「山笑う~春から初夏にかけての花たち~」

場所:深沢紅子野の花美術館   開催期間:2024-03-16〜2024-06-17  お問い合わせ:0267-45-3662

深沢紅子野の花美術館では、3月16日から6月17日まで、春季展「山笑う〜春から初夏にかけての花たち〜」を開催いたします。深沢紅子が早春から初夏にかけての野の花を描いた水彩画作品を中心に、油彩も含めて約40点を紹介します。夫・深沢省三の浅間山などを描いた作品も展示します。
深沢紅子は、長い画業人生を通じて、「華やかなものより落ちついたもの」を愛し、軽井沢や山中湖、岩手の土地にひっそりと咲く様々な野の花を描き続けました。軽井沢においては、軽井沢高原に咲くマツムシソウやフシグロセンノウなど多くの野の花を愛し、描きました。
深沢紅子は、1903(明治36)年、岩手県盛岡市に生まれました。16歳の時に上京し、女子美術学校(現・女子美術大学)日本画科に入学、のちに洋画科に転科し、岡田三郎助から西洋画を学びました。1923(大正12)年に同郷の画家・深沢省三と結婚。紅子は一水会、女流画家協会などで活躍し、5人の子どもを育てながら、90歳で亡くなるまで創作活動を続けました。
なお、深沢紅子野の花美術館の建物は、1911(明治44)年に旧軽井沢・本通りに軽井沢郵便局として建てられた建物です。深沢紅子は軽井沢で夏を過ごしている間、郵便物を出しにこの建物を度々訪れました。1996(平成8)年に現在地に移築され、2008(平成20)年に国登録有形文化財に登録されています。
深沢紅子とも縁の深い歴史的建造物において、深沢紅子の抒情性あふれる作品世界にふれて、春の訪れをどうぞ感じて下さい。


<美術館の建物>
1911年(明治44)に軽井沢郵便局として旧軽井沢に建てられ、長年、使用されてきた歴史的建造物を移築復元しました。国登録有形文化財に登録。1996(平成8)年、現在地に移築された際、外壁の色は新築当時のミントグリーンに復元されました。


画像:深沢紅子「ワスレナグサ」 水彩 1991年 (軽井沢・深沢紅子野の花美術館蔵)


【休館日・入館料】
会期中無休
開館時間:9:00~17:00
入館料:大人600円 小中学生300円 


【アクセス】
JR北陸新幹線・しなの鉄道「軽井沢駅」下車、タクシー約10分、または、しなの鉄道「中軽井沢駅」下車、タクシー約7分
上信越自動車道・碓氷軽井沢ICより車で約15分
<急行塩沢湖線>「軽井沢駅北口バスターミナル④番」→「塩沢湖」下車(有料420円)、徒歩5分
<町内循環バス東・南廻り線>通年「軽井沢駅北口バスターミナル①番」→「塩沢湖」下車(有料100円)、徒歩5分


深沢紅子野の花美術館
長野県北佐久郡軽井沢町長倉217 軽井沢タリアセン内(※軽井沢タリアセンに入園しなくても直接入館できます。)
電話0267―45―3662
FAX0267―45―6466
http://taliesin@karuizawataliesin.com