「四季派の詩人たち~立原道造を中心に~」

場所:軽井沢高原文庫   開催期間:2019-10-10〜2019-11-30  お問い合わせ:TEL0267-45-1175

雑誌「四季」(第一次~第三次)に集った多くの詩人・作家たちとその作品を総合的に紹介します。とりわけ今年が没後80年を迎える立原道造の著作、詩稿、パステル画、建築スケッチ、建築模型などを展示しています。1930~1950年代における「四季」の豊穣な文学世界を、浅間山麓の自然の中でお愉しみください。

第1次『四季』は、堀辰雄の個人編集で1933年5月~7月まで、全2冊、季刊発行されました。第2次『四季』は、堀辰雄、三好達治、丸山薫の三人により創刊され、1934年10月~1944年6月まで、全81冊、月刊発行されました。1930~40年代の重苦しい時代のもとで、芸術の純粋性を守りました。第3次『四季』(1946年8月~47年12月、全5冊)は、戦後、堀辰雄一人による編集で始まりましたが、病により中絶しました。

立原道造(たちはら・みちぞう) 
大正3年-昭和14年(1914-1939)詩人・建築家。東京れ。東大建築学科卒。20歳の夏、初めて軽井沢町追分を訪れる。中学からの先輩・堀辰雄が編集する詩誌「四季」2号に「村ぐらし」を発表、以後、同誌を主な作品発表の場とする。著作は詩集「萱草に寄す」「暁と夕の詩」翻訳「林檎みのる頃」。卒業設計「浅間山麓に位する芸術家コロニイの建築群」等も残す。
    
*写真は「立原道造、銀座ニュートーキョーで、1938年春」

イベント
●2019文学散歩②「晩秋の信濃追分を歩く~追分ゆかりの文学者たち編~」
10月26日(土)13:00~14:30
信濃追分(旧追分宿周辺)に点在する文学ゆかりの場所、文学者ゆかりの別荘等を学芸員がご案内します。
料金:一般1000円、友の会会員800円  
定員:15名 ※要予約 
案内:当館学芸員追分・浅間神社前駐車場に13:00集合
〇イベントのご予約は、次のEメール、FAX、電話にてお受けいたします。
ご予約
E-mail:kogenbunko@yahoo.co.jp
FAX:0267-45-6626  TEL:0267-45-1175

軽井沢高原文庫 
THE LITERARY MUSEUM OF KARUIZAWA
料金:大人700円、小中学生300円
(入館料には堀辰雄1412番山荘、有島武郎別荘「浄月庵」、野上弥生子書斎の見学も含まれています。) 
長野県北佐久郡軽井沢町長倉202-3 TEL0267-45-1175
http://kogenbunko.jp