場所:長野県立歴史館 開催期間:2026-03-14〜2026-06-14 お問い合わせ:総合情報課 026ー274ー3991

2025年(令和7年)は、終戦から80年の節目の年でした。しかし、終戦記念日として知られる「昭和20年8月15日」以降も、人びとの生活は依然として戦争の影響を強く受け続けました。その一方で、こうした状況のなかから、自由で民主的な新しい社会への扉も開かれていきました。本企画展では、混迷の時代にあって懸命に生きた長野県民の姿を追います。
まず、満洲やブラジルへ移民として渡った長野県出身者の歩みを資料からたどり、日本から遠く離れた地で生きた人びとにとって、終戦がどのような意味を持ったのかを考えます。またGHQによる占領統治下の混乱の様子や、長野県連合青年団の活動、新憲法の公布や普通選挙の実施といった民主化の過程で活躍した女性の姿、さらには浅間山の米軍演習地化反対運動など戦後復興の担い手となった人びとの様子を示す資料を
通じて、長野県民にとって「戦後」とは何であったのかを問い直します。
また、デジタル化した昭和30年代の映像フィルムを放映します。史資料保存の課題について考えるきっかけとなれば幸いです。
戦争を経て新しい時代と向き合いながら、「再出発」へと力強く歩みを進める長野県民の姿を、ぜひご覧ください。
「ゼロ戦スピナー転用バケツ」(当館蔵)