場所:軽井沢絵本の森美術館 開催期間:2025-06-26〜2025-10-06 お問い合わせ:0267483340
【展示内容】
「イソップ童話」は主に、動物たちの掛け合いや行動から、教訓や風刺を伝えるお話です。教育の一環としても読まれてきた一方、登場する動物たちの習性が物語に活かされており、「どうぶつ絵本」としての側面もあります。
例えば「ライオンとネズミ」では、ライオンがネズミを見つけ食べようとしたところ、命ごいをされ、ライオンは見逃します。その後、ライオンが網にかかってしまったとき、ネズミが網をかみちぎって助けてくれます。ここには、ライオンの「大きくて強い、百獣の王」のイメージと、ネズミの「小さくて小回りがきき、強い前歯を持つ」という特徴が反映されています。イソップ童話は、動物のお話としての魅力も持つのです。
本展では、佐久市在住の絵本作家・いまい あやの氏による『イソップ物語 13のおはなし』を中心に、さまざまなどうぶつ絵本の原画を紹介します。絵本に描かれる動物の特徴やキャラクター性をと照らし合わせながら、どうぶつ絵本の世界を楽しんでいただけたら幸いです。
【代表画像キャプション】
いまいあやの「ライオンとネズミ」『イソップ物語 13のおはなし』©2012 Ayano Imai/BL出版