美術館のある街・記憶・風景 日常記憶地図で見る50年

場所:長野県立美術館   お問い合わせ:長野県立美術館 広報・マーケティング室 

新美術館では、「交流スペース」の西側に「オープンギャラリー」という小さなスペースを設けました。初回の展覧会となる本展では、当館が建つ善光寺周辺の歴史ある街や、この地域に暮らす人々と当館のこれまでの関係性をみつめなおすため、人々の日常生活や 場所にまつわる記憶についてインタビューし、その土地の特性や歴史を見出すことを試みるメソッド「日常記憶地図」を各地で展開するサトウアヤコを 迎えました。
人の記憶を通して街を見ることによって、今まで 気づかなかった街のさまざまな一面を発見し、あなたなりのこの街の姿を心の中に浮かび上がらせることができるでしょう。
(※日常記憶地図・・・2013年にサトウアヤコが考案した、地図を使って個人的な記憶を想起させるメソッド。地図に「よく行く場所/道」をなぞり描きしてもらい、その理由や習慣を一つずつ聞くことで、サトウが「弱い記憶」と呼ぶ、無意識に近い場所にまつわる記憶やエピソードを取り出すもの。あわせて、愛着のある場所や当時のその人の世界の範囲も問いかける。)