秋冬展「おもちゃたちのクリスマスマーケット」

場所:エルツおもちゃ博物館・軽井沢   開催期間:2022-10-07〜2023-01-09  お問い合わせ:ムーゼの森 TEL.0267-48-3340 info@museen.org

あたたかな光があふれるドイツのクリスマス

 日照時間も短く寒さも厳しいドイツの冬。長く暗い季節の中、人々が心待ちにしているのが「クリスマス」です。ドイツにはクリスマスに関する様々な文化があります。そのうちの1つが、「クリスマスマーケット(Weihnachtsmarkt)」です。
クリスマスマーケットは、クリスマスの準備期間である「アドヴェント(Advent)」の時期に、町の広場で開催されます。大都市では市庁舎や教会の前の広場などで盛大に行われます。グリューワインやソーセージ、ドイツのクリスマスケーキ「シュトレン(Stollen)」を売る屋台など、様々な屋台が立ち並びます。クリスマスツリーの「オーナメント(Baumschmuck)」や「くるみ割り人形(Nussknacker)」、「クリスマスピラミッド(Weihnachtspyramiden)」など木工おもちゃを販売する屋台もあります。クリスマスピラミッドは、ろうそくを灯した状態で窓辺に飾られます。ろうそくを灯すおもちゃのあたたかな光は、人々の心も明るくしてくれるのかもしれません。
 クリスマスマーケット以外にも、クリスマスに家々をまわり聖歌を歌う「聖歌隊(Kurrende)」や「クリスマスプレゼントが2度貰える」、「木の棒を持ったサンタクロースがいる」など、日本では珍しい文化もみられます。
 本展では、クリスマスマーケットにちなんだおもちゃを中心に展示します。クリスマスマーケットの屋台を再現したミニチュアや、シュトレンを抱えたパン屋のパイプ人形などクリスマスマーケットならではのモチーフをご紹介します。また、サンタクロースにまつわる文化や聖歌隊などのクリスマスの慣習も、クリスマスプレゼントにぴったりな木工おもちゃとともに展示します。クリスマスマーケットの雰囲気を味わいながら、お気に入りのおもちゃを見つけていただけたら幸いです。

【見どころ】
〇クリスマスマーケットの屋台を模したミニチュア
〇ドイツのクリスマスの雰囲気を味わえる

クリスマスマーケットの屋台/Gläßer他