場所:長野県伊那文化会館 開催期間:2026-01-31〜2026-03-01 お問い合わせ:長野県伊那文化会館 木内 TEL.0265-73-8822 inabun@naganobunka.or.jp

1960年代後半、日本社会では制度や価値観への疑問が高まり、美術や芸術の世界でも表現や制度のあり方が大きく揺らぎ始めました。長野県諏訪地域には、絵画や彫刻といった物質的な作品から距離をとり、「ことば」や「行為」を通じて哲学的に社会と向き合おうとする前衛たちが集いました。
当時、下諏訪町には観念美術を提唱していた松澤宥(ゆたか)がおり、全国的にも注目されていました。そのため、これまで彼らの活動は松澤宥を中心に語られてきましたが、本展では、個々の作家やイヴェントに着目し、残された写真や書簡、展覧会資料などを手がかりに、それぞれの表現や関係性を紐解きます。諏訪の豊かな自然と文化に影響を受けて彼らが試みた表現をご覧いただける、貴重な機会となります。
かみ派の「かみ」は紙です。非物質な芸術を目指した彼らは、表現や記録の媒体として「紙」を使いました。「かみ派」という言葉は、当時一部の作家たちの間で使用されていましたが、彼らが名乗ったグループ名ではありません。しかし、歴史として彼らを振り返るときに、その表現や作品の多くを「紙」によってこそ辿ることができます。そこで本展では、彼らの総称として「かみ派」という言葉を用いることにしました。作品に込められた思想や交流の軌跡を感じていただければ幸いです。
つきましては、広く地域の皆様に情報が行き届きますよう貴社媒体を通じてお知らせいただければ幸いです。何卒、よろしくお願い申し上げます。
1 開催会場
長野県伊那文化会館 美術展示ホール
2 会 期
2026(令和 8)年 1月31日(土)~3月1日(日) 休館日 : 2月2, 9, 16日(月)、2月24日(火)
3 入場料
一般500(400)円、大学生・75歳以上300(200)円、高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
4 主催等
主催=長野県伊那文化会館 共催=長野県、長野県教育委員会、伊那市、伊那市教育委員会
共同監修=一般社団法人戦後芸術資料保存 特別協力=一般財団法人松澤宥プサイの部屋
5 関連イベント
「諏訪に集った前衛たち―芦澤泰偉さんに聞く」
■日時 : 2026年2月21日(土)14:30~15:30
■話し手 : 芦澤泰偉(装丁家/出品作家)
■聞き手 : 細谷修平(一般社団法人戦後芸術資料保存/和光大学客員研究員)、木内真由美(長野県伊那文化会館)
■参加方法 : 事前申込不要、参加無料(会場内で開催するため、入場料は必要)