収蔵作品展Ⅲ 「増沢荘一郎とその同志」

場所:市立岡谷美術考古館   開催期間:2018-01-14〜2018-03-04  お問い合わせ:市立岡谷美術考古館 TEL 0266-22-5854 FAX 0266-22-5856

増沢荘一郎は、戦後、武井武雄が立ち上げた双燈社※で版画を学び、学校教育や社会教育にも版画を取り入れ、大人から子どもまで版画に親しむ気風を盛り上げました。本展では、増沢とともに地域の版画界の発展に寄与した武井吉太郎と小口作太郎の作品も展示し、「版画のまち」岡谷の軌跡を振り返ります。
また、増沢が中心となって創立した「信濃刀画の会」作品展、および、第25回岡谷市内小学校児童版画展も同時開催いたします。

※ 双燈社とは、戦後まもなく、岡谷に帰郷していた武井武雄が、すさんだ人々の生活を明るくしようと、西堀地区の人々とともに結成した文化団体です。その版画部会では武雄が講師となり、武井吉太郎や小口作太郎、増沢荘一郎など多くの版画作家を育てました。月に1回、例会を行い、毎回異なるテーマでハガキ大の作品集を作りました。テーマは花、諏訪風物、人物、冬のスポーツなど、年賀状のほかにもさまざまな作品集が残されています。