《Tracing-Shirt 131》2012




「山の日」制定10年記念【コレクション+】浅間ときどき富士 ―ゆかりの品と山辺の風景

場所:佐久市立近代美術館・油井一二記念館  開催期間:2026-07-18〜2026-08-30  お問い合わせ:佐久市立近代美術館(電話:0267-67-1055)


標高2,568メートルの浅間山は、この地であればどこに身を置いても見ることができます。逆すり鉢状のゆったり構えた姿は、揺るぎのない「静」イメージがあります。しかし活火山である浅間山は近年でも水蒸気噴火を繰り返ており、白く上がる噴煙は地球の脈動を伝えているようで「動」のイメージをあわせもっています。
私たちは、いつの時代からか常に浅間山の姿と噴出す煙を道標として生活していました。それは、大地の痕跡や、先人が紙に託した絵や文字として、記録に残っていますから、この地に暮らす人の形成に影響を与えているに違いありません。
本展では、美術などの文化と浅間山の関係を、当美術館のコレクションや、浅間山の記録などゆかりの品を交えて紹介します。浅間山と、体に刻まれた記憶を呼び覚ましながら、ご観覧ください。

【開館時間】 午前10時~午後4時30分

【観覧料(同時開催の展覧会を観覧できます)】
・一般個人600円(一般団体500円)
・学生個人410円(学生団体310円)
●18歳未満(高校生)観覧無料

【休館日】7/21(火)・27(月)・8/3(月)・17(月)・24(月)

後援
公益財団法人全国山の日協議会・佐久ケーブルテレビ・エフエム佐久平・佐久市民新聞・株式会社美術年鑑社・佐久市立近代美術館友の会

掲載写真:《信濃浅間嶽大焼け絵図》個人蔵(佐久市五郎兵衛記念館寄託)撮影:大木文彦




望月桂 自由を扶くひと

場所:安曇野市美術館  開催期間:2026-07-04〜2026-08-30  お問い合わせ:0263-73-5638


安曇野市美術館 令和8年度
夏の特別展「望月桂 自由を扶くひと」

生涯をかけて自由を追い求めた望月桂(1886-1975)は、日本の現代アートの源流にいる人物の1人です。
 現在の安曇野市明科に生まれた望月は、東京美術学校に進み、荻原守衛(碌山)らに影響を受けました。望月は斬新な未来派の技法で挑発的な絵を描き、「黒耀会」を組織して過激なアンデパンダン展を開催。美術のみならず演劇や音楽なども展開しました。その鮮烈な軌跡は、アートの歴史を書き換え、近代の文学史や社会運動史にも今までにない視覚的イメージを与えるものです。戦後は郷里で農地改革や女子校の美術教育に携わり、また新たな自由を追求しました。
 本展は、2025年に原爆の図丸木美術館(埼玉県)で開催された同名展覧会の凱旋となります。近年ご遺族から安曇野市に寄託いただいた絵画と文書を中心に約140点を紹介します。思想弾圧、そして戦争。先の見えない時代を痛快に生き抜こうと奮闘した望月と仲間たちの精神は、驚きをもって、現代の私たちを取り巻く世界にも風穴を開けてくれるはずです。

会 期:7月4日(土)~8月30日(日) 
休館日:月曜日(但し7/20は開館)、7/21(火)
時 間:9:00~17:00(最終入館16:30) ※7/11(土)、8/11(火・祝)は20:00まで(最終入館19:30)
会 場:安曇野市美術館
入館料:一般520円(410円)、大学高校生310円(200円)※()は20名以上の団体料金、中学生以下無料
主 催:公益財団法人 安曇野文化財団
共 催:安曇野市、安曇野市教育委員会、信濃毎日新聞社
後 援:市民タイムス、NHK長野放送局、あづみ野テレビ、あづみ野エフエム
企画・協力:望月桂調査団(代表:足立元)
画 像:望月桂《反逆性》1920年




宮城壮太郎 語り継ぐデザイン

場所:小海町高原美術館  開催期間:2026-06-13〜2026-08-30


小海町高原美術館では、小海町制70周年を記念し、デザイナー宮城壮太郎の生誕75年、没後15年の展覧会を開催します。
宮城壮太郎は1951年東京に生まれ、74年千葉大学工学部工業意匠学科を卒業、浜野商品研究所に入社、環境計画部ディレクターとして、地域計画から商業施設企画、建築計画、インテリアデザイン、商品企画、プロダクトデザインまで幅広く携わりました。88年宮城デザイン事務所設立、98年には長野県軽井沢町に軽井沢スタジオを開設し、東京と長野県の2カ所を拠点に活動を開始します。企業のデザイン顧問やデザインディレクターとして企業文化の革新に成果をあげ、オフィスや研究所を企業理念と働く人の目線で計画するなどその仕事は拡張していきます。2011年に60歳という若さで逝去されますが、宮城がデザインした製品は今も私たちの生活を豊かにし、デザインとは何かを問い続けています。
本展では、長野県との関りや、パーソナルな部分にもスポットをあて、宮城壮太郎の幅広い仕事と思考を紹介します。




2026年度 特別展「ガレとドーム、アール・ヌーヴォーのガラス 水辺のやすらぎ、海の神秘」

場所:北澤美術館  開催期間:2026-03-14〜2027-03-16  お問い合わせ:0266586000


■展覧会内容

諏訪湖のほとりにたたずむ北澤美術館は、19世紀末アール・ヌーヴォーのガラス工芸家エミール・ガレとドーム兄弟の名作を収蔵する施設として国内外に知られています。
このたび当館では、水にちなむテーマの特別展を開催いたします。

ガラスはしばしば清らかな水にもたとえられます。ガレとドームの作品は美しい花の意匠に目を奪われますが、水にまつわる魅力的な作品が数多くあります。本展ではそうした魅力に注目してみました。
ガレの故郷フランス北東部のロレーヌ地方は森と湖にめぐまれ、人々は狩猟や釣りに親しみ、工芸の題材にもなりました。一方、東洋との貿易で栄えたオランダの海浜風景は、異国情緒を誘うテーマとして古くから陶磁器の絵付けに好まれました。ガレとドームはそうした伝統を背景に、当時ヨーロッパを席捲したジャポニスムの影響を受けながら、新しい芸術「アール・ヌーヴォー」を生み出していったのです。

また、深淵な芸術表現を追求したガレは、当時最先端の学問であった海洋学に興味を抱き、タツノオトシゴやクラゲなどそれまで知られていなかった海の生き物をテーマに、幻想的な世界を表現しています。
色とりどりに輝くガラスの魅力をひと味違った視点で探る展覧会です。


■開催情報
会期:2026年3月14日(土)~2027年3月16日(火)
開館時間:9時~17時 ※最終入館は16:30
会期中の休館日:5/19、9/1、9/30、11/24、12/31、1/1、2/16~25
入館料:大人(高校生以上)1200円/中学生700円/小学生以下無料
団体(15名以上)各入館料より100円引

■会場
北澤美術館 
〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
0266-58-6000
https://kitazawa-museum.or.jp

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【関連イベント】
■記念講演会『ガレとドーム、水と風景、自然の美』
講師:池田まゆみ(北澤美術館 主席学芸員)
日時:2026年5月9日(土) 14時~15時
参加費:無料(要入館券)、申込み不要

■学芸員によるギャラリートーク
日時:毎月1回(約40分)
※開催日時は北澤美術館ホームページ、SNSに掲載します
参加費:無料(要入館券)、申込み不要     




私室に飾る 私室を描く

場所:サンリツ服部美術館  開催期間:2026-04-26〜2027-04-11  お問い合わせ:0266-57-3311


サンリツ服部美術館の服部一郎記念室では、1995 年の開館以来、服部一郎(1932 ~ 1987) が収集した
近現代絵画の西洋絵画をご紹介してきました。このたびはそのなかから「私室」をキーワードに作品をご紹介
いたします。
今日、私たちの生活において絵画は私室を彩る身近な存在となっています。しかし、ヨーロッパでは長い間
絵画は誰かに何かを伝えるものという機能が強かったことから、広い空間で大勢が観ることのできる大型の作
品が注文される傾向がありました。その後市民社会の発展とともに、個人宅にも飾りやすい比較的小さな作品
の需要が高まります。近代以降は画家が自らの探究心に従って制作することも増え、題材の準備が容易でじっ
くり取り組むことのできる静物画や、親しい人物をモデルにした作品が以前にも増して制作されました。
本展ではコレクションの作品を、個人宅での鑑賞を念頭に置いた「小型の作品」と、仕事場や私室などの「親
密な空間」を描いた作品の2つの視点でご紹介いたします。これらの作品を通して、皆様の絵画作品との親
密な時間に想いを馳せていただければ幸いです。




第36回企画展「伊那谷フィルムコミッションのしごと」

場所:伊那市創造館  開催期間:2026-04-11〜2026-10-26  お問い合わせ:伊那市役所 教育委員会 生涯学習課 創造館 電話:0265-72-6220 ファクス:0265-74-6829 メールアドレス:szk@inacity.jp


伊那谷フィルムコミッション(伊那谷FC)は、映画・ドラマ・CM・MVなどの映像作品のロケを支援し、地域の魅力を全国に発信してきました。
本展では、過去に伊那周辺で撮影された数々の作品を紹介します。映画『ステキな金縛り』『ロストケア』、WOWOWドラマ『鵜頭川村事件』『地の塩』、テレビドラマ『ゴーイング マイ ホーム』など、数多くの映像がこの地を舞台に生まれました。
会場では、撮影時の貴重なスチール写真や動画、実際に使用された小道具・衣装などを多数展示。

会 期 令和8年4月11日(土曜)
時 間 午前10時~午後5時(最終入館時間午後4時45分)
会 場 伊那市創造館 2階 企画展示室
休館日 毎週火曜日・9月24日(木曜)
観覧料 無料

美しい伊那谷の風景や人々がどのように作品に映し出されたかを体感できます。