秋季企画展「荻原恒夫 展 天へと向かう大地、その造形と空間」

場所:山ノ内町立志賀高原ロマン美術館   開催期間:2022-11-05〜2023-01-15  お問い合わせ:0269-33-8855

2022年度 秋季企画展
志賀高原ロマン美術館 開館25周年記念展

荻原 恒夫 展 天へと向かう大地、その造形と空間

 志賀高原ロマン美術館開館25周年を記念して、2022年秋季企画展では陶芸家 荻原 恒夫の展覧会を開催致します。長野県小諸市出身の荻原 恒夫は、1972年より作陶をはじめ、今年で陶歴50周年を迎えました。現在では2003年より上高井郡高山村に開かれた半地下式穴窯『赤和窯』を制作の拠点としています。そこで、志野、瀬戸黒の釉薬表現にはじまり、素地の土そのものの表情を生かした焼き締めを中心に取り組み、常に新しい造形に挑み続けています。また、かつて高山村の地で焼かれていたとされる、藤沢焼(染付磁器)復元へ向けた動きや、須坂陶芸教室の主宰など、地域における陶芸の保存と普及を勢力的に担ってきました。

 この度の展覧会においては、荻原 恒夫の想いを具現化したとも言える土の造形、それぞれのシリーズに込められた概念に踏み込みます。技術と偶然性、安定と挑戦、静と動という対極の存在感を感じさせる荻原の作陶は、生命の躍動を表し、流動的かつ有機的な象形として生み出されます。大地から生まれた土の作品は、空間との呼応によりその物質性を際立たせ、繊細な表情を露わにします。個としての陶芸、シリーズとしての概念、そしてそれらを内包する空間芸術としての展示を、建築家・黒川 紀章が手掛けた志賀高原ロマン美術館の特異な建築空間内において存在させ、融合させることで紹介していきます。大地より立ち上がり、空を目指し、少しずつ空に伸びていくかのような陶造形の進化を経て、やがてその全てが浮かびあがり天体を形成するまでの様をご覧いただきたいと考えます。

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会  期 ○ 2022年11月5日(土)〜2023年1月15日(日)
     ※ 1月1日(日)は休館
開館時間 ○ 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休 館 日○ 木曜日
入 場 料○ 大人 : 500円/小中生 : 300円
主   催 ○ 山ノ内町立志賀高原ロマン美術館

後   援 ○ JR東日本長野支社 長野電鉄(株) 信濃毎日新聞社 SBC信越放送 NBS長野放送 TSBテレビ信州 abn長野朝日放送 北信ローカル・りふれ テレビ北信ケーブルビジョン(株)山ノ内町観光連盟 志賀高原観光協会 北志賀高原観光協会 (一財)和合会 志賀高原リゾート開発(株)