いせひでこ絵本原画展~パリ青春彷徨、絵描きへの序章~そしていま

場所:絵本美術館&コテージ森のおうち   開催期間:2019-07-05〜2019-10-01  お問い合わせ:絵本美術館 森のおうち TEL0263-83-5670

絵本作家・いせひでこは、日常生活や旅先で魅了されたことを丁寧に取材して深める中で「物語が熟す」ことで、一冊の絵本を生み出す制作をしています。その制作手法は、いせが20才の時にパリで過ごした体験が原点であるといっても過言ではありません。
昨年、いせは、人気作家・原田マハのパリを舞台にした連載小説『美しき愚かものたちのタブロー』の挿絵を、42回に渡り描いて来ました。小説『美しき愚かものたちのタブロー』は、国立西洋美術館開館60周年に合わせて刊行された、国立西洋美術館の礎“松方コレクション”の奇跡を描く感動作です。この挿絵を描くためパリを巡ったことが、画家の20才の記憶も呼び覚まし、自身の創作を振り返り、今を見つめるきっかけとなり、この度42枚の挿絵やこれまでの作品をまとめた画集を発刊するに至りました。
この夏は画集に納められた画家の原点からこれまでのパリを舞台にした作品を展示すると共に、これからの未来をみつめた新作タブローもご覧頂きます。

期間中、7月27日には「いせひでこ・原田マハ対談」、8月31日には柳田邦男講演&いせひでこギャラリートーク(両イベント要予約)を予定。

【展示作品】
・絵本『にいさん』(偕成社)原画<全点>
・「美しき愚かものたちのタブロー」(原田マハ/作、週刊文春)挿絵<全点>
・画集「旅する絵描き~タブローの向こうへ」表紙用タブロー
・原田マハ単行本表紙絵タブロー
・20歳(はたち)の素描、習作
・タブロー「麦畑の自画像」
・他